非破壊的方法によるチェルノブイリ事故および核兵器爆発によるホットパーティクルの分類
タイトル:非破壊的方法によるチェルノブイリ事故および核兵器爆発によるホットパーティクルの分類
著者:ジェルトノジュスキーV., ムックK., ボンダルコフM.
典拠:環境放射能ジャーナル、57巻、2号、151‐166頁、2001年。
デジタルオブジェクト識別子:http://dx.doi.org/10.1016/S0265-931X(01)00013-3
キーワード:ホットパーティクル、チェルノブイリ、兵器テスト、放射性降下物、特徴づけ、分類
概要:チェルノブイリ事故および核兵器爆発の後、放射性物質の凝集体、いわゆるホットパーティクルが放出あるいは形成され、気体またはエアロゾルの形で放出された放射能とは全く異なる環境における挙動を示す。それらのパーティクルの特性、放射性核種の組成およびウランおよびアクチニドの内容の違いについて詳細に取り上げた。核兵器のホットパーティクル(核分裂および核融合爆弾による)が検出可能な微量の60Coと152Euを含むのに対し、チェルノブイリのホットパーティクルにはそれらの放射性核種はない。対照的に、チェルノブイリのホットパーティクルには、核兵器のそれにはない125Sbと144Ceが含まれている。明らかな違いは核融合爆弾と核分裂爆弾のホットパーティクルの間にも見られ(顕著な違いは152Eu/155Eu、154Eu/155Euおよび238Pu/239Pu比である)それによって出所不明のホットパーティクルの識別が容易になる。チェルノブイリのホットパーティクルの239Pu/240Pu比は1:1.5の非破壊的方法によって測定できる。Kα放出の測定で非放射性元素の含有量を決定する非破壊的方法は、パーティクル内で非アクティブのZr、Nb、FeおよびNiが確認できたことで開発された。
URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X01000133
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