降水量に基づくスウェーデン南部スコーネ県における核兵器テストおよびチェルノブイリ事故によるセシウム137の沈着の算出
タイトル:降水量に基づくスウェーデン南部スコーネ県における核爆弾テストおよびチェルノブイリ事故によるセシウム137の沈着の算出
著者:イサクソンM., エルランドソンB., リンダーソンM.-L.
典拠:環境放射能ジャーナル、49巻、1号、2000年5月、97-112頁。
DOI: http://dx.doi.org/10.1016/S0265-931X(99)00101-0
キーワード:堆積、沈殿、放射性カルシウム、グローバルフォールアウト、チェルノブイリの放射性降下物
概要:スウェーデン南部のスコーネ県(面積約100×100 km2)上の堆積について調査を行った。 沈着の原因は核兵器テストとチェルノブイリ原発事故が半々で、1-3 kBq/m2にまで及ぶ。調査エリア上に格子状に分布する16地点からの土壌試料中の放射能濃度が計測され、核兵器テストからの堆積とチェルノブイリ事故からの堆積が分離された。これらのチェルノブイリ事故前後の放射能を、2か所の沈殿物の放射能濃度の測定値から計算された堆積値および113~143の降水局ネットワークの測定値から計算された堆積値と比較した。in situ測定との比較、また航空測量による測定との比較が行われた。結果は良好で、いくつかの局からの1mm当たりの堆積の測定値、および局ネットワークの沈殿の測定値からの堆積の振り返りにおいて、質の良い詳細な知識を得ることができた。
URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X99001010