カテゴリー「生態・環境」
タイトル:チェルノブイリの汚染土壌から穀物作物へのセシウム137とストロンチウム90の移動に関する長期調査
著者:S. V. クロウグロフ、A. S. フィリパス、R. M. アレクサヒン、N. P. アルヒポフ
典拠:環境放射能誌、34(3)、267‐286頁、1997年1月
デジタルオブジェクト識別子: 10.1016/0265-931X(96)00043-4
キーワード:
概要:セシウム137とストロンチウム90の4種の穀類作物への移動レベルや、時間の経過に伴う移動の変化について、チェルノブイリ事故の際に放出核燃料の破片で汚染された2土壌において調査されてきた。フィールド実験は、チェルノブイリ原子力発電所周辺の重度汚染地域において1987年から1994年の間に実施された。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/0265931X96000434
タイトル:チェルノブイリ原子力発電所の30キロ区域における土壌動物の個体群に対する放射性降下物の影響
著者:D. A. クリヴォルツキー、A. D. ポカジェフスキー
典拠:全体環境科学、112(1)、69-77頁、1992年2月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1016/0048-9697(92)90239-O
キーワード:
概要:調査は1986年の7月と9月、1987年の4月、および1988年の10月の間に実施された。チェルノブイリ原子力発電所事故後の放射性降下物は、施設周辺3キロ区域内の松の落葉内にいる小型動物相の個体群に対して壊滅的な影響を及ぼした。土壌によって遮蔽されていたため、あるいは放射線源から離れていたため、土壌動物相および30キロ地域付近の落ち葉内の動物相への影響はさほど注目されていなかった。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/004896979290239O
タイトル:チェルノブイリの放射性降下物で汚染された植物から羊の乳汁へのヨウ素131の移動
著者:B. J. ハワード、N. A. ベレスフォード、R. W. メイズ、C. S. ラム
典拠:環境放射能誌、19(2)、155-161頁、1993年1月。
デジタルオブジェクト識別子: 10.1016/0265-931X(93)90074-H
キーワード:
概要:チェルノブイリ事故による放射性降下物で汚染されたばかりの牧草を使った制限給餌実験によって、羊の乳汁へのヨウ素131の移動が測定された。チェルノブイリで汚染された牧草からのヨウ素131の移動係数 (fm) は一日につき0·29±0·017リットル−1だった。乳汁中に分泌されたヨウ素131摂取量の毎日の割合は56±0·035パーセントであった。これは牛に比べると格段に高く、プラズマからの羊やヤギの乳への安定ヨウ素の高い移行率と同等である。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/0265931X9390074H
タイトル:北部湖における水から魚へのセシウム137の移動における非直線性
著者:T. S. トゥオヴィネン、C. セングル、J. イリピエティ、D. ソラティエ、J. ユーティライネン
典拠:水生生物学、700(1)、131-139頁、2013年1月。
デジタルオブジェクト識別子: 10.1007/s10750-012-1224-8
キーワード:放射線生態学、移動要因、直線性の仮定、栄養移送、セシウム137、水生
概要:放射生態学のモデルを検証するためには、生物圏における放射性核種の動向に関する実証データが必要である。本研究では、チェルノブイリ原子力発電所事故から20年の間における湖の水から魚へのセシウム137の移動を調査するため、北部フィンランドの二つの湖で収集されたデータが用いられた。その結果、水と魚の濃度比(CRS)は、水中のセシウム137の濃度の増加に伴って減少しており、食物連鎖におけるセシウム137の移動が非直線型であることが分かった。
URL: http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs10750-012-1224-8
タイトル:チェルノブイリ原子力発電所に隣接した森林における葉状地衣類における放射性核種の含有量
著者:L. G. ビャズロフ
典拠:全体環境科学、157、25‐28頁、1994年12月。
デジタルオブジェクト識別子: 10.1016/0048-9697(94)90561-4
キーワード:放射性核種、葉状地衣類、チェルノブイリ
概要:チェルノブイリのごく近辺では、フクロゴケやCladina mitisといった葉状地衣類、ヨーロッパアカマツの樹皮におけるルテニウム106、セシウム134、セシウム137、およびセリウム144の濃度が非常に高い。それらは事故の中心から遠のくに従って減少する。しかし、30㎞の立入禁止区域外においても、それらの濃度はグローバルフォールアウトによる放射性核種の濃度を何百倍も上回っている。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/0048969794905614
タイトル:爆弾による放射性降下物、チェルノブイリ放射性降下物およびセラフィールドの敷地の大気成分を含む浮遊粒状物質中における放射性セシウムの化学分画
著者:J. ヒントン、R. S. カンブレー、N. グリーン
典拠:環境放射能誌、15(2)、103-111頁、1991年1月。
デジタルオブジェクト識別子: 10.1016/0265-931X(91)90046-I
キーワード:
概要:1959年6月ディドコット(英国)において兵器テストにより大気のセシウム137濃度が上昇した時、1986年5月チェルノブイリに降下物のピーク時において、そして1987年セラフィールド再処理工場の近辺において、浮遊粒状物質が採集された。サンプルは、放射性セシウムの異なる形態を同定する試みにおいて、選択的かつ化学的に抽出された。兵器による降下物におけるわずか8パーセント、セラフィールドの成分の50パーセントに対し、チェルノブイリの成分の約70%が水溶性であることが判明した。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/0265931X9190046I
タイトル:チェルノブイリ原発事故の水文解析と1993年夏の洪水時のウクライナ、ドニエプル川の放射性核種の分布の緊急評価
著者:O. V. ヴォイツェホヴィチ、M. J. ジェレズニャク、Y. オニシ
典拠:1994年6月。
デジタルオブジェクト識別子:10.2172/10168428
キーワード:
概要:この報告は、アメリカとCISの民間原子炉安全合同調整委員会による、ウクライナのチェルノブイリ原子力発電所からプリピャチ川とドニエプル川に放出された放射性核種の水理地球化学的動向を調査するためのプログラム7.1.F「水系および土壌系における放射性核種移動」の共同研究について述べたものである。この共同研究には、プリピャチ川とドニエプル川水系における放射性核種の分布の迅速な評価のほかに、洪水時のウクライナ政府の緊急対応を支援するための、1993年夏の洪水時におけるフィールドデータの評価とモデリングが含まれている。
URL: http://www.osti.gov/bridge/product.biblio.jsp?query_id=2&page=0&osti_id=10168428
タイトル:クイシトゥイム、ウィンズケール、そしてチェルノブイリ事故時の放射性核種の放出による環境への影響
著者:J. R. トラバルカ
典拠:1990年10月。
デジタルオブジェクト識別子: 10.2172/6346264
キーワード:
概要:旅行者は、クイシトゥイム、ウィンズケール、そしてチェルノブイリの三大原子力事故時に放出された放射性核種の環境への影響の比較評価の会議に出席し、1957年に起きたクイシトゥイム(チェリャビンスク-40)の高レベル廃棄物爆発に対する西側の展望について触れた招待論文を発表した。オークリッジ国立研究所とDOEのいくつかのプログラムに関わる論文も発表された。それらは、事故の原因項目、大気拡散、再懸濁、汚染の化学的・物理的形態(例えば高放射性粒子)、環境汚染、移動、人と環境に対する放射線の影響、そして対策といったトピックをカバーしていた。
URL: http://www.osti.gov/bridge/product.biblio.jsp?query_id=2&page=0&osti_id=6346264
タイトル:ポスト・チェルノブイリにおける水中の放射線生態学―過去の再考と未来への眼差し
著者:J. ヒントン
典拠:環境科学研究、68、47-73頁、1997年1月。
デジタルオブジェクト識別子: http://dx.doi.org/10.1016/S0166-1116(09)70082-2
キーワード:
概要:チェルノブイリ事故後の環境汚染のダイナミックな性質により、核兵器の大気検査後の疑似平衡条件の下で開発された、水生系における放射性核種移行モデルにおける多くの限界が明らかになった。本研究では主にセシウムに注目し、セシウムの化学形態を特定することと異なる物理的・化学的形態間の移行率の重要性に焦点をあてた。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0166111609700822
タイトル:チェルノブイリの放射性降下物から6年後のウクライナ、ベラルーシ、ロシアにおける現状土と耕地土壌における放射性核種の移動性
著者:S. アスクブラント、J. サンダルス、G. ローレット、R. ヴァレーオ、T. ヒントン、A. クレマース、R. M. アレクサヒン
典拠:環境放射能誌、31(3)、287-312頁、1996年1月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1016/0265-931X(95)00054-E
キーワード:
概要:チェルノブイリ原子力発電所事故から6年、ウクライナ、ベラルーシ、ロシアの地方の土壌内における放射性核種の活動について調査が行われた。総放射能汚染量、燃料粒子の寄与、放射性核種のセシウム137とストロンチウム90の分布と抽出性を決定するために各種測定が行われた。施設周辺30キロの制限区域内では、高照射された燃料粒子が放射能汚染の大部分を占めていた。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/0265931X9500054E