タグ「湖」
タイトル:プルトニウム239,240、プルトニウム238とセシウム137の放射能濃度の鉛直分布および、湖沼堆積物と土壌中におけるそれらの割合の特殊性
著者:ルクシエネB., マチェイカE., タラシュクN., コヴャジナE., フィリストヴィチV.,ブイヴィダスŠ., プザスA.
典拠:Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry、2014年2月。
DOI: 10.1007/s10967-014-3026-0
キーワード:プルトニウム238、プルトニウム239,240、セシウム137、原産地、湖の堆積物、畑作や浸水土壌、鉛直分布
概要:ビリニュス市付近で採取された浅い湖の堆積物、浸水した高地の森林土壌のコアにおけるプルトニウム239,240、プルトニウム238とセシウム137の放射能濃度の分布を分析した。放射化学的な、α-分析および質量分析法がプルトニウム評価に使用され、γ-分析が放射性セシウム評価に使用された。湖底堆積物については高まった放射性核種の放射能濃度のピークのみ測定したが、浸水した高地の森林土壌コアにおける放射性核種の放射能濃度の鉛直分布は二つのピークに分けた。238Pu/239,240Pu放射能濃度比と240Pu/239Pu同位体比の得られた値によって示されたのは、調査した環境におけるプルトニウムの源はグローバルフォールアウトだということだった。チェルノブイリ由来の放射性セシウムは調査されたサンプルコアの表面層 (2–11 cm) にのみ検出された。チェルノブイリによる沈殿物の割合は湖底堆積物、高地土壌および浸水土壌中でそれぞれ2.26、6.11そして20.9 %に達した。
URL:http://link.springer.com/article/10.1007/s10967-014-3026-0
著者:A.P.ノヴィコフ、S.N.カルミコフ、T.A.ゴリャチェンコヴァ、I.E.バルスコヴァ、K.V.ラヴリノヴィチ、E.A.クゾフキナ、B.F.ミャソエドフ
典拠:雑誌“放射能化学”、2009
ISSN:0033-8311
キーワード:放射性同位体、湖、地下水、コロイド
概要:光子相関分光法による実験。水体内のコロイド物質の量は、水底の方が水面近辺よりも、1マグニチュード分多い。ナノレベルでの研究。
URL: http://connection.ebscohost.com/c/articles/47128737/association-radionuclides-colloidal-matter-underground-waters-taken-from-observation-wells-zone-impact-lake-karachai
著者:A.A.オルディンツォフ、V.E.ハン、V.A.クラスノフ、E.M.パズヒン
典拠:雑誌“放射能化学”、2007
ISSN:0033-8311
DOI: 621.039.542
キーワード:飲み水、汚染、放射性同位体、池
概要:地下水の懸濁液に分布する放射性核種を評価。含有ウラニウムは主に自然ウラン同位体である:234,235,238U。238Pu, 239+240Puと241Amの地下水における行動は、チェルノブイリ原子炉四号機の使用済核燃料内のそれと同様である。
URL: http://connection.ebscohost.com/c/articles/27081216/radionuclides-ground-waters-from-observation-holes-shelter-local-area
タイトル:チェルノブイリ汚染地域の湖岸住民における内部線量の主要な源としての湖の魚
著者:トラヴニコヴァI. G., バジュキンA. N., G.ジャ・ブルークG., シュトフV. N., バロノフM. I., スクテルドL., メーリH., ストランドP.
典拠:Journal of Environmental Radioactivity、77巻、1号、2004年、63-75頁。
DOI:http://dx.doi.org/10.1016/j.jenvrad.2004.03.003
キーワード:チェルノブイリ、セシウム137、湖、内部被爆
概要:1996年の2つのフィールドワークで、1986年のチェルノブイリ事故後多大な放射能汚染にさらされた未排水の泥炭湖の岸辺にあるコジャニ村(ロシア、ブリャンスク州)の成人住民の体中へのセシウム137の摂取パターンとその含有量が調査された。湖の水や魚におけるセシウム137含有量は、チェルノブイリ放射能汚染から10年後においても地元の川や貫流する湖におけるより二桁以上多く、安定した状態を保っていた。湖の魚類および森林の様々なキノコにおけるセシウム137含有量は大体10-20kBq/kgで、この値はロシアにおけるこれらの食品における暫定的許容レベルを20-40倍超えている。湖の魚の消費はコジャニ村の住人の内部線量の主な源(40〜50%)となっている。放射性降下物から10年たっても、住民のセシウム137内部線量を半減させるのに有効なのは、雌成牛やボイル前のキノコ、調理前の魚へのヘキサシアノ鉄酸塩紺投与といった単純な対策である。
URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X04000761
著者:N.A.バクノフ、D.Yu.ボリシヤノフ、A.S.マカロフ
典拠:雑誌“水資源”、2008
ISSN:0097-8078
DOI: 10.1134/S0097807808060055
キーワード:セシウム137、水体、深水湖
概要:水底による放射性核種の吸収モデルは、水循環が遅い深水湖(湖全体の水循環が10年超)に適用できる。深水湖からの河川の低流出は洗浄効果がない:水底によるセシウム137の吸収力の方が強い。北極圏内のある深水湖のセシウム汚染の過程を再構築。
URL: http://link.springer.com/article/10.1134%2FS0097807808060055#
著者:N.A.バクノフ、L.M.サヴァトュギン、D.Yu.ボルシヤノフ
典拠:雑誌“生態学”、2007
ISSN:0367-0597
DOI: 10.1134/S1067413607020142
キーワード:湖、ストロンチウム90、魚類
URL: http://elibrary.ru/item.asp?id=13563775
タイトル:チェルノブイリ事故後のコジャノフスキー湖におけるセシウム137の汚染規模
著者:S.M.ヴァクォフスキー、L.V.コレスニコヴァ、E.G.テルティシニク、A.D.ウラロフ
所収雑誌名:雑誌“放射能生物学。放射能生態学”、(Russian:ЖУРНАЛ: РАДИАЦИОННАЯ БИОЛОГИЯ. РАДИОЭКОЛОГИЯ) 2009
ISSN: 0869-8031
DOI: 10.1134/S0869803109020106
キーワード:湖、セシウム137、汚染
概要:チェルノブイリ事故後のコジャノフスキー湖(暖流湖。ブリャンスキー州)における放射能汚染を観察。現在の汚染の半経験的な評価と、実験結果との間には合致が確認されている。水中、沈殿物内、水中植物内におけるセシウム137の蓄積を観察。
URL:http://elibrary.ru/item.asp?id=11919683
タイトル:フィンランドの湖の底質中におけるチェルノブイリ由来のセシウム137の蓄積
著者:イラスE., ザクセンR.
典拠:環境放射能ジャーナル、82巻、2号、2005年、199-221頁。
DOI:http://dx.doi.org/10.1016/j.jenvrad.2005.01.008
キーワード:湖沼堆積物、チェルノブイリの放射性降下物、セシウム137、沈降速度
概要:フィンランドの複数の湖沼の底質中におけるチェルノブイリ由来のセシウム137の量と垂直分布について調査した。2000年および2003年に9つの湖の12地点において土砂と表層水のサンプルを採り、その結果を1969年、1978年、1988年および1990年に実施された同様の調査で得られたものと比較した。フィンランドにおけるチェルノブイリ放射性降下物の5つの沈殿カテゴリーが示された。堆積物中のセシウム137の深さプロファイルによって調査された湖の著しい多様性が分かった。ピーク値は乾燥重量で1.5~46 kBq kg -1 の間で変化した。ピークの大きさと形状は常にエリア内の堆積量と相関するわけではなかったが、逆に、別の湖沼の堆積プロセスの違いを反映していた。ある湖ではピークは最上(0-2 cm)の堆積層で発生したが、極端な場合、ピークは22〜23cmの深さで発生しており、チェルノブイリ事故後の14年間における16mm -1/年という沈降速度に対応していた。堆積物中のセシウム137総量は、調査したサンプリング地点では15〜170 kBq m -2 の間で変化した。1990年以降、総量は二つの湖においてわずかに増加し続けているが、その他の湖では減少し始めた。ほとんどの湖で、堆積物中のセシウム137の総量は局所堆積におけるよりも約1.5-2倍高かった。二つの湖ではこの比は1未満であったが、1つのケースでは3.2だった。1960年代後半および1970年代における同じ地点のセシウム137の総量と比較すると、その値は現在約60倍と最高となった。堆積物中のセシウム137の値に影響を与える最も重要な要因は堆積のローカル量と湖および堆積物のタイプだが、さらに他の多くの要因が存在すると考えられる。
URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X0500041X
タイトル:ヨーロッパの湖沼や貯水池からの放射性セシウムの除去:チェルノブイリによって汚染された16の湖から導かれた主要プロセス
著者:J. T. スミス、R. N. J. コマンス、D. G. エルダー
典拠:水研究、33(18)、3762-3774頁、1999年12月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S0043-1354(99)00087-1
キーワード:チェルノブイリ、放射性セシウム、湖、分配係数
概要:科学文献の情報に基づく研究が、チェルノブイリ事故後のヨーロッパの16の湖における初期の放射性セシウムの放射能濃度とその除去の比率を決定する重要なプロセスを確定するために行われた。これらのデータの分析とモデリングは、ただ希釈と湖の放出と懸濁粒子の沈降を組み合わせるという単純なモデルのみによって、湖水の初期放射能濃度の97%の変動とセシウム137の除去率79%の変動を説明することができることを示した。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0043135499000871
タイトル:チェルノブイリの電離放射線を浴びた湖沼における水生大型無脊椎動物群の個体数と多様性
著者:マーフィー J. F. /ナゴルスカヤ L. L. /スミス J. T.
典拠:『環境放射能』誌、102(7)、688-694頁、2011年7月
デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.jenvrad.2011.04.007
キーワード:チェルノブイリ、福島、大型無脊椎動物、湖、放射線影響、生物相
概要:本研究ではチェルノブイリのダメージを受けた湖沼に住む大型無脊椎動物に対する放射線の影響が取り上げられている。 ►個体数、分類群の豊かさ、 Berger-Parkerの優先度指数、shannon-wienerの多様度指数の評価を行った。 ►30 μGy h−1までは群の項目もしくは個体数と放射線の間にいかなる関係も無い。►分類群の豊かさは22から42の範囲で変動した。これは地域の汚染されていない湖沼の標準的な数値である。 ►自然環境要因が生物群衆構造の主要因である。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X11000798]]