カテゴリー「生態・環境」
タイトル:チェルノブイリの赤い森の廃棄物埋設所からのセシウム137とストロンチウム90の長期的リサイクルへのヨーロッパアカマツ(Pinus sylvestris L.) 植林の効果
著者:Y. チリ、C. コッレ、V. ヨシチェンコ、S. レフチュク、M. ヴァン ヘース、P. ハートエヴェント、V. カシュパロフ
典拠:環境放射能誌、100(12)、1062‐10668頁、2009年12月。
デジタルオブジェクト識別子:: 10.1016/j.jenvrad.2009.05.003
キーワード:放射性セシウム、放射性ストロンチウム、森林、生物学的サイクル、廃棄物、修復、植林
概要:チェルノブイリの赤い森の廃棄物埋設所におけるヨーロッパアカマツ(Pinus sylvestris L.) 植林が、地表下トレンチに含まれた放射線の長期的再分配へ多大な影響を与えることが分かった。植林から15年後、廃棄物トレンチ№22で育った平均樹の地上部バイオマスには、トレンチ外で育ったものより1.7倍以上のセシウム137、4-5倍のストロンチウッム90を蓄積していた。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X0900109X
タイトル:ベラルーシとスロバキアで採取したコケ中のセシウム137と鉛210の分布
著者:Yu. V. アレクシアエナク、M. V. フロンタシエヴァ、M. フロレク、I. シュコラ、K. ホリ、J. マサリク、L. ブレスタコヴァ、(…) K. I. ラマトハペ
典拠:環境放射能誌、117、19‐24頁、2013年3月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.jenvrad.2012.01.018
キーワード:コケ中のセシウム137と鉛210、地表空気中のセシウム137、チェルノブイリの放射性降下物、ガンマスペクトロメトリー
概要:► ベラルーシのコケをセシウム137と鉛210の生物学的指標とした。► スロバキアのコケ中のセシウム137と鉛210の濃度との比較。► コケのサンプルはベラルーシにおけるチェルノブイリの放射性降下物の本来の分布を反映。► スロバキアの地表空気中のセシウム137の年間平均活動の定期的減少。► ベラルーシのコケ中の鉛210濃度の中央値はスロバキアのものに比べて2.3倍低い。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/
タイトル:チェルノブイリから来たParus major (シジュウカラの近縁種)の卵の中の抗酸化物質と孵化の成功
著者:A. P. メラー、F. カラダス、T. A. ムソー
典拠:比較生理学誌 B、178(6)、735‐743頁、2008年8月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1007/s00360-008-0262-z
キーワード;抗酸化物質、クラッチサイズ、線量率、孵化成功、産卵期
概要:抗酸化物質は、好気的代謝の副産物であるフリーラジカルの有害な影響を防ぐ強い働きを持っている。成長中の胚は急速な成長の間に生成するフリーラジカルの有害な影響を特に受けやすいため、多くの種の雌親たちは自分たちの卵に抗酸化物質を割り当てることによって、そのような害から保護している。
URL:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18392836
タイトル:チェルノブイリ周辺の魚における放射能汚染の長期観測
著者:I. N. リャボフ典拠:A. N. セヴェルツォフ生態学・進化論研究所、ロシア科学アカデミー、2002年8月。
デジタルオブジェクト識別子:
キーワード:
概要:チェルノブイリ事故後、放射性核種によって汚染された水域(冷却池、貯水槽、湖)のいろいろな市場向け魚におけるセシウム137の蓄積の変遷が調査されてきた。500 kBq/ kg(湿重量)にまで達したセシウム137の最高濃度は、1986年にチェルノブイリ原子力発電所の冷却池に生息していた魚において記録された。過去15年の間に、全水域の魚における放射性核種のレベルは低下してきたが、その低下率は異なる。
URL: http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/reports/kr79/kr79pdf/Ryabov.pdf
タイトル:コケの標本における時期の標定のためのチェルノブイリのセシウム137と天然の鉛210の活用:ドイツ、アルゴイ・アルプスにおける最近の花粉―植物相の関係
著者:C. ムルダー、C. R. ヤンセン
典拠:古植物学・花粉学レビュー、103(1‐2)、23‐40頁、1998年9月。
デジタルオブジェクト識別子: 10.1016/S0034-6667(98)00023-2
キーワード:アルゴイ・アルプスのパリノフローラ、バイエルンの植生ユニット、林冠の影響と復元度、コケの最低年齢試算、花粉の飛散、放射性セシウム含有量
概要:1995年にアルゴイ・アルプス(ドイツ、バイエルン)においてコケの葉枕が抽出され、植生調査を100平方メートル区画で行った各地で採取された花粉群集とコケ植物の植物相の記録と調査地の周囲1平方キロメートルにおいて採取された維管束植物と比較された。その後明らかになった二つのパラメータ間の比率は花粉の復元度のありのままの測定値であり、また花粉化石の構成を解明したことによって、過去の植物群落の研究と環境影響評価の双方に貢献している。いくつかの花粉の型は酸性雨や人為的事故による環境被害を示しており、景観生態学的取り組みも待たれる。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0034666798000232
タイトル:コメットアッセイによって検出されたチェルノブイリ地域から来たツバメ(Hirundo rustica)におけるDNA損傷
著者:A. ボニソリ‐アルクァティ、A. ヴォリス、T. A. ムソー、A. P. メラー、N. サイノ、M. D. ワイアット
典拠:比較生化学・生理学 C: 毒物学·薬理学、151(3)、271‐277頁、2010年4月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.cbpc.2009.11.006
キーワード:ツバメ、チェルノブイリ、コメットアッセイ、遺伝子損傷、Hirundo rustica
概要:低レベル放射性汚染による慢性被爆は自由に生活する個体群の遺伝子損傷を引き起こしているか調べるため、我々はチェルノブイリ地域に生息するツバメの血液細胞におけるDNA損傷のレベルを調べた。血液サンプルは、比較的汚染されていない地域を含む、異なるバックグラウンド放射線レベルをもつ各地で集められたツバメたちから取った。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1532045609002439
タイトル:チェルノブイリ地区から来たツバメに見られる酸化ストレスの増加
著者:A. ボニソリ‐アルクアティ、T. ムソー、A. P. メラー、M. カプリオリ、N. サイノ
典拠:比較生理学・生化学 A:分子・統合生理学、155(2)、205‐210頁、2010年2月。
デジタルオブジェクト識別子: 10.1016/j.cbpa.2009.10.041
キーワード:抗酸化能力、ツバメ、チェルノブイリ、酸化ストレス、放射能汚染、活性酸素種
概要:チェルノブイリ事故によって史上最大量の放射性核種が意図せずして放出され、ヒトおよび他の有機体に劇的な影響が及んだ。電離放射線被爆は、鳥類およびヒトにおいて循環し蓄積されている特定の抗酸化物質のレベルを下げ、その結果、酸化ストレスを潜在的に増加させるものとして知られている。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1095643309011441
タイトル:[チェルノブイリ事故の際に汚染された地域における森林火災による影響の放射生態学的および衛生学的評価]
著者:V. A. カシュパロフ、S. M. ルンディン、A. M. カディグリブ、V. P. プロツァク、S. E. レフチュク、V. I. イォシチェンコ、V. A. カシュプル、N. N. タレルコ
典拠:衛生学と公衆衛生、(1)、30‐35頁、2001年1月。
デジタルオブジェクト識別子:
キーワード:
概要:森林火災の際チェルノブイリの放射性降下物が凝縮した跡において放射性核種が再移動することが実験によって示され、それらの移動の数学的モデルが確認された。放射性核種の再移動は最も不利な条件下でさえ地域の追加汚染に大きな影響を与えないことが示された。放射性エアロゾル濃度場の生成に至る移動に対する伝達性および非伝達性成分の寄与が認められた。放射性エアロゾルとその分散組成物の濃度の経時変化が、火災元から様々な距離において様々な火災段階において示された。
URL: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11236471?dopt=Abstract
タイトル:チェルノブイリ立入禁止区域における陸上野生生物の放射線被爆の予測:アプローチの国際比較タイトル
著者:N. A. ベレズフォード、C. L. バーネット、J. E. ブラウン、J-J. チェン、D. コプルストン、S. ガスチャク、A. ホセイニ(…)C. ユ
典拠:放射線防護誌:放射線防護協会公認誌、30(2)、341‐373頁、2010年6月。
デジタルオブジェクト識別子: 10.1007/s10512-006-0081-9
キーワード:
概要:今日では、ヒト以外の種は放射能の人為的放出から保護されることを示す必要性があるという一般的認識がある。いくつものアプローチが野生生物の被爆を推定するために開発され、それらのいくつかは規制評価の指標として使用されている。
URL: http://iopscience.iop.org/0952-4746/30/2/S07/
タイトル:1986年、2003‐2005年におけるチェルノブイリ原子力発電所の破壊された発電ユニットからのエアロゾルの放出
著者:B. I. オゴロドニコフ、A. K. ブディカ、É. M. パズヒン、V. A. クラスノフ
典拠:原子力エネルギー、100(4)、264‐270頁、2006年4月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1007/s10512-006-0081-9
キーワード:
概要:事故の急性期から20年後に至るまでβ線を放出する放射性核種の活動量とエアロゾルの担体の分散度を測定した結果を提示した。
URL: http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs10512-006-0081-9