チェルノブイリから5年後、南ウクライナのヒトの歯におけるストロンチウム90の濃度
タイトル:チェルノブイリから5年後、南ウクライナのヒトの歯におけるストロンチウム90の濃度
著者:クレフY. D., ポリカルポフG. G., プリゴヂェイE. V., アシマコポウロスP. A.
典拠:全体環境科学、155巻、3号、1994年10月28日、215-219頁。
DOI: http://dx.doi.org/10.1016/0048-9697(94)90500-2
キーワード:放射性ストロンチウム、チェルノブイリ事故、ヒトの歯
概要:1990~1991年南ウクライナで収集した約1000のヒトの歯におけるストロンチウム90濃度を測定した。歯はドナーの年齢と性別によって18のサンプルにグループ分けされた。測定されたストロンチウム90濃度のレベルは、1960年代半ばおよび1970年代半ばに測定されたものより10倍低かった。興味深いデータ特徴としては、25~45歳の男性集団において汚染レベルの3倍の高さが見られたことである。この異常に対する可能な説明としては、この年齢層にはチェルノブイリ事故直後に破壊された原子力発電所の周囲30Kmゾーン内のクリーンアップ作業に動員された男性がかなりの数含まれていることが挙げられる。
URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/0048969794905002