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タイトル:ストロンチウム90とセシウム137がチェルノブイリゾーンに生息する小哺乳動物に与える長期的な影響について
著者:Yu.A.マクリュク、A.M.マクシメンコ、S.P.ガシチャク、M.D.ボンダルコフ、I.V.チジェフスキー
所収雑誌名:雑誌“生態学”(ロシアの生態学ジャーナル)、38 (3),2007:181-189.
ISSN: 1067-4136
DOI: 10.1134/S106741360703006X
キーワード:放射性核種の蓄積, 汚染、小哺乳動物、ストロンチウム90、セシウム137
概要:ストロンチウム90とセシウム137がチェルノブイリゾーンに生息する小哺乳動物に与える長期的な影響について。研究期間:1986~2005年
URL: http://elibrary.ru/item.asp?id=14000068
タイトル:ベラルーシの土壌におけるセシウム137とストロンチウム90の垂直移動の予想
著者:A.N.ペレヴォロツキー、T.V.ペレヴォロツカヤ
所収雑誌名:雑誌“放射能生物学。放射能生態学”、(ロシア語: “РАДИАЦИОННАЯ БИОЛОГИЯ. РАДИОЭКОЛОГИЯ“)52(6), December 2012
ISSN:0869-8031
DOI:10.1134/S0869803112060082
キーワード:放射性核種の垂直移動、土壌、セシウム137、ストロンチウム90、森林
概要:ベラルーシの土壌におけるセシウム137とストロンチウム90の垂直移動を分析。多様な状況を想定:湿度の含有量、森林産物の組成。土壌の表面化における放射性核種の多様な移動を記述。
URL: http://lekarius.ru/external/paper/36946
タイトル:2000年から2005年にかけてベラルーシで行われた農業保護活動の放射能生態学的な評価
著者:A.G.ポドリャク、I.M.ボグデヴィチ、V.Yu.アゲイェツ、S.F.ティモエイェフ
所収雑誌名:雑誌“放射能生物学。放射能生態学”、(ロシア語: “РАДИАЦИОННАЯ БИОЛОГИЯ. РАДИОЭКОЛОГИЯ “), 2007
ISSN:0869-8031
キーワード:ベラルーシ、農業保護活動、セシウム137、ストロンチウム90、2000年〜2005年
概要:チェルノブイリ事故によって汚染された農業地域の保護活動の評価。ストロンチウム90とセシウム137の活動の法則。事故処理の評価。
URL:http://elibrary.ru/item.asp?id=9516611
タイトル:チェルノブイリ事故後のベラルーシの土壌被・植被における放射性核種の移行能力
著者:ソコリクG. A., イヴァノヴァT. G., レイノヴァS. L., オヴシャンニコヴァS. V., キムレンコI. M.
典拠:国際環境、26巻、3号、2001年1月、183-187頁。
DOI:http://dx.doi.org/10.1016/S0160-4120(00)00104-5
キーワード:放射性核種、セシウム137、ストロンチウム90、プルトニウム239、240、アメリシウム241、「ホット」粒子、物理化学的状態、チェルノブイリ事故、移行パラメータ、バイオアクセシビリティ
概要:本報告では、放射能に汚染された自然の生態系の自己修復調査で成し遂げた実験的経験について説明を行う。主な研究対象は以下のとおりである。すなわち、チェルノブイリ事故によるフォールアウト中の「ホット」粒子の含有量および地球化学的安定性、きわめて多様な土壌におけるセシウム137、ストロンチウム90、プルトニウム239、240およびアメリシウム241の物理化学的形態(水溶性、交換性、可動性および固定性)、放射性核種のバイオアクセシビリティおよび土壌細孔溶液中の内容、そして異なる景観条件における放射性核種の垂直再分配のダイナミクスと移行パラメータである。
URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0160412000001045
タイトル:溶解形態でのチェルノブイリの長命放射性核種の地表土壌から河川水への移行能力
著者:天野光、松永武、長尾誠也、半澤有希子、渡辺美紀、上野隆、 小沼義一
典拠:有機地球化学、30巻、6号、1999年6月、437-442頁。
DOI:http://dx.doi.org/10.1016/S0146-6380(99)00028-5
キーワード:ストロンチウム90、セシウム137、超ウラン元素、スペシエーション、地表土壌、流出、溶解した有機材料、フルボ酸、限外ろ過、チェルノブイリ30キロゾーン
概要:水文流出は、表面環境に堆積した放射性核種が微粒子および溶解双方の形態で広く移行する主要なプロセスの一つである。本稿が焦点を当てるのは、溶解形態でのチェルノブイリの長命放射性核種の地表土壌から河川水への移行能力である。第一に、チェルノブイリ原子力発電所(NPP)周辺の立入禁止区域(30キロゾーン)内の川沿いの手付かずの地表土壌において、放射能汚染の特性を検証するために、放射性セシウム、ストロンチウムおよびPuやAmといった超ウラン同位体の濃度および分化を調査した。手付かずの土層における表面の最上部にはほとんどすべての放射能が存在していた。土壌中のストロンチウム90は水溶性および交換可能画分において最も高いと推定され、溶解した画分として河川水に容易に移行するものであった。Puの同位体およびAM241は遊離腐植酸および遊離フルボ酸画分の主要な放射性核種である。第二に、表面土壌から河川水への流出成分における溶解割合を推定するために、サハン川付近の地表土壌を雨水の類似物として蒸留水で抽出した。濾過の手順の後、抽出された水を、1万Da超および以下の分子量画分を分離する限外濾過法で処理した。それぞれの画分における放射能と腐植を含む有機材料の特性を測定した。溶解した有機画分のほとんどが1万Da以下に存在したという事実にも拘らず、ほとんどのPuとAmは1万Daを超える分子量画分に存在した。このことは、PuやAmといった超ウラン元素が河水の浸出液におけるフルボ酸のように移行性の高分子量物質と関連していることを意味している。
URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0146638099000285
タイトル:対流圏と下部成層圏における核兵器とチェルノブイリ・デブリ
著者:コヴナツカL., ヤオロウスキZ.
典拠:全体環境科学、144巻、1-3号、1994年4月29日、201-215頁。
DOI: http://dx.doi.org/10.1016/0048-9697(94)90439-1
キーワード:放射性核種、対流圏、成層圏、核実験、チェルノブイリ放射性核種、ストロンチウム90、セシウム137、対流圏、成層圏、セシウム134、核実験
概要:高高度における航空機によるエアロゾルのサンプリングが、ポーランド上空15Km以下の4-7段階において実施された。1973-1991年で102のストロンチウム90、セシウム134およびセシウム137の垂直濃度プロファイルと、83のセリウム144の83のプロファイルが測定された。1980年のサブメガトン級の核実験の1年間後、セシウム137はほぼ完全に成層圏から削除されていた。チェルノブイリ・デブリは事故後3日目から1991年末まで成層圏で見られた。1986年5月においては、成層圏の高度におけるセシウム134とセシウム137の濃度は、地上レベルと3キロの間の約0.5%に達した。1987年から1991年の間に、下部成層圏におけるチェルノブイリ放射性セシウムの滞留時間は核実験によるデブリのそれとは異なり段階的に増加した。放射性セシウムの垂直濃度分布と長い滞留時間は、穏やかな気象経過がチェルノブイリ・デブリを事故後直ちにまた長時間に渡って下部成層圏に運んだことを示している。同様の静止性のプロセスが陸海の表面から高高度まで膨大な量の再懸濁した粒子状の有機物を運び込み、成層圏の化学的作用と関わっている可能性があると仮定される。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/0048969794904391
タイトル:ウクライナ、チェルノブイリ付近の河川におけるストロンチウム90の実質的な供給源地
著者:フリードR., スミスL., ブガイD.
典拠:汚染水文ジャーナル、71巻、1-4号、2004年7月、1-26頁。
DOI:http://dx.doi.org/10.1016/j.jconhyd.2003.07.002
キーワード:チェルノブイリ、水文汚染物質移行、面源、土壌汚染、ストロンチウム90
概要:面源汚染物質の影響を受けた河川を回復させるには、河川に汚染物質を供出している流域内のエリアおよび河川の汚染物質の移行経路の双方を理解しておく必要がある。1998~2002年の間、Borschi流域(ウクライナのチェルノブイリ原発の南3kmの小さな(8.5km 2)流域)におけるストロンチウム90の移行を調査した。流域全体において不均一に広まっている燃料粒子は、燃料マトリックスから風化し放出されたストロンチウム90である。不動の核分裂生成物ユーロピウム154と比較して査定されたストロンチウム90の枯渇は水路と湿地堆積物において発生している。水路堆積物におけるストロンチウム90は深さに応じて均一に枯渇している。湿地堆積物中には上部10㎝および10〜25cmの深さにおける蓄積部分の枯渇ゾーンがある。ストロンチウム90の枯渇の推定は、主要水路にストロンチウム90を排出している実質的な供給源地をマッピングするのに用いられている。実質的な供給源地には、水路底の堆積物、流域の中央領域における湿地、湿地に囲まれた定期的浸水土壌が含まれる。実質的な供給源地からの総枯渇は36±7×10 10Bqと推定される。1999-2001年の河川の流量と水質の観察に基づくと、流域からのストロンチウム90の年間除去率は1.4±0.2×10 10、もしくは年間インベントリの1.5%と推定される。チェルノブイリ事故後15年間を外挿法で推定すると、最終値はストロンチウム90/ユーロピウム154比に基づく供給源地の推定枯渇量と合致する。全流域を考慮したストロンチウム90の年間浸出率は0.2%だが、実質的な供給源池を考慮したストロンチウム90の浸出率はそれより一桁高い。流域におけるストロンチウム90の放出のほとんどは0.62km 2ある実質的な供給源地領域。もしくは流域面積の7%に由来している。
URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0169772203002225
タイトル:チェルノブイリ原子力発電所周辺のいくつかの地域から選ばれた無脊椎動物におけるプルトニウム、セシウム137、ストロンチウム90
著者:ミエテルスキJ. W., マクシモヴァS., シュワウコP., ウヌクK., ザグロズキP., ブワジェイS., ガカP., トマンキエヴィツE., オルロフO.
典拠:環境放射能ジャーナル、101巻、6号、2010年6月、488-493頁。
DOI:http://dx.doi.org/10.1016/j.jenvrad.2008.04.009
キーワード:プルトニウム、ストロンチウム90、セシウム137、チェルノブイリ、無脊椎動物、生物相の放射能汚染
概要:チェルノブイリ除外ゾーンにおける高度汚染地域で収集された甲虫類、アリ、クモやヤスデといった20以上の陸生無脊椎動物のサンプル中におけるセシウム137、ストロンチウム90とプルトニウムの放射能濃度の結果が示されている。サンプルの大部分はベラルーシで、いくつかはウクライナでも集められた。他の三つのサンプルは汚染度の低い領域で収集された。その結果、7つのサンプルはセシウム137の放射能濃度が100kBq/kg(灰重量– a.w.)を超えていることが分かった。この同位体の最大放射能濃度はアリ(Formica cynerea)において測定された1.52±0.08 MBq(a.w.)であった。ストロンチウム90に関する7つの結果は100kBq/kg(a.w.)を超え、主にヤスデで見られた。比較的高いプルトニウムの放射能濃度は数種のアリとセンチコガネで見られた。放射能の分析によって種の間の放射性核種の移行の違いが示された。多変量データセットの相関構造を明らかにするため、部分最小二乗法(PLS)を用いた。PLSモデルの結果、動物体内における放射性セシウムの高い放射能濃度は、わらなどの表面に住む比較的小さな生き物に主に見られることが分かった。対照的に、高いストロンチウム放射能濃度は、混合栄養の習慣と適度な寿命を持つ、わらなどの中で生活する生き物に見られる。プルトニウムに関してははっきりした結論が出なかった。
URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X08000696
タイトル:チェルノブイリ・ストロンチウム90のドニエプル川から黒海への流入
著者:ポリカルポフG. G., リビングストンH. D., クレバキナL. G., ビューセラーK. O., ストコゾフN. A., カッソS. A.
典拠:河口、沿岸および浅瀬の科学、34巻、3号、1992年3月、315-320頁。
DOI: http://dx.doi.org/10.1016/S0272-7714(05)80087-3
キーワード:チェルノブイリ、ストロンチウム90、ドニエプル川、黒海
概要:1986年4月のチェルノブイリ事故後、特に国会における水生系における放射性核種一般の研究は放射性降下物による直接的な沈着物の運命や挙動に主に焦点を当ててきた(ビューセラー他、印刷中;リビングストン他、1998年;ポリカロフ他、1991年)。本稿では、河川におけるストロンチウム90のインプットの評価、チェルノブイリからの浅瀬の水の循環研究のためのトレーサーとしてのその利用について取り上げた。1986年~89年のドニエプル川におけるストロンチウム90の計測により、いかにその後のストロンチウム90の黒海の北西への流入量とタイミングを決定することができたかについて述べられている。1988年にドナウ川で出された測定値とこれらのデータの比較は、ドニエプル川から黒海へのストロンチウム90の流動がドナウ川のそれより一桁高いことを示している。
URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0272771405800873
タイトル:チェルノブイリ事故の近くにゾーン内のストロンチウム90と土壌汚染
著者:カシュパロフV. A., ルンディンS. M., ホムティニンYu. V., カミンスキS. P., レフチュクS. E., プロツァクV. P., カディグリプA. M., ズヴァリチS. I., ヨシチェンコV. I., チーリッシュJ.
典拠:環境放射能ジャーナル、56巻、3号、2001年、285-298頁。
DOI: http://dx.doi.org/10.1016/S0265-931X(00)00207-1
キーワード:土壌汚染、ストロンチウム90、チェルノブイリ、30キロ除外ゾーン、地図
概要:初めてチェルノブイリ事故周辺地域(半径36km)の広大な土壌を約1kmの格子状に規則的に区切ってサンプリングが行われた。30キロ除外ゾーン内の地上におけるストロンチウム90汚染密度の統合地図(縮尺1 : 200,000)が分析サンプルから作られた。燃料粒子の溶解速度や植生の汚染を決定する土壌の主な農薬特性の地図が作製された。ウクライナにおける30キロゾーン(原子炉サイトと放射性廃棄物ストレージを除く)の地表面上のストロンチウム90の全容量は1997年に約810TBq(8.1×10 +14 Bq)で、事故時におけるチェルノブイリ原子炉のインベントリの0.4~0.5パーセントに相当する。この評価は以前の推定値よりも3〜4倍低いものである。
URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X00002071