原子力部門における放射線防護システムの最適化の概念:個々の癌リスクの管理および標的とする健康管理の提供
タイトル:原子力部門における放射線防護システムの最適化の概念:個々の癌リスクの管理および標的医療の提供
著者:イヴァノフV. K., ツィプA. F., アガポフA. M., パンフィロフA. P., カイダロフO. V., ゴルスキA. I., マクショウトフM. A., (…) ヴァイゼルV. I.
典拠:放射線防護ジャーナル、26(4)、361-374頁、2006年12月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1088/0952-4746/26/4/001
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概要:本報告では、ロシアの原子力労働者に対する標的医療の提供について、がんリスクの放射線疫学的推定に基づいて検討した。1950年~2002年の間に個人の線量モニタリングの対象となったフィジカルパワーエンジニアリング研究所(世界初の核施設)の労働者の癌発生率について分析を行った。固形がんの過剰相対リスクの値はERR Gy−1 = 0.24 (95% CI: −4.22; 7.96)であることが分かった。個人の線量モニタリングの対象者の81.8%が、5%以内の潜在リスクを持っており、10%以上のリスクを3.7%の労働者が示した。検出された癌症例のうち73.5%が5%までのリスクを示しており、3.9%の労働者についてはリスクが10%を超えていた。任意の健康保険による標的医療を提供するための原則について概説した。
URL:http://iopscience.iop.org/0952-4746/26/4/001/
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