タイトル:チェルノブイリ周辺の魚における放射能汚染の長期観測
著者:I. N. リャボフ典拠:A. N. セヴェルツォフ生態学・進化論研究所、ロシア科学アカデミー、2002年8月。
デジタルオブジェクト識別子:
キーワード:
概要:チェルノブイリ事故後、放射性核種によって汚染された水域(冷却池、貯水槽、湖)のいろいろな市場向け魚におけるセシウム137の蓄積の変遷が調査されてきた。500 kBq/ kg(湿重量)にまで達したセシウム137の最高濃度は、1986年にチェルノブイリ原子力発電所の冷却池に生息していた魚において記録された。過去15年の間に、全水域の魚における放射性核種のレベルは低下してきたが、その低下率は異なる。
URL: http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/reports/kr79/kr79pdf/Ryabov.pdf
タイトル:湖に投入した高濃度セシウムの魚における蓄積:実験用システムとチェルノブイリの影響を受けたシステムとの比較
著者:J. E. パインダー三世、T. G. ヒントン、F. W. ウィッカー、J. T. スミス
典拠:環境放射能誌、100(6)、456‐467頁、2009年6月。
デジタルオブジェクト識別子: 10.1016/j.jenvrad.2009.03.004
キーワード:セシウム137、セシウム133、魚、接種率、損失率、最高濃度、池4、チェルノブイリ
概要:米国サウスカロライナにある池に実験用セシウム133を加えた後、3種類の魚におけるセシウム133の摂取および損失のパターンを調べるため、接種パラメータ u (L kg−1 d−1) および損失率パラメータ k (d−1) を推算した。これらの u と kのパラメータを、他の実験湖およびチェルノブイリによってセシウム137が堆積した湖の魚を対象とした同様の推算と比較した。魚における最大セシウム濃度は、水柱における初期セシウム濃度によって主に決定した。こうして得られた魚における最大濃度および最大値を示すまでに要した時間は、魚の消費による人間のリスク評価の有用な指標となる可能性を持っている。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X09000411