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かつての放射性地域における農業の回復:Ⅰ.チェルノブイリの修復エリアで収穫された成熟した亜麻の種子の高分解能の定量的タンパク質マップの作成

タイトル:かつての放射性地域における農業の回復:Ⅰ.チェルノブイリの修復エリアで収穫された成熟した亜麻の種子の高分解能の定量的タンパク質マップの作成

著者:クルビコヴァK., ベルチャックM., ダンチェンコM., スクルテティL., ラシィドフN. M., ベレジナV. V., ミエルニクJ. A., ハイダッチM.

典拠:植物化学、72(10)、1308-1315頁、2011年7月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.phytochem.2010.11.010

キーワード:

概要:ここ数年、農業の目的のために、汚染された地域の改善傾向が強まっている。本研究は、かつて放射能で汚染された地域で栽培された作物植物の包括的、長期的な特性評価の一部である。第一段階として、チェルノブイリにおける修復された場所で成熟した亜麻(Linum usitatissimum L.)の種子から分離したタンパク質の定量的マップを作成した。亜麻を選択したのは、それが分子リソースが相対的に不足しているにも拘らず、経済的、歴史的に重要な作物であるためである。我々は、高解像度の種子プロテオームマップを作成するために2次元電気泳動に続きタンデム質量分析を用いた。このアプローチによって318個のタンパク質スポットのための定量的な情報が得られた。亜麻のゲノム配列のリソースはきわめて限られており、非常に大きなスポットを含有するものを含む分析対象のタンパク質の38%に「機能不明」という注釈がついた。種子貯蔵タンパク質に加え、我々はその多くが確実に中央代謝に関与している82のタンパク質を同定することができた。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0031942210004310

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