カテゴリー「生態・環境」
タイトル:ポーランド、スペイン、ウクライナのキノコ類におけるプルトニウムおよび他のα放射体
著者:J. W. ミイテルスキ、A. S. バエサ、J. ギーエン、M. ブジンヌィ、N. ツィガンコフ、P. ガツァ、M. ヤシンスカ、E. トマンキーウィッツ
典拠:実用放射線・アイソトープ、56(5)、717‐729頁、2002年5月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S0969-8043(01)00281-0
キーワード:プルトニウム、キノコにおける放射性核種、α放射体、チェルノブイリ、グローバルフォールアウト、ウラン、トリウム
概要:本論文では、ポーランド、スペイン、ウクライナで集められたいくつかのキノコ試料中におけるプルトニウム、ウラン、トリウムの同位体の放射能濃度の測定結果を示した。観測されたプルトニウムのレベル、その源、そして同位体比に関しては、試料採取地は異なり、環境特性もまた異なっている。ポーランドの試料の一部は国の北東部で集められたが、チェルノブイリのプルトニウムが最大で30ベクレル/㎡沈着していた。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0969804301002810
タイトル:ツバメの個体群のシンクとしてチェルノブイリ:安定同位体プロファイルを使用しての分散追跡
著者:A. P. メラー、K. A. ホブソン、T. A. ムソー、A. M. ペクロ
典拠:生態応用、16(5)、2006、1696-1705頁。
デジタルオブジェクト識別子:
キーワード:ツバメ、チェルノブイリ、ウクライナ、安定同位体プロファイルの相関、Hirundo rustica、シンク、ソース、安定同位体プロファイルの差異
概要:羽の安定同位体プロファイルよって、抜け変わりの間に個々の鳥が使用する場所や生息地を明らかにできる。同位体プロファイルの不均一性は、抜け変りの場所での不均一性だけでなく、繁殖場所の不均一性をも反映する。何故なら、抜け変りの場所の空間不均一性は、繁殖と抜け変わりの場所が強い繋がりを持つ種においては、繁殖場所の空間的不均一性と合致するからである。
URL: http://cricket.biol.sc.edu/chernobyl/papers/moller-et-al-chernobyl-isotopes-2007.pdf
タイトル:水質および湖の形態計測による魚におけるチェルノブイリ由来の放射性セシウム
著者:J. セルッカ、A. ジャムサ、A. ルッコ
典拠:魚の生物学誌、46(2)、227‐240頁、1995年2月。
デジタルオブジェクト識別子: 10.1111/j.1095-8649.1995.tb05964.x
キーワード:放射性セシウム、地域差、環境の影響、水質、湖の形態計測
概要:約 10–67 kBq m−2のセシウム137を受けた地域にある、サイズも水質も様々な湖におけるヨーロピアンパーチ、ノーザンパイク、ローチにおけるセシウム137を環境データと比較した。放射性セシウム濃度はノーザンパイクで最も高く、ローチにおけるよりもノーザンパイクとヨーロピアンパーチにおいて約2〜3倍高かった。最大のヨーロピアンパーチは最小のものよりも約4倍のセシウム137を持っていたが、ノーザンパイクとローチにおける放射能は魚のサイズと無関係だった。
URL: http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1095-8649.1995.tb05964.x/abstract
タイトル:複数の生態系サービスを提供するための植林:ウクライナの事例研究
著者:M. ニニク、A. オスカム、A. ニニク
典拠:国際森林研究誌、2012、1-12頁、2012年1月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1155/2012/295414
キーワード:
概要:本論文では、木材生産、浸食防止、気候緩和のためのウクライナの境界地における樹木の植栽に関する経済分析を提示した。方法としては、計量経済学的分析、シミュレーション·モデリング、そのような植林のコストと利点を分析するための線形計画法を組み合わせた。本研究によって、割引率2%未満で、新たな森林の設立は林業地帯の大部分において経済的に正当化されることが明らかになった。
URL: http://www.hindawi.com/journals/ijfr/2012/295414/
タイトル:環境汚染によるダメージを受けた生態系の修復:中央および東ヨーロッパにおける生態工学と生態系回復の応用
著者:W. J. ミッチ、Ü. マンデル
典拠:生態工学、8(4)、247‐254頁、1997年8月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S0925-8574(97)00021-9
キーワード:生態系の復元、エコロジーワークショップ、チェルノブイリ、酸性化、森林の減少、中央および東ヨーロッパ、水辺緩衝帯、生態工学
概要:現代の中央および東ヨーロッパにおける公害問題に対する生態工学の応用可能性を調査するため、 1995年11月にエストニアでSCOPE–UNEP主催のワークショップが開催された。ワークショップは、それらの地域における情報を収集し、プランナーや経営者、研究者を養成するために特別に行われたものである。これらの「移行期にある国々」は、多くの点で、これまでの中央集権型の統治によって生じた独自の環境問題に直面している。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0925857497000219
- タイトル:福島第一原発事故後の海洋ソースターム推定
著者:P. バイリー・デュ・ボア、P. ラギオニー、D. ブスト、I. コルサキソック、D. ディディエ、B. フィエヴェ
典拠:環境放射能誌、114、2-9頁、2012年12月。
デジタルオブジェクト識別子: 10.1016/j.jenvrad.2011.11.015
キーワード:福島、ソースターム、セシウム137、セシウム134、ヨウ素131、環境的半減期
概要:►福島第一原発事故によって最も深刻な人口放射能の海への流出が起こった。►海水中のセシウム137の量は個別の測定値から推定された。►海水中の局所濃度は7日間の間に2の倍数ごとに規則的に減少している。►直接放出されたセシウム137の総量は、推定で27 PBQ(12 PBQ-41 PBQ)である。►放出の時間発展を提示した。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X1100289X
タイトル:福島第一原子力発電所の南70㎞に位置する茨城沿岸域における放射性セシウムの堆積作用と再流動
著者:乙坂重嘉、小林卓也
典拠:環境モニタリングとアセスメント、2012年11月。
デジタルオブジェクト識別子: 10.1007/s10661-012-2956-7
キーワード:放射性セシウム、福島第一原子力発電所、海底堆積物、海岸エリア、再分配
概要:福島第一原子力発電所の南70‐110㎞にある茨城沿岸部の9か所において、放射性セシウムの沈降と再流動プロセスを時系列観測によって調査した。底質試料は2011年6月および2012年1月の間に4回採取し、放射性セシウムの濃度ならびに同様の粒子サイズの堆積物の特性と元素組成を分析した。2012年1月の時点で堆積物(0-10㎝)中のセシウム137の累積保有量は 4 × 103 ~3 × 104 Bq/m2 の間であった。
URL: http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs10661-012-2956-7
タイトル:放射線生態学の戦略研究課題に対する貢献への招待
著者:T. G. ヒントン、J. ガルニエ·ラプラス、H. ヴァンデンホヴェ、M. ドウダル、C. アダム·ギラーミン、F. アロンゾ、C. バーネット、( …) J. ヴィヴェス-イ-バトル
典拠:環境放射能誌、115,73‐82頁、2013年1月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.jenvrad.2012.07.011
キーワード:放射線生態学、研究、アジェンダ、ビジョン、 スター、アライアンス
概要:►本書類は放射線生態学のための戦略研究アジェンダ案(SRA)である。それは、►これは国際的な共同研究によって将来的に何が達成できるかのビジョンである。►SRAでは3つの科学的挑戦と15の関連研究路線を認定している。►SRAを改善するための意見は
www.star-radioecology.org.で受け付けている。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X12001920
タイトル:太陽光に晒されたバイオフィルムの微生物群集はチェルノブイリの電離放射線レベルに対しておのずと抵抗力をもつ
著者:M. ラゴン、G. レストゥー、D. モレイラ、A. P. メラー、P. ロペス-ガルシア
典拠:論文、PLOS ONE、6(7)、2011年7月。
デジタルオブジェクト識別子: 10.1371/journal.pone.0021764
キーワード:
概要:チェルノブイリ事故は、生態系レベルにおける電離放射線曝露の影響に関する長期的実験に匹敵した。植物や動物に対するこれらの影響に関する研究は豊富にあるが、チェルノブイリの放射線レベルが原核生物と真核生物の微生物群集にどのような影響を与えるかについての研究は、ヒト病原体や土壌微生物に関するいくつかの報告を除き、ほぼ存在しないといってよい。太陽光に晒されたバイオフィルムといった、極端な乾燥や紫外線照射に晒されている環境は、原則として、電離放射線に対しても高い抵抗力を持つ生物を淘汰することになったといえる。
URL: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3135598/
タイトル:チェルノブイリ事故後のウクライナにおける放射性核種が介入レベル以下の飼料と動物性食品を生産するための対策
著者:B. S. プリスター、G. P. ペレペリャトニコフ、L. V. ペレペリャトニコヴァ
典拠:全体環境科学、137(1‐3)、183‐198頁、1993年9月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1016/0048-9697(93)90387-L
キーワード:対策、飼料、改善、肥料、チェルノブイリ事故、腐泥
概要:動物性食品中の放射性核種の濃度は、牧草地の植生と飼料双方の汚染レベルによって決定される。チェルノブイリ事故の深刻な影響を受けたウクライナの地域で取られた、動物が十分に低い汚染レベルの飼料が与えられていることを保証するための対策について述べ、評価を行った。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/004896979390387L