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チェルノブイリ立入禁止区域のコウモリにおけるストロンチウム90とセシウム137の放射能濃度 

  • タイトル:チェルノブイリ立入禁止区域のコウモリにおけるストロンチウム90とセシウム137の放射能濃度

著者:セルゲイ・ガスチャク、ニコラス・アンソニー・ベレスフォード、アンドレイ・マクシメンコ、アントン・ヴラシェンコ

典拠:放射線と生物環境物理学、49(4)、635‐644頁、2010年11月。

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概要:コウモリは保護種として、環境の放射線評価において保護の対象といってよい。しかしこれまでコウモリ種に関する放射生態学研究はほとんど無かった。本調査において、チェルノブイリ地区内で捕獲された10種のコウモリにおいてストロンチウム90とセシウム137の測定値140以上という結果が出た。ストロンチウム90の沈着の増加に伴い伝達が減少するとの指摘があったが、これは全種に当てはまらず、また観察された変異性を説明するものでもなかった。どちらの放射性核種も伝達(全身の放射能濃度と土壌の放射能濃度の比として表される)においてコウモリの雌雄の間に違いはなかった。全種のグループ間において伝達にかなりのばらつきが見られた。十分なデータを収集した二つの地域において、ホオヒゲコウモリは他の種よりも高い伝達を有することが分かった。

URL: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20714905?dopt=Abstract

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