カテゴリー「生態・環境」
タイトル:鮭における消費率の統合的対策:微量元素処理法の拡大と応用
著者:P. K. ブライアン、K. ビョルン、D. B. ジョエル、L. F. キャロル
典拠:応用生態学誌、200441、1009‐1020。
デジタルオブジェクト識別子:
キーワード:同化、生体エネルギー、セシウム(Cs)、臨界期、タイセイヨウサケ
概要:信頼に足る消費推定値を出すことは、生理学、生体エネルギー、そして生物の栄養関係を把握するために必要である。魚類については、消費量が測定不能であるということは、生息地と採餌関係の仕組みを理解する直接の妨げとなる。魚類におけるセシウム137のマスバランスの確立モデルを基盤として、タイセイヨウサケ(Salmo salar)の第一次生育期における消費率を推定し、あらゆるサイズの個体の消費率の統合的推定値を提供する一般的モデルを導くために、地質由来のセシウムの安定同位体の天然存在比比を利用した。
URL: http://www.uiweb.uidaho.edu/cifees/publications/kennedy_jae2004.pdf
タイトル:2,4-Dの分解と土壌マイクロコズム中の微生物集団に対する放射線誘発影響
著者:B. ニドレ、H. フェレケン、P. ブラウル
典拠:環境放射能誌、115、168‐174頁、2013年1月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.jenvrad.2012.08.008
キーワード:鉱化作用、2,4-D、ジクロロ酸、セシウム137、ストロンチウム90、炭素14、チェルノブイリ
概要:土壌の機能に対するセシウム137及びストロンチウム90による汚染の影響を観察した。汚染はチェルノブイリの30㎞立入禁止区域の30倍に上った。放射能汚染は2,4-Dの鉱化作用を一時的に抑制した。細菌および真菌類群集構造も影響を受けた。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X12002159
タイトル:ヨーロッパの湖沼や貯水池からの放射性セシウムの除去:チェルノブイリによって汚染された16の湖から導かれた主要プロセス
著者:J. T. スミス、R. N. J. コマンス、D. G. エルダー
典拠:水研究、33(18)、3762-3774頁、1999年12月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S0043-1354(99)00087-1
キーワード:チェルノブイリ、放射性セシウム、湖、分配係数
概要:科学文献の情報に基づく研究が、チェルノブイリ事故後のヨーロッパの16の湖における初期の放射性セシウムの放射能濃度とその除去の比率を決定する重要なプロセスを確定するために行われた。これらのデータの分析とモデリングは、ただ希釈と湖の放出と懸濁粒子の沈降を組み合わせるという単純なモデルのみによって、湖水の初期放射能濃度の97%の変動とセシウム137の除去率79%の変動を説明することができることを示した。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0043135499000871
タイトル:チェルノブイリ事故によって汚染されたベラルーシの地域で小作農民が生産する乳汁の放射線学的質の実用的改善:ETHOSプロジェクト
著者:S. ルピカール、G. ヘラルド デュブリル
典拠:環境放射能誌、56(1-2)、241-253頁、2001年1月。
デジタルオブジェクト識別子: 10.1016/S0265-931X(01)00056-X
キーワード:チェルノブイリ事故の影響、生活条件の改善、乳汁の放射線学的質、利害関係者の関与
概要:チェルノブイリ事故後の状況は、環境が持続的な放射能汚染に突然晒されるようになることが、関連地域住民の生活の質にいかに深刻な影響を与えるかを浮き彫りにした。このような状況を管理することは複雑であり、主に住人自身の自身の生活条件を改善するプロセスに直接関与する能力によって左右される。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X0100056X
タイトル:チェルノブイリ原子炉事故後の亜高山湖生態系のブラウントラウト(Salmo trutta)における放射性セシウム
著者:J. E. ブリテイン、A. ストレスタ、E. ラーセン
典拠:環境放射能誌、14(3)、181‐191頁、1991年1月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1016/0265-931X(91)90027-D
キーワード:
概要:1986年4月に起こったチェルノブイリ事故後、放射性降下物によって高度に汚染されたノルウェーの亜高山湖Øvre Heidalsvatnにおいて放射性セシウムが計測されてきた。この湖は重要な基準地点であり、1950年代から大規模な生態系研究の対象となっている。ブラウントラウト (Salmo trutta) の個体群における放射性セシウムの放射能含有量の長期的傾向の計測に重点が置かれてきた。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/0265931X9190027D
タイトル:ウクライナのチェルノブイリ周辺の居住地域における魚類中のセシウム、水銀、鉛および池の堆積物中のセシウムのレベル
著者:C. H. ヤゴー、R. K. チェッサー、M. H. スミス、M. D. ロマキン、S. K. リンゲンフェルサー、C. E. ダラス
典拠:環境汚染、98(2)、223‐232頁、1997年11月。
識別子:10.1016/S0269-7491(97)00135-8
キーワード:放射性セシウム、水銀、鉛、フナ、チェルノブイリ
概要:チェルノブイリから南東30㎞の立入禁止区域内外における14の池から集めたフナ (Carassius carassius) および堆積物のサンプルの放射性セシウムの分析を行った。水中の主要な陰イオンと陽イオンを各池ごとに測定し、魚の筋肉内の、大気によって運ばれたその他の汚染物質(鉛や水銀)を測定した。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0269749197001358
タイトル:バイカル流域におけるチェルノブイリ事故の影響の評価
著者:S. V. ポリトフ、Yu. A. アノヒン
典拠:水生生態系の健康と管理、3(2)、227‐228頁、2000年7月。
デジタルオブジェクト識別子: 10.1016/S1463-4988(00)00018-X
キーワード:セシウム、汚染
概要:バイカル湖流域の高地の湖(およびその流域からの土壌)におけるチェルノブイリ事故由来のセシウムによる汚染レベルが、初めて測定された。チェルノブイリ事故による生成物の東方向への長距離移動は高い高度(2キロ以上)で行われたため、本研究が実施された。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S146349880000018X
タイトル:チェルノブイリ災害から3年後のヴェーザー川の生態系におけるセシウムの同位体の放射能
著者:E. -M. リーガー、B. クラウス、M. シルマー、I. シュミット-フォイエルハーケ
典拠:オランダ水生生態誌、27(2‐4)、197‐203頁、1993年1月。
デジタルオブジェクト識別子: 10.1007/BF02334783
キーワード:セシウム137、セシウム134、チェルノブイリ、ヴェーザー川河口
概要:チェルノブイリ災害から3年経った1989年、水、堆積物、浮遊物質、藻類、甲殻類におけるセシウム(セシウム137、セシウム134)について、ヴェーザー川河口の汽水域に至るまでの非感潮および感潮淡水域をカバーする5つのセクションで調査が行われた。淡水域における総水活動は似ているが、浮遊物質および非生物水パラメータの濃度に応じて、溶解相と粒子相の間にセシウムの分布の違いが見られた。
URL: http://link.springer.com/article/10.1007%2FBF02334783
タイトル:チェルノブイリによって汚染された2地域における植物内への3経路によるストロンチウム90とセシウム137の摂取の比較
著者:M. A. マレク、T. G. ヒントン、S. B. ウェブ
典拠:環境放射能誌、58(2‐3)、129‐141頁、2002年1月。
デジタルオブジェクト識別子:http://dx.doi.org/10.1016/S0265-931X(01)00062-5
キーワード:葉面吸収、再懸濁、土壌負荷、セシウム137、ストロンチウム90、根接種、リスク
概要:再懸濁したストロンチウム90の葉面吸収、根接種、葉の表面に付着した汚染(すなわち土壌負荷)について、チェルノブイリによって汚染された2地域、チストガロフカとポレスコエにおいて比較が行われた。再懸濁したストロンチウム90の葉面吸収は数量化できたが、それは植物全体の10%近くまで達し、地上汚染を上回った。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X01000625
タイトル:スウェーデンのトウヒ林の生態系におけるチェルノブイリの放射性降下物
著者:E. J. マギー、H. J. シノット、K. J. ヨハンソン、B. H. ファワリス、S. P. ニールセン、A. D. ホリル、V. H. ケネディ、(…) A. T. マクギャリー
典拠:環境放射能誌、48(1)、59‐78頁、2000年3月。
デジタルオブジェクト識別子: 10.1016/S0265-931X(99)00057-0
キーワード:チェルノブイリ、森林、放射性セシウム
概要:スウェーデンの森林におけるチェルノブイリの放射性降下物の分布評価が行われ、体系内の95%以上がチェルノブイリ由来であることが分かった。そのデータによれば、放射性降下物全体の約87%が土壌内に、6%がコケ層内に、7パーセントが樹木のスタンディングバイオマス内にあった。体系内(土壌、コケ植物、下層植生、菌類、樹木、ムース、ノロジカを含む)の平均沈着は 54 kBq m−2であった。菌類、下層植生と反芻動物の集団は、体系内の放射性セシウム全体の約1%を一括して含有していた。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X99000570