トルコの野生キノコ中の137Cs、40K、アルカリ・アルカリ性土類元素および重金属の濃度
タイトル:トルコの野生キノコ中の137Cs、40K、アルカリ・アルカリ性土類元素および重金属の濃度
著者:カラデニズÖ., ヤプラクG.
典拠:Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry、2010年9月、285巻、3号、611-619頁。
DOI: 10.1007/s10967-010-0575-8
キーワード:キノコ、137Cs、40K、内部線量、アルカリ・アルカリ性土類元素、重金属
概要:2002年に、大規模な研究がイズミルの森林サイトで行われた。この初の研究結果によって、イズミル地域で採集されたキノコに含まれる137Csと40K濃度の定量、また放射性核種で汚染されたキノコの摂取による人々の線量の評価が初めて明らかとなった。キノコの濃度値は137Csに関しては検出限界以下から401±4Bqkg−1(乾燥重量)までと広い範囲に渡って様々だった。異なる種のキノコから得られた40K濃度値は588±26Bqkg−1から2024±63Bqkg−1(乾燥重量)に渡った。キノコの摂取による137Csの年間実効線量値は、2007年ICRPによる「現在の」被ばく状況の基準レベル値である1mSvを下回った。誘導結合プラズマ質量分析によってキノコサンプル中の多くのアルカリ・アルカリ性土類元素および重金属を測定した。137Cs濃度と安定元素の関係が示され、キノコ中の金属の発生について評価が行われた。
URL:http://link.springer.com/article/10.1007/s10967-010-0575-8