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カテゴリー「汚染と除染」

チェルノブイリ事故の影響:20年が経過して(2005年に行われたIAEAの国際会議より)

 

著者:M.I.バロノフ

典拠:雑誌“放射能と危険性”、2006

ISSN:0131-3878

キーワード:放射能レベル、放射能生態学、社会、医学

概要:2005年に開催されたチェルノブイリ・フォーラムは、最も重大な問題は、社会的・経済的な問題と、それに関連して発生する人々や作業員の心理的な問題であるとの定義を設けた。広島・長崎に比べればチェルノブイリ事故が人体に与えた影響は少ない。チェルノブイリ事故は、放射能技術、安全性、放射線生態学、放射線医学、放射線防護と社会科学の向上に多大な貢献をした。

URL: http://elibrary.ru/item.asp?id=11730468

農作物をセシウム137汚染から保護するシステム:ポストチェルノブイリ期における、システムの効能の変化

 

著者:A.V.パノフ、R.M.アレクサーキン、A.A.ムザレフスカヤ

典拠:雑誌“放射能生物学、放射能生態学”、2011

ISSN: 0869-8031

DOI: 10.1134/S0869803111010140

キーワード:ブリャンスク地方、セシウム137の移動、農作物の保護、事故後20年経過

概要:農作物保護システムの効能性について。ポスト・チェルノブイリ期を3段階に分けて分析。放射性降下物の影響を緩和させるメソッド。安全基準値内の作物の栽培を可能にする土壌汚染の上限を記述。

URL: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21520624

オジョルスク(チェリャビンスク地方)の土壌表面における放射能の現状

 

著者:N.E.コシェリェヴァ、I.V.ティモフェイェヴァ、V.I.ヴェリチキン、N.S.カシモフ、N.V.クズメンコヴァ

典拠:雑誌“エンジニアリング調査”、2012

ISSN:1997-8650

キーワード:都市部の土壌、変則、機能ゾーン、地球化学的マップ、蓄積要因

概要:137Cs, 40K, 226Ra, 232Thの拡散の分布。2010年の研究。蓄積の人工的・自然的要因。セシウム137と他の放射性核種の汚染の比較。ロシアの基準値との照合。

URL: http://elibrary.ru/item.asp?id=17662120

洪水が森林におけるセシウム137とストロンチウム90の拡散に与える影響

 

著者:T.V.ペレヴォロツカヤ、I.M.ブラヴィク、A.N.ペレヴォロツキー

典拠:雑誌“放射能生物学、放射能生態学”、2009

ISSN:0869-8031

DOI: 10.1134/S0869803109030059

キーワード:セシウム137、ストロンチウム90、洪水、集合体

概要:異なる地下水資源を持つ土壌に生息するブナ、松、シデにおけるセシウム137ストロンチウム90の分布。実験結果:セシウム137とストロンチウム90の垂直運動は土壌の地下水のレベルに影響される。地下水が土壌の表面に近ければ近いほど放射性核種の含有量は少ない。地下水と地上の植物集合体の関係。

URL: http://elibrary.ru/item.asp?id=12450575

深水湖のセシウム137:水体の汚染と洗浄(英訳あり)

 

著者:N.A.バクノフ、D.Yu.ボリシヤノフ、A.S.マカロフ

典拠:雑誌“水資源”、2008

ISSN:0097-8078

DOI: 10.1134/S0097807808060055

キーワード:セシウム137、水体、深水湖

概要:水底による放射性核種の吸収モデルは、水循環が遅い深水湖(湖全体の水循環が10年超)に適用できる。深水湖からの河川の低流出は洗浄効果がない:水底によるセシウム137の吸収力の方が強い。北極圏内のある深水湖のセシウム汚染の過程を再構築。

URL: http://link.springer.com/article/10.1134%2FS0097807808060055#

セシウム137とストロンチウム90によって汚染された牧草地の改善に使用された、有機肥料のタイプと使用料-農業的・放射線学的評価

 

著者:A.G.ポドリャク、I.M.ボグデヴィチ、S.F.ティモフェイェフ、N.V.グレベンシコヴァ

典拠:雑誌“放射能生物学、放射能生態学”、2007

ISSN:0869-8031

DOI: 10.1134/S086980310704008X 

キーワード:有機肥料、土壌、除染

概要:有機肥料(泥炭、腐泥、糞、torfonavozny等)の使用の経済的・放射能生物学的・農業的評価。長期にわたる研究。

URL: http://elibrary.ru/item.asp?id=9534733

チェルノブイリゾーンの植物に見られる遺伝子の異変

 

著者:V.I.アブラモフ、A.V.ルバノヴィチ、V.A.シェフチェンコ、V.V.シェフチェンコ、L.I.グリニヒ

典拠:雑誌“放射能生物学、放射能生態学”、2006

ISSN:0869-8031

DOI: 582:539.1.04 [577 21+575]

キーワード:植物、シロイヌナズナ、葉緑素

概要:チェルノブイリ30キロ圏内におけるシロイヌナズナ(arabidopsis populations)属の研究。1986~1992年。葉緑素の突然変異と胚の致死確率のモニタリング。変異と被曝線量の関係。1987年には既にフタマタタンポポ(crepis tectorum)に核型の変異が確認された。

URL: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16869157

区域・類型の分類による、汚染地域の多様な森林管理システム

 

著者:K.E.ムハメドシン、V.K.ベズグロフ、G.V.スニトキン

典拠:モスクワ国立森林大学の会報、2001

ISSN:1727-3749

キーワード:区域・類型システム、森林管理

URL: http://elibrary.ru/item.asp?id=9308392

チェルノブイリ原発の破損した発電装置から放出されたエアロゾル 1986年と2003~2005年(英訳あり)

 

著者:B.I.オゴロドニコフ、A.K.ブディカ、E.M.パズヒン、V.A.クラスノフ

典拠:雑誌“原子力”、2006

ISSN:1063-4258

DOI: 10.1007/s10512-006-0081-9

キーワード:エアロゾル拡散、汚染、137cs, 134cs, 141, 144ce, 95zr

概要:β放出し放射性核種を拡散させるエアロゾルの研究。1986年8~10月の研究結果:地上10~50メートル≒1 kBq/m3。上空との比較。放射性物質含有量と気温の関係。2003~2005年:1986年に比べて10~100分の1に減少←95Zr, 95Nb, 103,106Ru, 134Cs, 141,144Ce等の半減期達成が原因。セシウム137の濃度はあまり変化が無かった:1986年に建設された防護壁は効果が低かった…

URL: http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs10512-006-0081-9#

放射能照射がヨーロッパ赤松に与える遺伝的影響

著者:M.V.オフィセロフ、E.V.イゴニナ

典拠:雑誌“遺伝学”、2009

ISSN: 1022-7954

DOI: 10.1134/S1022795409020082

キーワード:ヨーロッパ赤松、遺伝子

概要:チェルノブイリ事故後、2004年に最初のポストメルトダウン世代の木から採取した種子からは、アイソザイム遺伝子の変異は検出されなかった。この種子から成長した木の苗の根の分裂組織における染色体異常は正常なレベルの範囲であった。ヘテロ接合の木から得られる種子の胚乳に、いくつかのアイソザイム対立遺伝子における変則が観察された。

URL: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19334615

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