内部に沈着したチェルノブイリ原子炉事故による放射性降下物
タイトル:内部に沈着したチェルノブイリ原子炉事故による放射性降下物
著者:シュレンカーR. A.
典拠:会議:米国原子力学会と原子力産業協会の合同会議、ロサンゼルス、1987年1月。
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概要:本研究では、チェルノブイリ原子炉事故時に東ヨーロッパ(主にポーランド)に居住していた、もしくは旅行者として旅をしていた被験者約100名を対象としたが、1986年6月中旬には甲状腺においてヨウ素131は容易に検出可能であり、事故が起こってから9‐10週間後の7月初めになっても検出可能であった。1986年4月26日に東ヨーロッパにいてヨウ素131が検出された42名の被験者においては、甲状腺の放射能の中央値は測定時に1.4 nCiであった。甲状腺における単一指数保持機能および8日間という半減期を考慮しつつ、4月26日に遡って推定すると放射能の中央値は42 nCiになる。その度数分布は対数正規分布に似ている。推定される放射能量は大体2~1200nCiの間である。これらの観察された内部放射能から派生するリスクレベルおよび著者の保守的な線量仮定は、事故後数か月間に一般紙で発表されたリスクレベルより10倍ほど低い。こうしたことにより、内部放射能のリスク推定を直接の観察に基づくことの重要性が明らかになった。
URL:http://www.osti.gov/bridge/product.biblio.jsp?query_id=2&page=0&osti_id=5689382
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