ヘッダー画像

タグ「放射線被ばく」

チェルノブイリフォールアウトの被ばく影響を確認するためのチェルノブイリゾーン労働者とSlavutych(ウクライナ)住民の研究

Title: A study of the staff, working in the Chernobyl zone, and residents of Slavutych (Ukraine) to identify the effects of radiation exposure from the Chernobyl fallout

Author: Brenda J. Rogers and Laura K. Baker

Reference: Department of Biological Sciences, Texas Tech University

Keywords:

Abstract: In October 1999, a research of the following four groups was conducted: 1) the liquidators of the Chernobyl accident (which were directly involved in the work on decontamination), 2) Ukrainian scientists who conducted research in the 30-km exclusion zone, and 3) U.S. scientists who worked in the exclusion zone, and 4) residents of Slavutich (Ukraine), who weren’t affected due to their profession from the Chernobyl fallout.

URLhttp://www.nsrl.ttu.edu/chornobyl/rus_radiation_workers.htm

南ウラルの汚染地域に住む子どもたちの細胞遺伝学的研究(核事故1948年~1967年)

著者: A Testa, L Padovani, F Mauro, M Appolloni, P Anzidei, L Stronati
典拠:Mutation Research/Fundamental and Molecular Mechanisms of Mutagenesis(変異研究/変異原生の基礎的・分子的メカニズム) 、1998、第401号、193-197項
キーワード:南ウラル、染色体異常、細胞遺伝学

概要:ソ連国営原子力工場マヤク・プロダクションでは1948年から1967年にかけて3度の事故が起こり、南ウラルの多数の住民が被爆した。合計28万人が長寿命の放射性各種であるセシウム137とストロンチウム90に被爆し、そのうち被曝線量が最も高いのはテーチャ川流域の村に住む2万8千人である。ムスリュモヴァ村民を細胞遺伝学的に研究し、放射線起因性疾患の実態を調査する。調査結果は、継続する放射線被害の危険性を提示している。

URLhttp://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0027510798000086

チェルノブイリ近隣住民に見られる原子炉事故期間中およびその後の構造的染色体異常の頻度の増加。放射線起因性か否か。

著者: G. Stephan, U. Oestreicher

典拠: Mutation Research/Genetic Toxicology(変異研究/遺伝毒性学),第223巻,1号,1989,頁7–12

DOI: http://dx.doi.org/10.1016/0165-1218(89)90057-8

Keywords: 染色体異常

概要:チェルノブイリ事故の一週間後にソ連各地からドイツへ帰国したドイツ国民達において、研究所コントロールと比較して染色体異常の頻度の驚くべき増加が見られた。無動原体の頻度は二動原体の約2倍である。染色分体切断は一居住地を除いて、コントロールと大幅には異ならない。

染色体異常の頻度は、物理的およびモデル化技法によって計算された吸収線量が誘発したものとしては高すぎる。現時点では、計算された吸収線量と測定された生物学的効果との間における不一致(約100倍)の原因は解明されていない。

URLhttp://www.sciencedirect.com/science/article/pii/0165121889900578

欧州委員会。放射線防護100。胎内で医療被曝した胎児や幼児の保護のためのガイダンス。

欧州委員会。放射線防護100。胎内で医療被曝した胎児や幼児の保護のためのガイダンス。

典拠:Directorate-General Environment, Nuclear Safety, and Civil Protection, 1998. — 30 p.

概要:ウェブ上に英語による全文公開。

URL: http://ec.europa.eu/energy/nuclear/radiation_protection/doc/publication/100_en.pdf

チェルノブイリ事故による胎内被曝の脳への影響

著者:A.I.ニャグ、K.N.ロガノフスキー、R.ポット=ボルン 他

典拠:International Journal of Radiation Medicine. — 2004. — Vol. 6, № 1–4. — P. 91–107.

キーワード:胎内被曝、線量測定、神経精神障害、生理的障害

概要:チェルノブイリ事故の最大の影響の一つは胎内被曝による精神障害である。プリピャチ氏からの避難者(胎内被曝した子供と母親)とキエフの住民を比較。多様な障害・疾患を確認。ウェブ上に英語とロシア語で全文公開。

URL: http://www.mns.gov.ua/files/rm/PDF/6_15.pdf

イスラエルのチェルノブイリ被災地からの移民:健康および社会的適応との関係

タイトル:イスラエルのチェルノブイリ被災地からの移民:健康および社会的適応との関係

著者:レミンニクL. I.

典拠:Social Science & Medicine、54巻、2号、2002年1月、309-317頁。

DOI:http://dx.doi.org/10.1016/S0277-9536(01)00030-2

キーワード:イスラエル、チェルノブイリ、放射線被ばく、(チェルノブイリ被災地からの)移民、不幸の蓄積、健康影響、社会的適応

概要:不幸の累積という概念は、過去のトラウマによる慢性ストレス状態下での移住の研究に有用なツールである。この概念に基づき、本研究では、1990年代にイスラエルに移民したチェルノブイリ原子力災害生存者における放射線被ばくによる長期的健康と心理社会学的影響について調査を行った。ロシア人移民の2グループ(チェルノブイリの被害を受けた地域から来た180人とその他の旧ソ連地域からの移民200人)の間で自己評価による健康状態および社会適応の指標について比較した。半構造化されたアンケートを、ロシア語話者である社会学専攻学生が実施し、定量的および定性的双方の方法で分析した。先行研究と同様、チェルノブイリ被災者の身体的および精神的健康は共に、同じ性別同じ年齢の他の移民と比較して有意に悪い結果を示した。報告された健康問題の大部分は心身に関わる問題だった。調査グループにおいてはうつ病、恥辱感、癌などへの不安がより広く見られた。汚染地域からの移民は保健サービス(従来サービスと代替サービスの両方)をより多く利用する傾向があったが、その質と提供者の態度に対する満足感はより少なかった。健康障害の意識と受入れ国における貧相な共同宿泊施設との間に相関が認められた。他の移民よりも、チェルノブイリ地域からの移民はより深刻な職業的格下げを経験しており、移住の結果により大きな失望感を抱いている。

URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0277953601000302
http://www.impact.arq.org/doc/kennisbank/1000011072-1.pdf

急性放射線症候群の医学的管理

タイトル:急性放射線症候群の医学的管理

著者:ロペスM., マーティンM.

典拠:実用的オンコロジー&放射線治療レポート、16(4)、138-146頁、2011年7月。

doi:10.1016/j.rpor.2011.05.001

キーワード:急性放射線症候群、放射線障害、放射線被ばく、原発事故

概要:本報告は、放射線傷害の重症度を評価するための欧州トリアージシステム(METROPOL)を使用し、症候群の一般的および対症的管理の患者グループを評価しながら、ARSの臨床的な側面に焦点を当てたものである。
…事故後のチェルノブイリ周辺数マイルの…濃度…チェルノブイリのデータから放射性ヨウ素は甲状腺障害を引き起こし、発癌性があることが知られている…甲状腺内の結合部位を…取り込みを阻害する…チェルノブイリで被ばくした集団…。6 急性…位相…

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1507136711000642

散発性乳頭状癌とは対照的な放射線誘発甲状腺腫瘍におけるBRAF変異の低有病率

タイトル:散発性乳頭状癌とは対照的な放射線誘発甲状腺腫瘍におけるBRAF変異の低有病率

著者:M. N. ニキフォロヴァ、R. キアンピ、G. サルヴァトーレ、M. サントロ、M. ガンディー、J. A. ナウフ、G. トーマス、…Y. E. ニキフォロフ

典拠:がん通信、209(1)、1-6頁、2004年6月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.canlet.2003.12.004

キーワード:甲状腺がん、BRAF変異、RET/ PTC再配列、放射線被ばく

概要:近年BRAF遺伝子の点突然変異は甲状腺乳頭がんにおける高い有病率を説明してきた。しかしこうした分子改変は放射線誘発甲状腺腫瘍においては研究されていない。我々は、82の散発乳頭癌と比較しての、チェルノブイリ後の55の乳頭がんにおけるBRAFの点突然変異およびRET/ PTC再配列の有病率について分析した。散発的な乳頭癌は、BRAF変異を保有する腫瘍が37%、そしてRET/ PTC再配列が20%、と明らかに異なるパターンを見せた。こうした結果は散発性および放射線誘発甲状腺腫瘍の分子遺伝学的プロファイルに有意差があることを示している。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0304383503008334

▲ページの先頭へ戻る