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チェルノブイリ原子力発電所(ウクライナ)立入禁止区域における放射能汚染はヨーロッパモノアラガイ(モノアラガイ科)の殻の形態に影響を与えているか?

  • タイトル:チェルノブイリ原子力発電所(ウクライナ)立入禁止区域における放射能汚染はヨーロッパモノアラガイ(モノアラガイ科)の殻の形態に影響を与えているか?

著者:ミハイル・ズイコフ、ドミトリー・グドコフ、マクシム・ヴェナルスキ、エミリエン・ペレティエ、デヴィッド A. ハーパー、セルジュ・デマーズ

典拠:環境保護主義者(2011)31、369‐375頁

デジタルオブジェクト識別子: 10.1007/s10669-011-9347-4

キーワード:殻の奇形、ヨーロッパモノアラガイ、放射能汚染、環境、チェルノブイリ原子力発電所、マヤーク核技術施設

概要:ウクライナのチェルノブイリ原子力発電所付近で採集されたモノアラガイ科のヨーロッパモノアラガイにおいて、高い確率で、粗い継ぎ目といった明らかな外殻異常が見られた。チェルノブイリ立入禁止区域内のモノアラガイについて、長期の放射線照射によるネガティブな細胞遺伝と血液学的影響が繰り返し報告されてきた。そこで放射線は殻の形態にも影響を与えているものと推測した。しかし、ロシアの二か所の放射線地域で採集されたモノアラガイにおいては殻の奇形が見られなかったため、チェルノブイリ原子力発電所付近の巻貝群中における奇形の殻の出現を、放射能汚染によるものと即断することはできない。

URL: http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs10669-011-9347-4

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