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ブリャンスク州の疫学的健康調査のためのコホートメンバーにおける小児期の甲状腺線量の分布

タイトル:ブリャンスク州の疫学的健康調査のためのコホートメンバーにおける小児期の甲状腺線量の分布

著者:コンスタンチノフY. O., ブルックG. Y., エルショフE. B., レベヂェフO. V.

典拠:国際会議シリーズ、1234、307-319頁、307-319頁、2002年5月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S0531-5131(01)00620-3

キーワード:チェルノブイリ、線量測定、ヨウ素131、甲状腺

概要:放射線量の再構築を伴う長期医学的フォローアップを行うことを目的として、チェルノブイリ事故の後ロシアで最も汚染された地域の住民の中から被験者のコホートが選ばれた(ブリャンスク州の西の地区)。コホートは、事故時に10歳以下だった1065名の被験者で構成された。チェルノブイリ笹川保健医療協力プロジェクトにおいて彼らのほとんどの健康状態が調べられた。プロジェクトの調査結果で主に甲状腺異常が見られたため、被験者の選択は甲状腺への放射線量の妥当な推定値に基づいて行われた。甲状腺線量を推定するのに、甲状腺におけるヨウ素131の直接測定によるデータと1986年5月における個々の食習慣に関するアンケートデータが用いられた。甲状腺放射性ヨウ素を測定していなかった者の用量を含め、合理的な近似値が、利用可能なデータから個々の用量を再構築するのに適用された、コホートメンバーにおける甲状腺の内部放射線量の分布が得られた。特定の被験者の個人線量が推定されたものの、ある程度の精度不足は否めなかった。しかし、200 mGy以下から2 Gy以上という被験者における投与間隔の広い分布は、放射線疫学コホート研究にとっては許容可能なアプローチであると思われる。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0531513101006203

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