チェルノブイリ原子力発電所に隣接した土壌中のγ放射性核種の化学形態
タイトル:チェルノブイリ原子力発電所に隣接した土壌中のγ放射性核種の化学形態
著者:クリャストリンA. L., シチェグロフA. I., ティホミロフF. A.
典拠:全体環境科学、164巻、3号、1995年3月30日、177-184頁。
DOI: http://dx.doi.org/10.1016/0048-9697(95)04464-C
キーワード:放射性核種、チェルノブイリ原子力発電所、セシウム、土壌
概要:砂を含む森林土壌、砂を含む泥炭土牧草地、砂を含むローム牧草地のサンプルが、チェルノブイリ原子力発電所(ChNPP)周辺30Kmゾーン内の異なる地点で採取された。サンプルは水と0.1 Nの酢酸アンモニウム溶液で抽出した。抽出物のγ放射性核種と安定した陽イオン含有量を測定した。0-10 cmの土壌層に存在する移行性放射性核種の全コンテンツは、放射性核種と土壌の種類にもよるが、この層の全放射性核種含有量の0.5〜5%を占めた。水溶性放射性核種は0-5 cmの層でのみ見られた。置換性の放射性核種としては、概して0-5cmおよび-5-10cmの層における放射性セシウムが挙げられる。有機ミネラル層中の置換性のセシウム137のコンテンツは安定した交換可能な陽イオンと有機物含有量の合計にほぼ反比例していた。森林植生が土壌から移行した放射性セシウムの大きな割合を占めている。
URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/004896979504464C
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