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カテゴリー「小児科」

甲状腺がんへの131I治療前後のチェルノブイリ近隣の子どもたちのリンパ球の小核

タイトル:甲状腺がんへの131I治療前後のチェルノブイリ近隣の子どもたちのリンパ球の小核

著者:ウットケK., ストレッファーC., ミュラーW. U., ライナーズC., ビコJ., デミドチクE.

典拠:1996年、69巻、2号、259-268頁。

doi: 10.1080/095530096146101

キーワード:

概要:本研究は、チェルノブイリ事故放射性降下物に被ばくしたベラルーシとウクライナ子どもたちのモニタリングを取り上げたものである。異なる地域の56人の子どもたちに小核分析を行った。個人および地域グループにおける頻度は、3名のドナーを除き統制群と同様であった。事故から少なくとも7年経過していることを考慮して、このような結果は予測されていた。小核頻度を測定したほとんどの子どもたちは甲状腺がんを患い、放射性ヨウ素(131I)治療を受けていた。我々は小核誘導に対する131Iを用いたin vitro曝露の影響およびリンパ球の増殖能について調べた。本調査によって分かったのは、放射性核種の摂取後数日以内で線量範囲が65-390mGy(実効線量)ほどであれば、取り込まれた放射性核種への個々の被ばくを検出するのに小核が有効に利用できるということである。

URL:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/8609463

131I治療後のチェルノブイリ近隣の子どもたちのリンパ球における小核形成

タイトル:131I治療後のチェルノブイリ近隣の子どもたちのリンパ球における小核形成

著者:ミュラーW. U., ディートリS., ウットケK., ライナーズC., ビコJ., デミドチクE., ストレッファーC.

典拠: Radiation and Environmental Biophysics、2004年5月、43巻、1号、7-13頁。

doi: 10.1007/s00411-004-0233-z

キーワード:リンパ球、子ども、ヨウ素131、甲状腺腫瘍

概要:チェルノブイリ事故後、甲状腺腫瘍を患う子どもの数の統計学的に有意な増加が見られた。本研究では166名の甲状腺腫瘍を患う子どもと、75名の甲状腺腫瘍を患ってない子どもたちの末梢血リンパ球中の小核形成をサイトカラシンBの方法を使って分析した。性別、最初の131I治療時の年齢、腫瘍の病期、腫瘍の種類あるいは転移といった要素は小核形成に大きな影響を与えていなかった。しかし、小核の数の統計学的に有意な増加はゴメリの住人において、ブレスト、グロドノ、ミンスクといった他の住人におけるよりも見られた。腫瘍を患った子どもたちは腫瘍の外科的切除後に131I治療を受けた。このことによって小核形成に対する131Iの影響を体系的に追跡する機会が与えられた。著しい増加は131I治療後5日目に観察され、次の処方までの4-7ヶ月間内で減少したが、治療前のレベルには至らなかった。10回の治療サイクルまで、131I処方前と5日後のそれぞれの小核形成の分析を含めて追跡した。子どもたちの反応は明確な個人差によって特徴づけられ、ヨウ素131によって誘導された小核頻度の増加/減少パターンはリンパ球の数の減少/増加パターンと相関していることが分かった。

URL:http://link.springer.com/article/10.1007/s00411-004-0233-zは

慢性的な電離放射線被ばく状態での細胞組織反応

タイトル:慢性的な電離放射線被ばく状態での細胞組織反応

著者:アクレィエフA. V.

典拠:Biophysics、2010年2月、55巻、1号、128-141頁。

DOI: 10.1134/S0006350910010203

キーワード:慢性暴露、造血、免疫、内分泌系、生殖腺、皮膚、肺

概要:人間の慢性被ばくの経過と結果を決定しうる組織反応の出現の放射線生物学的データについて検討した。 電離放射線への長期曝露および分画に対する造血、免疫、生殖、内分泌、呼吸器系、皮膚の反応の主なメカニズムについて考察した。慢性曝露影響のための閾値線量推定に向けた新しいアプローチの開発に関する問題を取り上げた。

URL:http://link.springer.com/article/10.1134%2FS0006350910010203

低線量のセシウム137および様々な線量のヨウ素131に長期間曝露したチェルノブイリ周辺に住む小児における血リンパ球サブセットの解析

タイトル:低線量のセシウム137および様々な線量のヨウ素131に長期間曝露したチェルノブイリ周辺に住む小児における血リンパ球サブセットの解析

著者:ヴィホヴァネッツE. V., チェルニショフV. P., スルクヴィンI. I., アンチプキンY. G., ヴァシュクA., コロスV.

典拠:Radiation Research 2000年6月、153巻、6号(2000年6月)、760-772頁。

DOI: http://dx.doi.org/10.1667/0033-7587(2000)153[0760:AOBLSI]2.0.CO;2

キーワード:血リンパ球、子ども、低線量、セシウム137、ヨウ素131
概要:疫学的研究により、チェルノブイリ周辺に住む子どもたちにおいてはチェルノブイリ事故前より気道疾患の発生率が高くなっていることが分かった。本研究では、チェルノブイリ周辺に住む子どもたちにおける末梢血リンパ球サブセットの組成に対する放射線被ばくのありうる影響について調査した。219名の健康な子どもたちと、全身への低線量のセシウム137および甲状腺への様々な線量のヨウ素131および事故による放射性降下物を被った再発性呼吸器疾患を患う6-14歳の子どもたちの評価を、事故から5年後(1991年)および8-10年後(1994‐1996年)に実施した。統制群として計148名の健康な子どもたちと非汚染地域に住む再発性呼吸器疾患を患う子どもたちについても調査を行った。チェルノブイリ周辺に住む再発性呼吸器疾患を患う子どもたちは、調査期間中に再発性呼吸器疾患を患っていた統制群の子どもたちと比較して、有意に低い割合でT細胞と高い割合のNK細胞を有した。1991年の結果とは対照的に、ヘルパー・インデューサー細胞の割合の有意な減少が、1994-1996年に再発性呼吸器疾患を患っていた子どもたちにおいて観察された。1991年とは対照的に、1994-1996年にはヘルパー・インデューサー細胞の割合、ヘルパー・インデューサ/細胞障害性サプレッサー細胞比、およびヨウ素131からの健康な子どもの甲状腺に対する放射線線量の間に正の相関関係がみとめられる。事故後5年(1991年)では、再発性呼吸器疾患を患う子どもたちにおいてヨウ素131から甲状腺への放射線線量とヘルパー・インデューサー細胞の割合に正の相関関係があった。さらに、事故から8-10年後(1994-1996年)の再発性呼吸器疾患を患う子どもたちにおいては、ヨウ素131から甲状腺への放射線線量はTおよびB細胞の割合とは負の相関関係、NK細胞の割合とは正の相関関にあった。これらの結果は、再発性呼吸器疾患を患う子どもたちにおいて、低線量のセシウム137への長期曝露がT細胞サブセットの組成を変化させた可能性を示唆している。健康な子どもと再発性呼吸器疾患を患う子どもの間の末梢血リンパ球サブセットの組成の違いは、チェルノブイリ後の低線量のセシウム137の放射線への長期の全身曝露とヨウ素131の放射線の甲状腺曝露に帰することができよう。

URL:http://www.bioone.org/doi/abs/10.1667/0033-7587%282000%29153%5B0760%3AAOBLSI%5D2.0.CO%3B2?prevSearch=chernobyl%2Bobstetrics&searchHistoryKey=&queryHash=93d611a9bfec5beb1e2f82cb49cf110e

幼年期及び青年期にチェルノブイリ原発事故で被ばくした女性から生まれた一世の身体的成長、骨格の状態、その改善 

タイトル:幼年期及び青年期にチェルノブイリ原発事故で被ばくした女性から生まれた一世の身体的成長、骨格の状態、その改善

著者: トルカーチ S.I.

典拠:論文 キエフ 2005年

キーワード: 小児科 女性

概要:幼年期及び青年期にチェルノブイリ原発事故で被ばくした女性から生まれた一世の、身体的成長、骨格の障害の予防策

URL: http://www.lib.ua-ru.net/diss/cont/42171.html

チェルノブイリ原発事故リクビダートルを親に持つ少女の思春期の健康状態

タイトル:チェルノブイリ原発事故リクビダートルを親に持つ少女の思春期の健康状態

著者: テレシェンコ A.I.

典拠:論文 ハリコフ 2005年

キーワード: 小児科

概要:健康診断に基づいたチェルノブイリ原発事故リクビダートルを親に持つ少女の思春期の診療観察

URL:  http://www.lib.ua-ru.net/diss/cont/42166.html

チェルノブイリ原発事故の被害を受けた小児の心血管系の機能状態とリハビリテーション

タイトル:チェルノブイリ原発事故の被害を受けた小児の心血管系の機能状態とリハビリテーション

著者: コステンコ T.O.

典拠:論文 2001年 ハリコフ

キーワード: 小児科、心血管システム、小児、ティーンエイジャー、電離放射線、治療・予防対策

概要:チェルノブイリ原発事故被災者である小児と十代の心血管系疾患患者の進行の改善(8,9,10,11年経過後)

URL: http://www.lib.ua-ru.net/diss/cont/332585.html

チェルノブイリ原発事故リクビダートルを父に持つ思春期の少女の健康状態

タイトル:チェルノブイリ原発事故リクビダートルを父に持つ思春期の少女の健康状態

著者: テレシェンコ A.I.

典拠:論文 2005年 ハリコフ

キーワード: 小児科

概要:

URL: http://www.lib.ua-ru.net/diss/cont/271995.html

チェルノブイリ事故当時30㌔圏内に居住していた小児の総合リハビリテーションにおいてバイオアクティブ補助食品を用いた場合の健康状態と臨床・病理的実証

タイトル:チェルノブイリ事故当時30㌔圏内に居住していた小児の総合リハビリテーションにおいてバイオアクティブ補助食品を用いた場合の健康状態と臨床・病理的実証

著者: チェフラノワ N.I.

典拠:論文 シンフェロポリ 1995年

キーワード: 小児科

概要:

URL: http://www.lib.ua-ru.net/diss/cont/272328.html

チェルノブイリ原発事故の影響を受けた小児の心血管系の機能状態とリハビリテーション

タイトル:チェルノブイリ原発事故の影響を受けた小児の心血管系の機能状態とリハビリテーション

著者: コステンコ T.A.

典拠:論文 ハリコフ 2001年

キーワード: 小児科

概要:

URL: http://www.lib.ua-ru.net/diss/cont/39167.html

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