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カテゴリー「生態・環境」

チェルノブイリ原子力発電所の破壊された第4ユニットにおける核燃料

タイトル:チェルノブイリ原子力発電所の破壊された第4ユニットにおける核燃料

著者:パヴロヴィチV. M.

典拠:ウクライナ国立科学アカデミー核研究所、2002年8月。

キーワード:核燃料、チェルノブイリ原子力発電所第4ユニット

URL:http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/reports/kr79/kr79pdf/Pavlovych.pdf

チェルノブイリ原子炉埋葬強化における労働者の健康と安全性の問題

タイトル:チェルノブイリ原子炉埋葬強化における労働者の健康と安全性の問題

著者:リフタレフI.

典拠:保健物理学、93巻、5号、480-486頁、2007年11月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1097/01.HP.0000279600.49256.e6

キーワード:チェルノブイリ原子力発電所の第4ユニット、線量測定データ、健康状態

概要:本論文では、チェルノブイリ原子力発電所の破壊された第4ユニットの石棺の強化を含む現在の作業の概要を取り上げた。実施されているさまざまな仕事、放射線環境、医学的監視プログラム、実施された防護措置、労働者のための内部および外部の放射線監視プログラムについて簡単に紹介されている。また、職場の監視データおよび内部および外部線量測定データの概要、作業中に作業者が受けた総実効線量の推定値も挙げられている。労働者に対する主要な放射線量は外部被ばくによる。受けた最大実効線量の合計は9.2 mSv mo(-1) and 17.4 mSv y(-1)だった。

URL:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18049224?dopt=Abstract

この250年以上に渡る環境への燃焼入力の分子·同位体の記録

タイトル:この250年以上に渡る環境への燃焼入力の分子·同位体の記録

著者:リマA. L. C. de. 1969-

典拠:博士論文、海洋学共同プログラム(マサチューセッツ工科大学、地球、大気、惑星科学専攻、ウッズホール海洋学研究所)、2004年。

キーワード:炭素14、炭素13、セシウム137、炭化水素

概要:環境の多環芳香族炭化水素(PAH)の最も偏在的な源は不完全燃焼である。本研究によって、無酸素の水生堆積物から、エネルギー消費データとの詳細な比較を可能にする産業革命以前の時代以来の発熱性PAH排出の高解像度の履歴レコードが作成された。我々は、過去10年間のPAH濃度の増加はディーゼル車からの排出量の増加に起因する可能性があることを示した。合成物に特有な放射性炭素の測定によって、化石燃料の燃焼によるPAHの割合が20世紀の間に実質的に増加したことが明白となった。炭素13および炭素14の測定も、ペリレンの源として、その場での産出に対する燃焼の相対的な重要性を抑制するために用いた。さらにダウンコアの濃度と、化学的および/あるいは熱酸化方法の組み合わせによって生成された黒色炭素(BC)の同位体プロファイルの比較によって、堆積岩の行列に適用された際のこれらの方法の限界が強調された。最後に、並列リードとセシウム同位体の記録によって、北米の堆積物の記録における2つの新しい潜在的な層序学的標識が明らかとなった。鉛206/鉛207のプロファイルは19世紀半ばに明確なピークを示しており、一方セシウム137のピークは1986年のチェルノブイリ事故と一致することが見出された。

URL:http://dspace.mit.edu/handle/1721.1/39413

トランスジェニック植物はチェルノブイリ事故による核汚染の敏感な生物指標である。

タイトル:トランスジェニック植物はチェルノブイリ事故による核汚染の敏感な生物指標である。

著者:コヴァルチュクI., コヴァルチュクO., アルヒポフA., ホーンB.

典拠:ネイチャーバイオテクノロジー、16(11)、1054-1059頁、1998年11月

デジタルオブジェクト識別子:10.1111/j.1749-6632.2009.04831.x

キーワード:チェルノブイリ、放射性核種、放射線分解、土壌、水生態系、生物蓄積、移行率、放射性形態形成

概要:チェルノブイリの原子炉事故による放射能汚染の土着の植物や動物集団に対する遺伝的影響を評価するためには、慢性的に被ばくした集団における遺伝的変化の蓄積速度を決定することが重要である。チェルノブイリ原子力発電所付近に住むヒトにおける生殖細胞変異率の増加、チェルノブイリで繁殖したツバメにおける生殖細胞変異の2-10倍の増加は報告されている。しかし、植物ゲノムに対する慢性照射の影響についてはほとんど知られていない。電離放射線によってDNAにおける二本鎖切断が引き起こされ、それは非正統的または相同組換えを介して修復される。我々はβ-グルクロニダーゼのマーカー遺伝子を有するシロイヌナズナ植物を、チェルノブイリ周辺の環境の核汚染によって引き起こされる植物の集団における遺伝的変化を監視する組換え基質として利用した。体細胞染色体内の組換え頻度の有意な(P<0.05)増加が、0.1-900 Ci/km2からの核汚染レベルにおいて観察され、染色体異常の増加と一致した。こうした生物指標は、便利で倫理的に許容可能な代替手段として動物の体系に供することができよう。 URL:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/9831035?dopt=Abstract

チェルノブイリ事故前後の地表空気におけるベリリウム7とセシウム137の季節による放射能の量

タイトル:チェルノブイリ事故前後の地表空気におけるベリリウム7とセシウム137の季節による放射能の量

著者:クランA.

典拠:環境放射能ジャーナル、90(2)、140-150頁、2006年1月

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.jenvrad.2006.06.010

キーワード:ベリリウム7、セシウム137、大気、エアロゾル、チェルノブイリの放射性降下物、核兵器の放射性降下物、スウェーデン、ヨーロッパ

概要:地表空気(エアロゾル)における宇宙線によるベリリウム7(半減期=53.4日間)および人工的なセシウム137(半減期=30年)の放射能の季節変動が高緯度(北緯56度―北緯68度、スウェーデン)における長期データ記録(1972年-2000年)から抽出された。標準化した週平均値は、周期的な動向を調査することができるため、長期的傾向を管理するのに使用された。ベリリウム7の放射能の強化は春と夏に見られ、対流圏界面の季節的な希釈化に関係していると考えられる。セシウム137の放射能の変動記録は、同位体の大気中への導入のされ方(爆弾テストから成層圏およびチェルノブイ事故から対流圏)とその後の移送のメカニズムを反映していると考えられる。したがって、1986年までは地表空気のセシウム137の放射能は核実験降下物と強く関わっており、ベリリウム7と似た時間的変動を示していた。反対に、1986年以降のチェルノブイリ事故に由来するセシウム137については、大気境界層条件によって強く制御された年間サイクルを示す長期的記録が目立った。さらにチェルノブイリ事故後の期間における短期データが示しているのは、年間を通じて発生する可能性がある、多量のセシウム137を含む気団の油断できない侵入、またそれぞれの緯度上における発生による差である。年々変動の可能性があり、短期的なデータ記録を解釈する際には注意しなければならないといった貴重な所見を得た。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X06001032

チェルノブイリ事故から10年チェコ共和国規模の森林におけるトウヒの樹皮および樹皮の集約された伝達因子内のセシウム137の比活性分布の遡及的測定

タイトル:チェルノブイリ事故から10年チェコ共和国規模の森林におけるトウヒの樹皮および樹皮の集約された伝達因子内のセシウム137の比活性分布の遡及的測定

著者:スハラI., ルリクP., フルカJ., ピラトヴァH.

典拠:全体環境科学、409(10)、1927-1934頁、2011年4月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.scitotenv.2011.02.019

キーワード:チェルノブイリ、セシウム137堆積、トウヒ樹皮汚染、予測因子の影響、集約された転送因子、チェルノブイリ以前の樹皮汚染、

概要:►樹皮内の現在のセシウム137の挙動はチェルノブイリ放射性降下物の負荷を示している。►土壌から樹皮へのセシウム137の転送は、セシウム137の土壌の挙動からの影響を受けていない。►湿ったセシウム137の沈着とスタンド汚染に影響を与える要素としての標高。►チェルノブイリ以前のセシウム137の土壌から樹皮への伝達因子の推定値。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0048969711001689

河川底質中におけるチェルノブイリ由来の放射性核種の蓄積と溶解の可能性

タイトル:河川底質中におけるチェルノブイリ由来の放射性核種の蓄積と溶解の可能性

著者:真田幸尚、松永武、柳瀬信之、長尾誠也、天野光、高田秀重、トカチェンコYu.

典拠:応用放射能・同位体、56(5)、751-760頁、2002年5月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S0969-8043(01)00274-3

キーワード:チェルノブイリ、河川底質、逐次選択的抽出、セシウム137、ストロンチウム90、プルトニウム239,240、アメリシウム241

概要:チェルノブイリ原子力発電所近くのプリピャチ川内で、チェルノブイリ事故由来の放射性核種で汚染された地域が確認された。深さ0-30㎝における河川底質の中心にはセシウム137( 105– 106 Bq/m2)が含まれ、その濃度は原子力発電所の周辺(立入禁止区域)の土壌における濃度に匹敵する。堆積物の中心には、事故由来のストロンチウム90 ( 105 Bq/m2)、プルトニウム239,240( 104 Bq/m2)、アメリシムム241( 104 Bq/m2)
も蓄積していた。核燃料粒子のいくつかは深さ20〜25㎝部分にあり、それが放射性核種の濃度が最も高い場所である。河床の堆積物中のこれらそれぞれについて、事故時に放出された放射性核種と比較した。選択的な連続抽出法を用いた分析を堆積物中の放射性核種に適応した。底質からのセシウム137、プルトニウム239,240の放出の可能性は、ストロンチウム90と比較すると低いという結果が示された。河川底質からのストロンチウム90の溶解の可能性およびその後の移送については、水生環境対する放射線の長期的影響との関連で考慮すべきである。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0969804301002743

原子炉事故によって被ばくした集団の遡及的線量測定:チェルノブイリの例、福島の教訓

タイトル:原子炉事故によって被ばくした集団の遡及的線量測定:チェルノブイリの例、福島の教訓

著者:チュマクV. V.

典拠:放射線測定、印刷中、校正済み、2012年7月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.radmeas.2012.07.004

キーワード:線量測定、遡及的線量測定、外部被ばく、原発事故、チェルノブイリ、福島

概要: ►チェルノブイリにおける遡及的線量測定は避難民の個人線量評価に応用された。 ►チェルノブイリにおける遡及的線量測定は生態学的線量測定モデルの検証、疑わしい線量率の記録拒絶に応用された。►チェルノブイリにおける遡及的線量測定はチェルノブイリの清掃労働者(リクビダートル)における白血病のリスク評価に応用された。►チェルノブイリにおける遡及的線量測定はリクビダートルにおける白内障の研究に応用された。►チェルノブイリにおける線量再建の経験は福島における被ばくの遡及的評価に用いられた。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1350448712002107

チェルノブイリ被災地の淡水環境の管理

タイトル:チェルノブイリ被災地の淡水環境の管理

著者:ヴォイツェホヴィチO. V., 大西康夫

典拠:チェルノブイリ─何を我々は学んだか?環境汚染、12巻、141-201頁、2007年。

デジタルオブジェクト識別子:10.1007/1-4020-5349-5_6

キーワード:

URL:http://link.springer.com/chapter/10.1007%2F1-4020-5349-5_6

オーストリアにおけるチェルノブイリ事故後の汚染された地表空気のストロンチウム90/セシウム137とプルトニウム239(240)/セシウム137の放射性核種の比率

タイトル:オーストリアにおけるチェルノブイリ事故後の汚染された地表空気のストロンチウム90/セシウム137とプルトニウム239(240)/セシウム137の放射性核種の比率

著者:オルエェックK., カデミB.

典拠:放射能分析と核化学ジャーナル、203巻、1号、79-85頁、1996年、2月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1007/BF02060382

キーワード:

概要:1986年4月28日から5月9日オーストリアの異なる都市で集めたエアフィルター試料の放射化学分析によって、地表空気におけるストロンチウム90/セシウム137とプルトニウム239(240)/セシウム137の比率を測定した。これらの比率の平均値はそれぞれ2·10−2および1·10−5を下回っており、つまり、1963年の原子兵器試験後の放射性降下物による汚染によるものより数桁小さい。このような比によって放射線に関わる緊急事態の迅速な初動評価がすでに可能となっている。

URL:http://link.springer.com/article/10.1007%2FBF02060382

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