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カテゴリー「生態・環境」

原子力発電炉の安全性

タイトル:原子力発電炉の安全性

典拠:世界原子力協会 (WNA)、2013年5月31日更新。

キーワード:安全、発電用原子炉、世界原子力協会(WNA)

概要:当初より、原子力発電による核臨界および放射性物質の放出双方の潜在的危険性に対しては高い意識があった。

・他の産業と同様、原子力発電所の設計および操作においては事故の可能性を最小限にし、発生した場合は人間への大きな被害を避けることを目指した。
・人間による原子力発電の歴史の中で、スリーマイル島、チェルノブイリと福島の三つの大きな原子炉事故があった。一つ目は誰も被害に巻き込まれることはなく、二つ目は封じ込める手段の無い大火に巻き込まれ、三つ目はいくらかの放射能の放出を許しながらも厳しく封じ込める試みがなされた。
・これらは、32か国で商業用原子力発電運転されている累積で年間14,500以上の原子炉で起こった唯一の主要な事故である。
・西側諸国の原子力発電所からのリスクは、事故やテロ攻撃の影響から見れば、他の一般的認識されているリスクと比較して最小であり、原子力発電所は非常に堅牢といえる。

URL:http://www.world-nuclear.org/info/Safety-and-Security/Safety-of-Plants/Safety-of-Nuclear-Power-Reactors/#.UeyZ-dlLPSh

チェルノブイリ事故とその修復の環境への影響:20年の経験。チェルノブイリ・フォーラム「環境」専門家グループの報告

タイトル:チェルノブイリ事故とその修復の環境への影響:20年の経験。チェルノブイリ・フォーラム「環境」専門家グループの報告

典拠:International Atomic Energy Agency, Division of Radiation, Transport and Waste Safety、ウィーン(オーストリア)、2006年。

キーボード:環境への影響、環境保護、国際協力

概要:本報告では、チェルノブイリ事故の環境への影響に関するチェルノブイリ・フォーラムの調査結果の報告と提言を行う。チェルノブイリ事故の健康への影響に関する本フォーラムの報告はWHOによって公表されている。「環境」専門家グループは米国のL.アンスポーが議長を務めた。本報告を担当するIAEAテクニカル・オフィサーはIAEAの放射線、輸送及び廃棄物の安全性本部のM.バラノフである。

URL:http://www-pub.iaea.org/MTCD/publications/PDF/Pub1239_web.pdf

ヨーロッパにおける健康への影響の包括的評価-チェルノブイリから20年

Title: A COMPREHENSIVE EVALUATION OF HEALTH EFFECTS IN EUROPE– TWO DECADES AFTER CHERNOBYL

Author: Seidel C., Maringer F.J., Bossew P

Reference: Proceedings series, Mar 2008, 260 p, IAEA, Vienna (Austria), International conference on Chernobyl: Looking back to go forward, Vienna (Austria), 6-7 Sep 2005

Keywords: Chernobyl, environmental contamination, radioactivity, radiation activity, radiation exposure, health consequences, cancer

Abstract: This report sums up radioactive environmental contamination due to the Chernobyl accident in 1986 in various regions all over Europe (Ukraine, Belarus, Russia, Sweden, Austria and Greece). Most of the radionuclides released with the reactor accident possess short-lives (e.g. 131I) of a few hours or several days and weeks or were deposed in low quantities (e.g. 90Sr). So the main focus was put on 137Cs, because this radionuclide has a long half-life (30 a), is measurable till this day and gives a presentable view of radiation exposure in contaminated regions. The decrease of 137Cs activity concentrations in soil, surface water, foodstuffs and air was shown in the course of time. The comparison of radioactive environmental contamination shows, that the 137Cs-activity concentration in nearly all media has decreased faster than the physical half-life. Part of this elaboration was also to describe the contribution of the reactor accident to the radiation exposure of selected population groups in the last 20 years. The second part of the report follows a valuation of European studies, which are linked to late health effects of the Chernobyl accident specially thyroid cancer, leukemia and other solid tumors. These studies has been discussed and evaluated. Only in countries with the highest impact like Ukraine, Belarus and Russia, an increased number of infant thyroid cancer has been observed but up to now no increases in leukemia or malignant deceases in this or other European countries can be detected

URL: http://www.colloquium.fr/06IRPA/CDROM/docs/P-040.pdf

ペトカウ効果:人間と環境への低レベル放射能の脅威

著者:R.グロイブ

典拠:あけび書房、2011

チェルノブイリ放射線量。第2巻。ランドサット画像にみるチェルノブイリ周辺の針葉樹ストレス

タイトル:チェルノブイリ放射線量。第2巻。ランドサット画像にみるチェルノブイリ周辺の針葉樹ストレス

著者:マクレランG. E., ヘメルT. H., デウィットR. N.

典拠:Technical rept.、29 Sep 87-28 Feb 92。

キーワード:ランドサットテーマ別マッパー、森林被害、針葉樹ストレス

概要:本巻では、チェルノブイリ原発周辺地域のランドサットテーマ別マッパーのイメージを提示し、1986年4月26日の原子炉爆発や放射性物質放出に起因する針葉樹林の応力の空間的広がりと時間進行の定量的な推定値を導き出す。事故前と事故後の画像間変化検出は目に見える形で針葉樹林の分光反射率のリモートセンシングを説得力をもって示し、適度な空間分解能(30メートル)の赤外線波長によって林冠に大きな放射線量の影響
が検出されることが期待される。本調査開始時においては、地域的な事故誘発性放射線レベルに関するソ連からの直接データが限られており、衛星データが代替情報となった。旧ソ連との情報交換は飛躍的に向上したとはいえ、自然環境において放射線曝露されたマツの大規模なスペクトル応答測定の実現可能性を証明した点において、本調査結果は重要である。第1巻では、本巻で再調査された画像からの放射線量の導出を提示し、被害を受けた樹木の分光反射率の変化を線量および時間の関数として説明し、これらの結果の軍事的運用の影響について議論した…チェルノブイリ、森林被害、ランドサット、変化検出、針葉樹ストレス。

URL:http://www.dtic.mil/dtic/tr/fulltext/u2/a259085.pdf
http://www.stormingmedia.us/58/5809/A580952.html

二つの森の物語:チェルノブイリとフクシマのポスト核放射線に迫る

Title: A tale of two forests: addressing postnuclear radiation at Chernobyl and Fukushima

Author: Winifred A. Bird and Jane Braxton Little

Reference: Environ Health Perspect. 2013 March; 121(3): a78–a85.

DOI: 10.1289/ehp.121-a78

Keywords: forest, Fukushima, Chernobyl

Abstract: To report this story, Jane Braxton Little traveled to Chernobyl, and Winifred A. Bird made numerous trips to the Fukushima area. For Little, whose Harvard MA is in Japanese cultural history, it was the Fukushima accident that sparked her interest in how radiation affects ecosystems and led to her first visit to Ukraine. Bird has been living in Japan and writing about natural resource issues since 2005; in July 2011 she reported for EHP on chemical contamination following the Tohoku tsunami and earthquake. Seeing the effects of the accidents firsthand and interviewing residents and cleanup workers on the ground deepened the partners’ understanding of the management issues and the underlying science.

URL: http://europepmc.org/articles/PMC3621180?pdf=render

アドリア海のピルチャードにおける放射性セシウムの放射能濃度のポスト・チェルノブイリ調査

タイトル:アドリア海のピルチャードにおける放射性セシウムの放射能濃度のポスト・チェルノブイリ調査

著者:フラニッチZ., ペトリネッチB., ブラニカG., マロヴィッチG., クベルカD., フラニッチZ.

典拠:Radiat Prot Dosimetry、2012年、151(2)、314-322頁。

DOI: 10.1093/rpd/ncs012

キーワード:セシウム134、セシウム137、アドリア海

概要:ポスト・チェルノブイリ期(1986‐2009年)のアドリア海のプリチャードにおける放射性セシウムの放射能濃度の調査報告である。チェルノブイリ以前の期間と比較すると、チェルノブイリ原発事故によってプリチャードにおけるセシウム137の放射能濃度は増加した。測定されたセシウム137の放射能濃度を理論曲線に適合させることにより、1986年から1990年は1.5±0.4 y、1991年から2009年は5.8±0.4 Yと推定され、プリチャード中のセシウム137の生態学的半減期に二峰性の挙動が観察された。消費によってクロアチア人口の成人メンバーがセシウム134とセシウム137の摂取によって受けた推定年間実効線量は少なかった。1986年-2009期間の集団線量は4.9+0.3人・Svだった。プリチャードにおいて観測されたセシウム134/セシウム137活性比は、他の環境サンプル内で見られたものと類似していた。プリチャードの濃縮係数はおおよそ93.7±39.2 l kg−1であると推定されたが、それは他の場所で観察された値と一致している。

URL:http://rpd.oxfordjournals.org/content/151/2/314.full.pdf+html

チェルノブイリ原発事故の被害~チェルノブイリ原発事故の放射能汚染の被害を受けたベラルーシの53地区

 

タイトル:チェルノブイリ原発事故の被害~チェルノブイリ原発事故の放射能汚染の被害を受けたベラルーシの53地区

著者: チェルノブイリ原発事故問題ロシア・ベラルーシ情報センター・ベラルーシ支部

典拠:「故郷の再生」

doi:

キーワード:

概要:-生態学的被害

-医学的被害 ヨウ素131汚染地域と甲状腺癌のケースを比較すると、ベラルーシのほぼ全住民が実際被害を受けていることが証明される。・・・

-社会経済的損害

URL: http://www.rbic.by/index.php?option=com_content&view=article&id=107&Itemid=12

環境災害時における、人々への医学的・心理学的援助

著者:G.M.ルミャンツェヴァ

典拠:Психиатрия и психофармакотерапия.(精神医学と精神薬物療法(サイコファーマコセラピー))、2001

概要:人災の特徴と影響を様々な観点から観察。ロシア語による全文がウェブ上に掲載されている。

URL: http://old.consilium-medicum.com/media/psycho/01_04/118.shtml

チェルノブイリ事故の放射線学的・医学的余波

著者:V.G.ベベシュコ、D.A.バズィカ、A.Yu.ロマネンコ、K.M.ロガノフスキー

典拠:ウクライナ医学アカデミーの広報、2011

概要:ウクライナを代表する専門家による著書。放射線に対する安全対策、健康保護、生態学、神経精神医学、内分泌学の観点から分析。ウクライナ語による全文がウェブ上に掲載されている。

URL: http://archive.nbuv.gov.ua/portal/chem_biol/jamn/2011_2/Bebeshko.pdf

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