北ロシアのATOMFLOTにおける放射性廃棄物処理プラントの排水口に隣接した海洋環境における放射能汚染
タイトル:北ロシアのATOMFLOTにおける放射性廃棄物処理プラントの排水口に隣接した海洋環境における放射能汚染
著者:ブラウンJ. E., ニキチンA., ヴァレトヴァN. K., チュミチェフV. B., カトリックI. Y., ベレジノイV. I., ペゴエフN. N., カバノフA. I., ピチュギンS. N., ヴォピヤシンY. Y., リンドB., グロッセイムS., シッケルM., ストランドP.
典拠:環境放射能ジャーナル、61巻、1号、111-31頁、2002年。
デジタルオブジェクト識別子:http://dx.doi.org/10.1016/S0265-931X(01)00121-7
キーワード:放射性核種、海、コラ湾、 ATOMFLOT
概要:RTP”ATOMFLOT”は北ロシアのコラ湾にある民生用原子力砕氷船基地である。本論の目的は、基地に隣接する海洋環境における人工放射性核種の分布を決定すること、堆積物中の分布の形を解明すること、そしてATOMFLOTから排出される放射性核種の行方に関する情報を提供することである。表層堆積物の平均放射能濃度(d.w.)は63 Bq kg−1137Cs, 5.8 Bq kg−190Srそして0.45 Bq kg−1239,240Puを測定した。濾過された海水の線量レベルは、3–6.9 Bq m−3137Cs、2.0–11.2 Bq m−390Sr、そして16–40 mBq m−3、239,240Puの範囲であった。短寿命放射性核種は高い混合率を示す10cmの深さの堆積物において過剰に存在していた。放射性核種の放射能濃度と結晶粒径の相関は存在しないと考えられ、代わりに、比較的汚染された堆積物の存在は放射性粒子の存在に関連していると考えられる。
URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X01001217
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