バルト海の底堆積物へのPuとAmの吸着
タイトル:バルト海の底堆積物へのPuとAmの吸着
著者:ルジャニネG., ベネシュP., シュタムベルグK., ジョクサスK., クラカウスカイテI.
典拠:Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry、2013年3月、295巻、3号、1957-1967頁。
DOI: 10.1007/s10967-012-2281-1
キーワード:Pu(IV)、Pu(V)、底質、海水、吸着
概要:バルト海の底堆積物へのPuとAmの吸着については自然および実験室条件下で調査されてきた。データはAm(III)、Pu(IV)、Pu(V) の逐次抽出と吸着から得られ、酸化状態分布実験でPU(V)吸着メカニズムには、腐食物質によりおよび/もしくはFe(II)からPu(IV)および部分的にはPu(III)により、Pu(V)からPu(IV)へのきわめて高速の還元(反応速度≤ 2.33 × 10 −3 s -1)が含まれていることも示された。還元後、イオン交換、表面錯体形成反応および鉄鉱物の結晶構造中へのゆっくりとした取込みによって、Puの同位体は底質の様々な構成要素と結合した。動力学実験によってPu(V)、Pu(IV)およびAm(III)の自然海水から底質への吸着が不活性層拡散処理によって制御されていることが分かった。
URL:http://link.springer.com/article/10.1007/s10967-012-2281-1