ヨーロッパにおける子どもと青年のがん:20年にわたる発展と将来への挑戦
タイトル:ヨーロッパにおける子どもと青年のがん:20年にわたる発展と将来への挑戦
著者:プリチャード·ジョーンズK., カッチェP., ステリアロヴァ・フーシェE., スティラーC. A., コーベルクJ.W.W.
典拠:ヨーロッパがんジャーナル、42(13)、2183-2190頁、2006年9月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.ejca.2006.06.006
キーワード:がん、子ども、青年、ヨーロッパ、レジストリ。データ品質。公衆衛生
概要:本特集には、1978-1997年の期間に渡るヨーロッパにおける小児および青年の間のがんの発生率と生存の集団ベース分析を取り上げた18の論文が掲載されている。それらの分析は、ヨーロッパの19の国々における62の集団ベースのがん登録の共同作業によって設立されたACCIS(小児がん自動化情報システム)プロジェクトの大規模なデータベースから導かれたものである。8万8,465人の子ども、および1万5,369人の青年(15-19歳)のがんのデータが各種の分析に含まれ、年代別グループにおけるがんに関する世界最大のデータベースを作っている。国家的データが、全てのがんの腫瘍タイプによる発生率と生存率について、双方の経時的傾向も含め、比較を可能にするためにヨーロッパの5つの地域に分類されている。本概論では複数の登録データの比較に焦点が当てられ、その潜在的な交絡因子が取り上げられている。子どもと青年における、全てではないが、多くのがんの年齢標準化された年間発生率がはっきりと示されている。大部分の腫瘍タイプの生存率には地理的な違いがある。子どもおよび青年においてほとんど全てのタイプのがんの生存率が増加している。子どもと青年のがんの病因と治療手当に関するこれらの発見が持つ意味について論じられている。
URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0959804906004850
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