放射線被ばく後の遠隔期における、チェルノブイリ作業員の慢性的な脳血管病理
著者:N.V.デニシュク
典拠:Український медичний часопис(ウクライナ医学誌)、2006
キーワード:イオン化放射線、超音波ドップレログラフィー、脳血管病理
概要:0.025~3.5Svの被ばくの遠隔期における、慢性的な脳血管病理の臨床的・血管神経的特徴が、包括的な臨床的・神経生理学的な調査によって判明している。超音波ドップレログラフィーによる質的・量的な評価もこの結果を証明している。調査の対象となったのは、100人のチェルノブイリ事故処理作業員(リクヴィダートル)、135人の脳血管病患者(比較グループ)、ならびに63人の健康的な男性(コントロールグループ)である。
遠隔期における脳の血行力学の病因は多様である。他のリスク因子(年齢、アルコール中毒、喫煙、身体の病理)と同様に、0.3Sv以上の放射線被ばくは脳の血行に影響を及ぼす。
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