チェルノブイリの放射性降下物で調査された超ウラン元素の堆積指標としての地衣類(アカミゴケ類)
タイトル:チェルノブイリの放射性降下物で調査された超ウラン元素の堆積指標としての地衣類(アカミゴケ類)
著者:パーテロJ., ヤーコラT., クルマラS.
典拠:環境放射能ジャーナル、38(2)、223-247頁、1998年1月。
デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S0265-931X(97)00024-6
キーワード:プルトニウム、地衣類(コケ類)、チェルノブイリの放射性降下物
概要:超ウラン元素の堆積の尺度として絨毯状の地衣類(アカゴケ類)を使用するフィージビリティをチェルノブイリの放射性降下物で調査した。フィンランドでは、事故後のこれらの元素の堆積はきわめて不均一であった。プルトニウム238、プルトニウム239/240、アメリシウム241、キュリウム242、キュリウム243/244の最高堆積値はそれぞれ、5.7、3.0、1.3、98および0.025Bq m −2であった。しかしプルトニウム239/240の堆積総量は、1950年代および1960年代における核実験の爆発によ放射性降下物のわずか数パーセントだった。その代わり、その兵器テストの間に環境中に実際に放出されたキュリウム242は無かった。
URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X97000246