ヘッダー画像

散発性乳頭状癌とは対照的な放射線誘発甲状腺腫瘍におけるBRAF変異の低有病率

タイトル:散発性乳頭状癌とは対照的な放射線誘発甲状腺腫瘍におけるBRAF変異の低有病率

著者:M. N. ニキフォロヴァ、R. キアンピ、G. サルヴァトーレ、M. サントロ、M. ガンディー、J. A. ナウフ、G. トーマス、…Y. E. ニキフォロフ

典拠:がん通信、209(1)、1-6頁、2004年6月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.canlet.2003.12.004

キーワード:甲状腺がん、BRAF変異、RET/ PTC再配列、放射線被ばく

概要:近年BRAF遺伝子の点突然変異は甲状腺乳頭がんにおける高い有病率を説明してきた。しかしこうした分子改変は放射線誘発甲状腺腫瘍においては研究されていない。我々は、82の散発乳頭癌と比較しての、チェルノブイリ後の55の乳頭がんにおけるBRAFの点突然変異およびRET/ PTC再配列の有病率について分析した。散発的な乳頭癌は、BRAF変異を保有する腫瘍が37%、そしてRET/ PTC再配列が20%、と明らかに異なるパターンを見せた。こうした結果は散発性および放射線誘発甲状腺腫瘍の分子遺伝学的プロファイルに有意差があることを示している。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0304383503008334

キーワードタグ

前後へのリンク

コメント




▲ページの先頭へ戻る