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タグ「トルコ」

トルコ、イズミルの森林サイトにおける土壌からキノコへの137Cs、40K、アルカリ・アルカリ性土類元素および重金属の移行

タイトル:トルコ、イズミルの森林サイトにおける土壌からキノコへの137Cs、40K、アルカリ・アルカリ性土類元素および重金属の移行

著者:カラデニズÖ., ヤプラクG.

典拠:Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry、2011年4月、288巻、1号、261-270頁。

DOI: 10.1007/s10967-010-0908-7

キーワード:土壌からキノコへの移行、137Cs、40K、アルカリ・アルカリ性土類元素、重金属

概要:本研究は、137Cs、40Kの放射性核種、そしてある種の安定元素と重金属の土壌からキノコへの移行パラメータの調査を取り上げたものである。137Csと40Kのトランスファー因子の結果はそれぞれ0.06–3.15、0.67–5.68の範囲で、最も効率的に移行された放射性核種は40Kだった。137CsのTF値は対数正規分布に概して適合した一方、40Kについては正規分布だった。137Csの土壌からキノコへのトランスファー因子と農薬土壌特性の間の統計的に有意な相関が明らかとなった。濃度比は種類によって様々だが、最も効率的に移行する因子はKで、続いてRb, Zn, Cu, Cd, S, Cs and Hgであった。

URL:http://link.springer.com/article/10.1007/s10967-010-0908-7

トルコの野生キノコ中の137Cs、40K、アルカリ・アルカリ性土類元素および重金属の濃度

タイトル:トルコの野生キノコ中の137Cs、40K、アルカリ・アルカリ性土類元素および重金属の濃度

著者:カラデニズÖ., ヤプラクG.

典拠:Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry、2010年9月、285巻、3号、611-619頁。

DOI: 10.1007/s10967-010-0575-8

キーワード:キノコ、137Cs、40K、内部線量、アルカリ・アルカリ性土類元素、重金属

概要:2002年に、大規模な研究がイズミルの森林サイトで行われた。この初の研究結果によって、イズミル地域で採集されたキノコに含まれる137Csと40K濃度の定量、また放射性核種で汚染されたキノコの摂取による人々の線量の評価が初めて明らかとなった。キノコの濃度値は137Csに関しては検出限界以下から401±4Bqkg−1(乾燥重量)までと広い範囲に渡って様々だった。異なる種のキノコから得られた40K濃度値は588±26Bqkg−1から2024±63Bqkg−1(乾燥重量)に渡った。キノコの摂取による137Csの年間実効線量値は、2007年ICRPによる「現在の」被ばく状況の基準レベル値である1mSvを下回った。誘導結合プラズマ質量分析によってキノコサンプル中の多くのアルカリ・アルカリ性土類元素および重金属を測定した。137Cs濃度と安定元素の関係が示され、キノコ中の金属の発生について評価が行われた。

URL:http://link.springer.com/article/10.1007/s10967-010-0575-8

チェルノブイリ事故1年後のトルコの生物相の放射能汚染

タイトル:チェルノブイリ事故1年後のトルコの生物相の放射能汚染

著者:アッチャイH., アルディソンG.

典拠:Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry、1988年11月1日、128巻、4号、273-281頁。

DOI: 10.1007/BF02166951

キーワード:放射能汚染、トルコ、生物相

概要:1987年6月15日~9月15日の間、トルコの黒海およびエーゲ海沿岸で採取されたサンプルにおけるチェルノブイリ事故後に広がった分裂した長寿命放射性核種を測定した。非破壊分析は高分解能γ分光法を用いて行った。事故後16ヶ月の残存放射能は針葉樹の針葉ならび地衣類に強く見られたが、食料品はあまり汚染を示さなかった。南ヨーロッパからの類似サンプルにおけるものと比較すると高めの106Ru/134Csおよび144Ce/134Cs比は、無反応性および不安定要素間の分画による可能性がある。

URLhttp://link.springer.com/article/10.1007/BF02166951

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