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チェルノブイリで汚染された湖への塩化カリウムの適用:水生生態系における放射性セシウムの動態のモデル化と魚の汚染除去

タイトル:チェルノブイリで汚染された湖への塩化カリウムの適用:水生生態系における放射性セシウムの動態のモデル化と魚の汚染除去

著者:スミスJ. T., クヂェルスキーA. V., リャボフI. N., ハッデリングR. F., ブルガコフA. A.

典拠:Science of The Total Environment、305巻、1-3号、2003年4月15日、217-227頁。

DOI:http://dx.doi.org/10.1016/S0048-9697(02)00477-1

キーワード:チェルノブイリ、魚、放射性セシウム、対策

概要:本研究では、チェルノブイリで汚染された湖の魚における放射性セシウム(セシウム137)の生物蓄積を低減するための湖全体での実験についてテストを行った。チェルノブイリで汚染された地域の多くの湖では、魚に含まれる放射性セシウムの放射能濃度は、人間の消費が許容される限度よりまだかなり高い(種によって最大100倍に上る)。何ら対策がなされてない中、これらの地域の魚におけるセシウム137の衰退の長期見積もりの推計から、今後50〜100年の間、いくつかの湖の魚における放射能は消費が許容される限度以上であり続ける可能性があることが分かった。1998年2月に、我々はコスチコビッチ地区のスヴャトエ湖に15トンの塩化カリウムを適用した。湖への塩化カリウム肥料の追加によって、複数種の魚におけるセシウム137の放射能濃度は対策前の値の約40%減少した。スヴャトエ湖とは対照的に、4つの制御された湖の魚におけるセシウム137の放射能濃度は研究期間に系統だった減少を示さなかった。湖沼におけるセシウム137移行の簡略化モデルは、湖のカリウム濃度のこうした大きな変更の結果生じた水中と魚のセシウム137の変化を「ブラインド」状態で見事に予測した。実験は湖全体の生態系におけるカリウム(放射性セシウムの主なライバルとなるイオン)の主要な摂動に対する放射性セシウムの動態の予測モデルの初のテストを示している。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0048969702004771

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