チェルノブイリ周辺におけるエアロゾルの移行:長期データおよびモデリング
タイトル:チェルノブイリ周辺におけるエアロゾルの移行:長期データおよびモデリング
著者:羽田野Y., 羽田野N., 天野H., 上野T., スホルチキンA. K., カザコフS. V.
典拠:大気環境、32(14-15)、2587-2594頁、1998年8月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S1352-2310(97)00511-6
キーワード:大気汚染、チェルノブイリ、エアロゾルの移行、フラクタル、再懸濁
概要:汚染地域からの浮遊粒子は周辺住民への長期的な健康被害をもたらす可能性がある。しかしエアロゾル移行の長期予測が成功したことはなかった。本論では、最近提案されたモデル(http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1352231097005116#BIB9, 羽田野、羽田野、1997年、大気環境、31、2297–2303頁)がチェルノブイリ付近で十年間に渡って測定されたエアロゾル濃度データの再生に成功したことを紹介する。再懸濁のファクターの時間依存性も極めて正確に再現された。我々の理論式をデータに当てはめるにおいては、事故からの核種の放出量および除去プロセスに関する重要な情報を提供してくれるフィッティングパラメータ値を入手した。事故後2200日間測定すれば、10年後の空気中の濃度を予測するのに十分であることを、我々は示した。
URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1352231097005116
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