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チェルノブイリ事故によるヨウ素131に被ばくしたウクライナの子ども、幼児、そして胎児の甲状腺腫瘤の概算

タイトル:チェルノブイリ事故によるヨウ素131に被ばくしたウクライナの子ども、幼児、そして胎児の甲状腺腫瘤の概算

著者:リフタロフI., コフガンL., マシュクS., チェプルニーM., イヴァノヴァO., ゲラシメンコV., ボイコZ., ヴォイレキP., アンティプキンY., ルツェンコS., オレイニクV., クラフチェンコV., トロンコM., ウクライナ放射線防護研究所

典拠:保健物理、2013年1月、104(1)、78-86頁。

doi:10.1097/HP.0b013e31826e188e.

キーワード:こども

概要:チェルノブイリ事故後の子どもおよび青年の遡及的な内部甲状腺線量推定値を向上させるという目的のため、ウクライナ北部の最も汚染された地域であるキエフおよびジトーミル州の子どもたちの年齢および性別依存性の甲状腺腫瘤について概算を行った。6-16歳の子どもに関しては、甲状腺腫瘤は、1990年代に実施された笹川記念保健財団による約6万人の子どもを対象とした超音波測定値に基づいている。0-36ヶ月の子どもに関しては、ウクライナの子どもたちの甲状腺腫瘤は文献上では見出されなかったため、特に本報告のために剖検が行われた。3-5歳および17-18歳の子どもに関しては、共に測定されたデータ・セットから書き入れ、もしくは外挿された。6-16歳の子どもにおける結果、農村部の子どもの甲状腺腫瘤は、平均して、都市部の子どもの甲状腺腫瘤よりわずかに(約8%)高いことが分かった。甲状腺腫瘤の幾何平均は5歳、10歳、15歳でそれぞれ、男子が5.2g、9.0g、15.8g、女子が5.2g、9.4g、16.0gだった。これらの値は、ICRPがヨウ素が十分な集団として挙げている基準値よりも大きく、ウクライナ北部でヨウ素不足であることが反映されている。

URL:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23192090

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