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幼児期に中枢神経系腫瘍疾患を患った生存者に見られる、遠隔期における合併症(英語

著者:N.E.アンダーソン

典拠:Curr. Opin. Neurol. — 2003. — Vol. 16, № 6. — P. 677–683.

キーワード:CNS,脳腫瘍、認知的合併症、内分泌機能不全

概要:幼児脳腫瘍疾患の治療法の発達によって、長期生存が可能となった。長期生存者においては、認知的・身体的・心理的合併症の高い発症率が確認されている。本研究では、認知的・内分泌的な合併症に焦点を当てて、未だあまり知られていない遠隔期の症状を検証する。

URL: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/14624076

チェルノブイリの臨床的遺産:胎内被ばくと学業 スウェーデンの例(英語)

著者:D.V.アーモンド、L.エドランド、M.パーム

典拠:New York, NY 10027: Department of Economics, Columbia University, 2007.

キーワード:スウェーデン、原爆生存者、チェルノブイリ、IQ低下、認知能力

概要:排卵後8~25週間内に被ばくした日本の原爆生存者にIQの低下を確認(Otake and Schull, 1998)。これが低線量被ばく(<10mGy)による影響か否かは解明されていない。チェルノブイリ事故はスウェーデンにおいて放射線レベルを向上させた。1983~1988年にスウェーデンで生まれた子供達562,637人のデータは、チェルノブイリ事故当時に胎内で被ばくした子供たちにおける学業(成績)の低下を示している。最も重大な低下は、妊娠後8~25週間内に被ばくした胎児に見られる。(ウェブ上に全文掲載)

URL: http://academiccommons.columbia.edu/item/ac:114443

キエフに住む母親達の精神衛生とリスクの認識 チェルノブイリ事故から19年が経過して (英語)

著者:R.E.アダムス、L.T.ゲイ、S.F.グルズマン、E.J.ブロメト

典拠:Int J Soc Psychiatry. 2011

キーワード:長期にわたる精神衛生への被害、女性の被ばく、PTSD、MDE

概要:他の事故同様、チェルノブイリ事故による長期にわたる精神衛生への影響は研究がなされていない。キエフに住む女性(797人)を3グループに分類し、PTSD,MDE等の諸症状を調査。グループ1:1986年に汚染地域からキエフに移住した母親達。グループ2:グループ1の子供達のクラスメイト(地域のコントロールグループ)。グループ3:キエフ住民全体のコントロールデータ。避難者には精神衛生の低下とリスクの認識の上昇が確認された。

URL: http://isp.sagepub.com/content/early/2011/08/02/0020764011415204.abstract

体内被曝したアカゲザルに見られる視床の容積と形状の異常 高次脳マッピング(英語)

著者:M.K.シンドラー、L.ウオン、L.D.セレモン 他

典拠:Biol. Psychiatry.(生物精神医学)、2002

キーワード:アカゲザル、神経細胞、皮質神経網、神経解剖学

概要:これまでの研究は分裂症における視床の神経解剖学的以上を証明してきた。本疾患の病原を検証するために、妊娠初期に胎内で低線量被ばくしたアカゲザルの神経発達における、視床の異常の動物モデルを作成。特定の視床核における神経細胞の損失と皮質神経網の減少を確認。

URL: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12007457

低・中線量のイオン化放射線と心臓血管に見られる後期の影響との疫学的関係、またその考え得るメカニズム 組織的な評価(英語)

著者:M.P.リトル、E.J.トウン、I.ツォウラキ 他

典拠:Radiat Res. — 2008.

概要:高線量被ばくと心臓および冠動脈の損傷との関係は既に証明されている。本研究では、低・中線量(<5Gy)被ばくと心臓血管に見られる後期の影響との疫学的な検証を行う。

URL: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18159955

放射性ヨウ素I-131に胎内被ばくした人々に見られる甲状腺がんなどの甲状腺疾患のスクリーニング研究

著者:M.ハッチ、A.ブレナー、T.ボグダノヴァ他

典拠:J. Clin. Endocrinol. Metab. (臨床内分泌学・代謝誌)、2009

キーワード:I-131,胎内被ばく、甲状腺

概要:

序文

安定ヨウ素と同様、放射性ヨウ素は甲状腺に堆積し、子供の甲状腺がんの発症率を向上させる。胎芽および胎児による被ばくのデータは極めて希少である。私達はI-131による甲状腺への照射から起こり得る疾患の予測を提示する。

研究方法

断面スクリーニング(触診、超音波、甲状腺ホルモン他)によって甲状腺を検査(2003~2006)。母子2582組が調査に参加。母親は、チェルノブイリ事故当日、およびその後I-131の影響下で2カ月間内に妊娠していた女性達(1494人)ならびに比較グループ(1088人)である。

URL: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19106267

低線量イオン化放射線がチェルノブイリ事故被害者の非腫瘍性疾患の発展に及ぼす影響:疫学的研究と評価

著者:V.A.ブズノフ、L.I.クラスニコヴァ、E.A.ピロゴヴァ 他

典拠:Проблеми радіаційної медицини і радіобіології(放射線医学と放射線生物学の問題)、2007

典拠:ウェブ上に情報無し。詳細については編集者にお問い合わせください:vkpand@ukr.net

放射線損傷下における神経細胞の反応性と制動・保護状態の細胞科学的特徴

著者:A.L.シャバダシュ

典拠:Восстановительные процессы при радиационных поражениях(放射線損傷下における修復過程)、1964

概要:ウェブ上に情報なし。専門家の間では知名度の高い論文。

チェルノブイリ・リクビダートルに見られるリンパ球による神経特異抗原への反応:被ばく線量との関係

著者:V.I.ホメンコ

典拠:Український медичний часопис(ウクライナ医学誌)、2008

キーワード:免疫反、プロテインS-100,ミエリン塩基性タンパク質

概要:30cSv以下の照射を受けた作業員に比べて、30~94cSvの照射を受けた作業員には、プロテインS-100の刺激によるHLA-DR+リンパ球の上昇が確認された。この事象は、高線量の被ばく下においては中枢神経系のグリア細胞構造の変化および血液脳関門(BBB)の上昇を証拠づけている。グリア細胞、および脳の血管内皮細胞は、BBBの素子である…

URL: http://www.umj.com.ua/article/2215/stan-aktivacijnix-reakcij-limfocitiv-na-nejrospecifichni-antigeni-v-ulna-na-chaes-zalezhno-vid-doz-oprominennya

ベラルーシの小児甲状腺腫瘍の分子細胞遺伝学的研究

 

タイトル:ベラルーシの小児甲状腺腫瘍の分子細胞遺伝学的研究

著者: H. Zitzelsberger, J. Smida, K. Salassidis, L. Heiber, M. Bauchinger

典拠:Zitzelsberger et al. /放射線医療国際ジャーナル 1999年 3-4(3 4):17 19

doi:

キーワード:

概要:GSF放射線生物学研究所では、1992年からベラルーシの264名の小児の甲状腺腫瘍組織サンプルを採取。・・・・・

URL: http://www.physiciansofchernobyl.org.ua/magazine/PDFS/3-4_1999/3_3_99_61.pdf

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