ヘッダー画像

フィンランドの淡水生物に対するERICAアセスメントツールの適用

タイトル:フィンランドの淡水生物に対するERICAアセスメントツールの適用

著者:V. ヴェティッコ、R. サクセン

典拠:環境放射能誌、2010年1月、101巻、1号、82‐7頁。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.jenvrad.2009.09.001

キーワード:水生植物、アセスメント、線量率、ERICA、魚、淡水生物相、放射能

概要:近年、線量評価および汚染物質のイオン化の生物相に対するリスク評価への国際的関心が高まってきている。本研究においては、EC第6フレームワークプログラム内で開発された ERICA ツールによって、主にチェルノブイリ由来のセシウム137、セシウム134、ストロンチウム90といった放射性核種による被ばくの結果生じた、フィンランドの淡水生態系の生物相に対する付加線量率を推定した。セシウム137の沈着率の高い地域にある選ばれた3つの湖における魚、水生植物、湖水および堆積物中で測定された放射能濃度からなるデータセットが評価に適用された。調査されたほとんどの種の線量率は10 μGy h−1のスクリーニングレベルを明らかに下回っており、これらの種に対してチェルノブイリの放射性降下物の有意な影響がないことを示した。しかし、この評価に基づいて、沈殿物の上または中にいる特定の種に対するより高い線量率の可能性を除外することはできない。

URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X0900215X

前後へのリンク

コメント




▲ページの先頭へ戻る