福島事故後のブラチスラバ(スロバキア)におけるエアロゾルの放射能記録―グローバルフォールアウトとチェルノブイリ事故との比較
タイトル:福島事故後のブラチスラバ(スロバキア)におけるエアロゾルの放射能記録―グローバルフォールアウトとチェルノブイリ事故との比較
著者:ポヴィネックP. P., シコラI., ホーリーK., ゲラM., コヴァチクA., ブレスチャコヴァL.
典拠:環境放射能ジャーナル、114、81-88頁、2012年12月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.jenvrad.2012.05.008
キーワード:大気放射能、エアロゾル、グローバルフォールアウト、放射性核種、福島事故
概要:福島事故後のブラチスラバのエアロゾル中の放射能測定の結果、ヨウ素131、セシウム137の活動比によって示されるように、少なくとも3つの放射性プルームがブラチスラバに到着したことが分かった。ブラチスラバ局で使用可能なチェルノブイリの結果と比較すると、福島の放射性核種レベルはヨウ素131およびセシウム137の最大値がそれぞれ0.5および0.07mBq/mとほぼ5桁低い。ヨウ素131およびセシウム137に対するベリリウム7のエアロゾルの放射能記録によれば、ヨウ素131とセシウム137の放射能濃度の増加はベリリウム7の増加を伴っており、双方の放射性核種の水平および垂直移送が観測された放射性核種濃度の原因であったことが示めされている。また他の研究者が報告しているようにセシウム134とセシウム137の放射能比は1に近かった。
URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X12001221
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