タグ「森林の土壌」
著者:D.V.デメンティイェフ、A.Ya.ボルスノフスキー
典拠:シベリア連邦大学の会報
ISSN: 1997-1389
DOI: 579.5:539.752+577(T2-575):582.16
キーワード:放射性核種、移動要因、キノコ、潅木
概要:コンビナート近辺に生息するキノコとベリー種を観察。チチアワタケ(Suillus granulatus)とヌメリイグチ(Suillus luteus)がこの地域の最良の放射能インジケーターである。これらの種のセシウム含有量は10 kBq/kg(乾燥質量)に達しうる。様々な放射性核種移動要因。ベリーの含有量は2~3マグニチュード低い。
URL: http://journal.sfu-kras.ru/en/article/1460/178
タイトル:チェルノブイリ原子炉周辺30kmゾーン内の地上に堆積した99Tcの測定、および事故によって大気中に放出された99Tcの推定
著者:内田滋夫、田上恵子、リュームW., ワースE.
典拠:化学圏、39巻、15号、1999年12月、2757-2766頁。
DOI:http://dx.doi.org/10.1016/S0045-6535(99)00210-6
キーワード:テクネチウム99、チェルノブイリ事故、森林土壌、堆積、セシウム137、移行
概要:チェルノブイリ原子炉周辺30kmゾーンからのサンプルにおけるテクネチウム99を測定した。3つの森林サイトから採取した土壌サンプルにおける99Tcの濃度は有機質土壌層の乾燥重量で1.1~14.1Bq kg -1、鉱質土壌層の乾燥重量で0.13~0.83Bq kg −1の範囲であった。特に有機質層において測定された99Tc濃度の値は、グローバルフォールアウトによる99Tcのそれより1、2桁高かった。有機および鉱質層で測定された堆積合計に基づく99Tcの堆積(Bq m -2)は、10kmゾーン内の130Bq m -2から30kmゾーンの境界線付近における20Bq m -2までの範囲であった。同様に測定されたセシウム137の堆積を考慮してみると、その放射能比は6 × 10 −5~1.2 × 10 −4であることが分かった。約970GBqの99Tcがチェルノブイリ事故によって放出されたと推定される。その数値は炉心における99Tcの総インベントリの2-3%に相当する。
URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0045653599002106
タイトル:チェルノブイリ原子炉30kmゾーンの森林土壌中のテクネチウム99の濃度レベル
著者:内田滋夫、田上恵子、ヴィルトE., リュームW.
典拠:環境汚染、105巻、1号、1999年4月、75-77頁。
DOI:http://dx.doi.org/10.1016/S0269-7491(98)00210-3
キーワード:テクネチウム99、チェルノブイリ事故、森林土壌、セシウム137、ICP-MS
概要:チェルノブイリ原子炉周辺30kmゾーン内の3つの森林サイトから収集した表面土壌サンプルにおけるテクネチウム99(99Tc)濃度を測定した。燃焼装置内のTcの揮発とトラップ、抽出クロマトグラフィー樹脂によるTcの精製、そしてICP-MSによる測定から成る簡単かつ迅速な分析方法が測定のために用いられた。サンプル中の99Tc濃度は、空気乾燥した土壌ベースで1.1~14.1Bq kg -1の間であった。チェルノブイリ原子炉周囲の土壌中の核種の放射能は、事故での被害がより少なかった他の地域に比べて1桁から2桁大きかった。土壌中の99Tcとセシウム137放射能比率は3.7×10 −5~1.3×10 −4程度として計算した。
URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0269749198002103
タイトル:森林土壌におけるチェルノブイリ由来の放射性セシウムの移動に対する酸性洗浄や補償的石灰散布の効果に関する長期フィールド調査
著者:W. シメック、K. ブンズル、K. クロイツァー
典拠:全体環境科学、198(3)、271‐285頁、1997年5月。
デジタルオブジェクト識別子: 10.1016/S0048-9697(97)05454-5
キーワード:放射性セシウム、チェルノブイリ、森林土壌、移動、酸性雨、石灰散布
概要:土壌中のチェルノブイリ由来のセシウム134の垂直方向の移動に対する石灰散布を伴う/伴わない酸性洗浄の効果について、ノルウェイのトウヒの立ち木を使った長期実験によって調査された。この調査のために、さまざまな処理を施した7つの試験区が整備された。調整された敷地において、さまざまな土壌層における滞留半減期のセシウム134の差異を検出するための観察を開始してから5年後、18の個別ピットにおいてそれぞれの試験区がサンプリングされた。すべての自然に管理された地層と比較して「標準」洗浄(pH値5.3)の滞留半減期のセシウム134に対する影響は認められなかった。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0048969797054545
タイトル:チェルノブイリ事故から30㎞以内の地域における森林土壌中の伏流水による放射性核種の垂直移動
著者:A. L. クリャシトリン、F. A. チホミロフ、A. I. シチェグロフ
典拠:全体環境科学、157(1‐3)、285‐288頁。
デジタルオブジェクト識別子:
キーワード:
概要:1989年から1990年にかけて、チェルノブイリ原子力発電所から30㎞内の地域における土壌中の垂直流動がライシメータ法によって調査された。流動における放射性核種の移動の規則性は、汚染濃度、放射性核種の種類、生態系のタイプおよび深度に依存していることが明らかになった。
URL: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/7839115?dopt=Abstract
タイトル:チェルノブイリ事故一帯の森林土壌における液相中の放射性核種
著者:G. I. アガプキナ、F. A. チホミロフ
典拠:全体環境科学、157(1‐3)、267‐273頁、1994年12月。
デジタルオブジェクト識別子: 10.1016/S0265-931X(99)00037-5
キーワード:
概要:チェルノブイリ事故現場から30㎞内にある異なる区画の森林土壌の液相中におけるセシウム137(1987年から1991年)、ルテニウム106、セシウム134、セリウム144(1987年)および放射性核種の化学的種分化の相対含量(アルファ)について調査が行われた。放射性降下物および土壌の不均等な物理化学的性質のため、事故の1年後には、異なる区画間でアルファ値にかなりの違いが見られるとともに、土壌断面のアルファにおいて差異が見られた。異なる区画において算出された汚染層全体(アルファAV)のアルファ値は、比較的狭い範囲内に散らばった。
URL: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/7839114?dopt=Abstract