ヘッダー画像

被ばくの遠隔期にチェルノブイリ作業員に見られる慢性脳血管病理の血管神経学的な特徴

著者:K.N.ロガノフスキー、A.N.コヴァレンコ、N.V.デニシュク

典拠:Кровообіг та гемостаз(血流と止血)、2010

キーワード:

概要:0,025-4,7 Svの被ばく後の遠隔期に、慢性脳血管病理の血管神経学的な特徴が確認された。モデルターゲットとしての左内頸動脈を確認。脳血行動態の病因異質の変更が被ばく後の遠隔期において確認され、その一要因が0.3 Sv以上の放射線であることが判明した。他の要因としては、年齢、心身症、喫煙、アルコール中毒などが挙げられる。

URL: http://library.zsmu.edu.ua/CGI/irbis64r_91_opac/cgiirbis_64.exe?LNG=&C21COM=S&I21DBN=ZSMUL&P21DBN=ZSMUL&S21FMT=infow_wh&S21ALL=(%3C.%3EA%3D%D0%9B%D0%BE%D0%B3%D0%B0%D0%BD%D0%BE%D0%B2%D1%81%D0%BA%D0%B8%D0%B9,%20%D0%9A.%20%D0%9D.$%3C.%3E)&Z21ID=&S21SRW=TIPVID&S21SRD=DOWN&S21STN=1&S21REF=10&S21CNR=20

ベラルーシとロシアにおけるチェルノブイリ原発事故の被害住民の甲状腺癌

 

タイトル:ベラルーシとロシアにおけるチェルノブイリ原発事故の被害住民の甲状腺癌

著者: ヤコブ P.

典拠:放射線医療国際雑誌 1999年3,4:7,10

doi:

キーワード:

概要:ベラルーシとロシアでは、事故当時に子供だった年齢層に甲状腺癌の顕著な増加がみられた。ベラルーシでは、当時18歳未満だった人々の間で1989年から増加が始まった。

URL: http://www.physiciansofchernobyl.org.ua/magazine/PDFS/3-4_1999/3_3_99_59.pdf

放射線非常事態において精神衛生を保護するためのシステムの科学的根拠

著者:K.N.ロガノフスキー、M.A.ボムコ、S.A.チュマク

典拠:Психиатрия, психотерапия и клиническая психология(精神医学、心理療法、臨床心理学)、2012

キーワード:脳血管疾患、器質性精神障害、うつ病、神経症、精神衛生

概要:チェルノブイリの被害者(特に原発作業員)の間では、脳血管疾患、器質性精神障害、うつ病、神経症、ストレス関連及び身体表現性障害とアルコール依存症が確認された。放射能事故と核テロ攻撃から精神衛生を保護するシステム、放射線緊急事態に被害者を神経精神医学的に支援するためのブロックモデルなど...

URL:http://www.recipe.by/izdaniya/periodika/psihiatriya/archiv/ppkp_2_2012/Original/1339967617.html

慢性疲労症候群‐千の呼称を持つ疾患

著者:K.N.ロガノフスキー

典拠:Укр. мед. часопис.(ウクライナ医学誌)、1998

概要:当分野で広く知られた著書。詳細についてはウクライナ医学アカデミー・放射線医学研究所へお問い合わせ下さい。研究所のホームページ:http://www.national.rcrm.net.ua/index.php/en/

原子力神経精神医学から脳コンピューター・インターフェースへ:どのようにして国家の科学技術を維持し強化するか

著者:K.N.ロガノフスキー

典拠:Новая медицина тысячелетия (ミレニアムの新医学)、2010

概要:原子力神経精神医学の歴史を紹介。ロシア語による全文がネット雑誌に掲載されている。ページ:16~27

URL: http://nmt-journal.com/arch/files/full/2010_3.pdf

1981~2005年のベルゴロド州の甲状腺癌罹患率

 

タイトル:1981~2005年のベルゴロド州の甲状腺癌罹患率

著者: ゴリベツ T.P., コワレンコ I.V., ヴォルコフ D.V.

典拠:雑誌「ベルゴロド国立大学科学通信」医学シリーズ 2010年 16巻11版

キーワード: ベルゴロド州、悪性腫瘍

概要:1981~2005年のベルゴロド州住民の甲状腺癌罹患率の分析。男女別、年齢層に分けて5年ごとの罹患率の推移を研究。チェルノブイリ原発事故以降、すべての年齢層で、甲状腺癌が増加しており、チェルノブイリによる放射線の甲状腺への悪影響に関するデータを確証づけている。

URL: http://cyberleninka.ru/article/n/zabolevaemost-rakom-schitovidnoy-zhelezy-naseleniya-belgorodskoy-oblasti-v-1981-2005-gg

イオン化放射線被ばくの遠隔期に見られる神経的・心理病理的な症候群

著者:K.N.ロガノフスキー

典拠:Журн. невропатол. и психиатр. им. С.С. Корсакова (S.S.コルサコフ神経病理学・精神医学誌)、2000

キーワード:

概要:1986年にARS(急性放射線障害)が診断された100人の被爆者、1986~87年より5年以上チェルノブイリ避難区域で作業をしたボランティア、20人の健康体、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を患うアフガニスタンの兵士50人、PTSDと非開放性頭部損傷を患うアフガニスタンの兵士50人を、神経学的、精神医学的、心理生理学的(qEEGを用いて)に調査。被ばくの遠隔期において、左半球の皮質辺縁系の症候群、および間脳-右脳症候群が診断された。分裂症ほかの病気を観察。

URL: http://nature.web.ru/db/msg.html?mid=1174807&uri=index.html

イオン化放射線は脳に影響を及ぼすか否か

著者:K.N.ロガノフスキー

典拠:Український медичний часопис(ウクライナ医学誌)、2009

キーワード:イオン化放射線、低線量被ばく、脳、放射線感受性、胎内被ばく

概要:本研究の目的は5Sv以下の被ばくが脳に与える影響の分析である。妊娠8週間以降の胎児が受ける影響として、認知障害と神経生理学的な異常が確認された(妊娠8週間以後は、on fetus::>20 mSv、子宮内おける甲状腺被ばく:>300 mSv 一方、16~25は、on fetus::>10 mSv、子宮内おける甲状腺被ばく:>200 mSv)。チェルノブイリ事故によって、胎内、および0-1歳で被ばくした子供たちは、全生涯を通して検査を受けるべきである。これらの子供達は、分裂症を含む精神神経生理学的な疾患を発症する恐れがある。幼児期に0.1–1.3 Gy以上の被ばくを受けた人々には、遠隔期に脳障害が起きる可能性がある...

URL: http://www.umj.com.ua/wp-content/uploads/archive/71/pdf/1440_rus.pdf?upload

ラトビアのリクビダートルにおける長期的な精神的・心身的ストレスの危険因子

タイトル:ラトビアのリクビダートルにおける長期的な精神的・心身的ストレスの危険因子

著者:ビエールJ. F., カルバコヴァE., ジャーヴB., エグリテM., ズヴァグレT., ヴィンセントC.

典拠:Environ Health Perspect、1997年12月、105(別冊6)、1539-1544頁。

キーワード:リスク要因、精神的苦痛、心身症、ラトビア、リクビダートル

概要:チェルノブイリ事故の健康影響に関する疫学研究は、心理的影響はほとんど注目していない一方、身体健康に主に焦点を当ててきた。本稿では、国家ラトビア・チェルノブイリ・クリーンアップ労働者レジストリから作成された1412名のリトアニア人リクビダートルのサンプルにおける様々な曝露変数と精神的・心身的ストレスとの関連性について検証した。

URL:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1469928/

チェルノブイリ事故の汚染地域からのイスラエル移民の無作為抽出における健康影響

タイトル:チェルノブイリ事故の汚染地域からのイスラエル移民の無作為抽出における健康影響

著者:コーディシュE. A., ゴールドスミスJ. R., クアステルM. R., ポリャクS., メルキンL., コーエンR., ゴロディシャーR.

典拠:Environ Health Perspect、1995年10月、103(10)、936-941頁。

キーワード:健康影響、(チェルノブイリ被災地からの)移民、イスラエル

概要:本調査では、チェルノブイリ放射線への潜在的被ばく度によって3つのグループに分けた、旧ソ連から来た1560名の新しい移民へのアンケートや医師検査データを分析した。2つのグループは、我々が行ったセシウム137の体内汚染の調査結果で確認しつつ、元居住地におけるセシウム137による土壌汚染に応じて選別した。第3グループは、リクビダートル、すなわち「事故後チェルノブイリ地域で作業に携わった者」たちから成る。リクビダートルは一般的に放射線被ばくによる急性障害、高血圧の増加、いろいろな健康に関する苦情について自己申告する率が高かった。子どもにおける気管支喘息と健康に関する苦情の多くはより被ばくを受けた集団において見られた。子宮内で被ばくした子どもにおける喘息有病率は8倍高いことが分かった。より高い被ばく地域から来た高齢者は記録および測定の結果、高血圧の者が多かった。こうした結果は、放射性被ばくが何らかの非悪性の効果と関連している可能性があることを示している。

URL:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1519167/

▲ページの先頭へ戻る