熱イオン化質量分析法(TIMS)とフィラメント浸炭によるチェルノブイリからの環境参考資料およびサンプル中のプルトニウム240/プルトニウム239、プルトニウム241/プルトニウム239およびプルトニウム242/プルトニウム239の同位体比の決定
タイトル:熱イオン化質量分析法(TIMS)とフィラメント浸炭によるチェルノブイリからの環境参考資料およびサンプル中のプルトニウム240/プルトニウム239、プルトニウム241/プルトニウム239およびプルトニウム242/プルトニウム239の同位体比の決定
著者:ヤコピッチR., リヒターS., キューンH., アレグベY.
典拠:原子スペクトル分析ジャーナル、25(6)、815頁、2010年1月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1039/b925918j
キーワード:環境分析、同位体分析、定量的有機分析、プルトニウム
概要:核保障措置、環境モニタリング、核鑑識といったさまざまな分野で精密で高感度かつ正確なプルトニウム分析が必要とされている。環境中のプルトニウム汚染の異なるソースを明らかにする上で、プルトニウム同位体比は「フィンガープリント」として使用される。本研究では、チェルノブイリの4つの異なる資料およびサンプルにおけるプルトニウム240/プルトニウム239、プルトニウム241/プルトニウム239およびプルトニウム242/プルトニウム239の同位体比を、複数のイオン計数(MIC)およびフィラメント浸炭と組み合わせた熱イオン化質量分析法(TIMS)によって決定した。サンプルを8M HNO3で浸出させた後、プルトニウムをCaC2O4上で共存沈殿させ、陰イオン交換及び抽出クロマトグラフィー(TEVA仕様)によって、干渉する放射性核種および行列要素から分離させた。
URL:http://pubs.rsc.org/en/Content/ArticleLanding/2010/JA/b925918j
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