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タグ「フランス」

チェルノブイリ事故から16年後のフランス東部のセシウム137土壌堆積マップ

タイトル:チェルノブイリ事故から16年後のフランス東部のセシウム137土壌堆積マップ

著者:ルノーP., プールセロットL., メーチヴィエJ.-M., モレロM.

典拠:全体環境科学、309巻、1-3号、2003年6月20日、257-264頁。

DOI:http://dx.doi.org/10.1016/S0048-9697(03)00049-4,

キーワード:チェルノブイリ、セシウム137、堆積マッピング、フランス

概要:フランス東部全体のセシウム137の沈着に関連するマップを制定するため、今日のセシウム137の表面活性と1986年5月の降雨との関係を調査した。本調査が行われたのは粘土質土壌がセシウムを効果的に閉じ込めていると考えられる下ローヌ渓谷地域である。この関係から推定された雨水/大気中放射能比に基づき、このタイプの粘土土壌において測定された今日の放射能が初期堆積の比較的典型的なものであることを明らかにした。得られたマップにおける連動する汚染地域は、チェルノブイリ放射性降下物の影響下にあるすべての国と同様、降雨の出現と関連づけられる。このマップは、放射能レベルおよび均質な放射能の広がり程度の双方の点において、フランスの隣接国で得られたマップと一致する。最後に、今日の土壌放射能の測定に基づくのみでは、東部地域全体にキャンペーンを広げても当初の放射性降下物に関する一貫したマップを作成することは不可能であることを示した。セシウム137の堆積および1986年5月の最初の週の降雨の関係を利用してのみ、フランス東部全体のチェルノブイリ放射性降下物を描写したマップを構築することができるのである。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0048969703000494

チェルノブイリであまり影響を受けなかったフランスの諸地域の土壌インベントリによって推定された低影響大気圏内核兵器実験による人工放射性核種の沈着

タイトル:チェルノブイリであまり影響を受けなかったフランスの諸地域の土壌インベントリによって推定された大気圏内核兵器実験による人工放射性核種の沈着

著者:ル·ルーG., デュッファC., ヴレイF., ルノーP.

典拠:環境放射線ジャーナル、101(3)、211-218頁、2010年3月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.jenvrad.2009.10.010

キーワード:大気沈着、セシウム137、プルトニウム、アメリシウム、核兵器実験、フランス

概要:人工放射性核種の土壌インベントリが、サヴォワおよびモンターニェ・ノイレのフランスの2つの地域の標高トランセクトにおいて調査された。チェルノブイリ事故後これらの2地域において雨はごくわずかだった。したがって人工放射性核種は大気圏内核兵器実験後のグローバルフォールアウトからのみ来たものと考えられる。このことはグローバルフォールアウト値に近い同位体の記号により確認される(238Pu/239+240Pu、137Cs/239+240Pu、および241Am/239+240Pu)。サヴォワでは、210pbexによって年代が推定された泥炭コアによって、人工放射性核種の沈着の主要部分は60年代後半と70年代初期に起こったことが確認された。先行研究によれば、人工放射性核種の土壌インベントリは毎年の沈殿と深い関係がある。しかし、年間降水量つまり人工的な放射性核種沈着のこのような大規模パネル調査を行った研究は初めてのことである。高高度地点で人工放射性核種の沈着が高いのは、おそらく地形性降水によるものと考えられる。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X09002434

EUR02_4_3_Health_Consequences_chernobyl.doc

タイトル:EUR02_4_3_Health_Consequences_chernobyl.doc

著者:ティマルシェM., カテルノイスO.

典拠:[PDF-96K]、2008年8月、 フランスにおけるチェルノブイリ事故の健康への影響の評価

概要:この数年間、フランスにおいては複数のメディアレポートやチェルノブイリ放射性降下物による環境放射能汚染スポットマップの刊行が、フランスの住民における公衆衛生効果に対する潜在的懸念を煽ってきた。甲状腺がんの患者のいくらかは、自身の病気が1986年の放射性降下物と関連があると確信している。甲状腺がんは稀な病気である。2000年においては、それはフランスの新規の偶発的な癌の約1.5%であった。ここ20年間においては、この発生率は男性においては5.2倍、女性においては2.7倍に上った。フランスの保健当局はIRSNに、チェルノブイリとフランスにおける甲状腺がん増加の関連を示しうるような疫学研究のフィージビリティーをテストするよう要請した。

URL:http://www.eurosafe-forum.org/files/euro2_4_3_health_consequences_chernobyl.pdf

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