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カテゴリー「甲状腺ガン」

チェルノブイリ事故後の小児甲状腺がん

タイトル:チェルノブイリ事故後の小児甲状腺がん

著者:J. シンニヴ、K. H. チャドウィック、A. カラグロウ

典拠:BMJ、310(6993)、1538‐1538頁、1995年1月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1136/bmj.310.6993.1538

キーワード:

概要:世界保健機関の代表者とチェルノブイリ事故で最も影響を受けた3カ国―ベラルーシ、ロシア、ウクライナ―からの報告によって、事故による放射性降下物に被ばくした子どもたちにおける甲状腺腫瘍の数の増加に注目が集まった。我々はこの前例のない事態に対して国際的な対応が必要であるとの見解を支持する。さまざまな国々がすでに反応しており、この問題に関して少なくとも8つの国際的アクションが、現在世界各地で起こっている。チェルノブイリ事故の被災者に医療援助を提供するための多くの国際相互的取り組みのいくつかについての印象を述べたい…

URL: http://www.bmj.com/content/310/6993/1538.1

チェルノブイリから15年:甲状腺がんの新たなエビデンス

タイトル:チェルノブイリから15年:甲状腺がんの新たなエビデンス

著者:柴田義貞、山下俊一、V. B. マシャキン、G. D. パナシュク、長滝重信

典拠:ランセット、358(9297)、1965‐1966頁、2001年12月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S0140-6736(01)06971-9

キーワード:

概要:チェルノブイリ原発事故は1986年4月26日に起こった。我々は、チェルノブイリの半径150キロ圏内に住んでいた小児および事故の前後に誕生した小児における甲状腺がんの発症の著しい増加の原因を調査した。1987年から1989年の間に生まれた小児9472名においては甲状腺がんは一切見られなかった一方、1986年4月27日から同年12月31日の間に生まれた2409名の小児においては1件、1983年1月1日から1986年4月26日の間に生まれた9720名においては31件の甲状腺がんがそれぞれ報告された。チェルノブイリ事故に由来する短寿命の放射性降下物がチェルノブイリ周辺に住む小児の甲状腺がんを誘発したと考えられる。

URL: http://scirus.com/srsapp/search?q=chernobyl+(thyroid+cancer)&t=all&fdt=0&tdt=2014&drill=yes&sort=0&p=30&nff=pdf

チェルノブイリ事故後のベラルーシとウクライナの甲状腺がんの発生率の比較

タイトル:チェルノブイリ事故後のベラルーシとウクライナの甲状腺がんの発生率の比較

著者:P. ジェイコブ、T. ボグダノヴァ、E. E. ブグロヴァ、J. E. ケーニヒスベルク、N. D. トロンコ

典拠:国際会議シリーズ、1234、215-219頁、2002年5月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S0531-5131(01)00622-7

キーワード:チェルノブイリ、甲状腺がん

概要:1968年-1985年の間にベラルーシとウクライナで生まれた者の甲状腺がん症例に関するデータを分析した。被ばく後の甲状腺がん症例の総数の依存性は2カ国で類似しているが、手術時や被ばく時の年齢依存性において明白な違いが認められた。

URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0531513101006227

チェルノブイリ事故後のウクライナの子供たちにおける甲状腺がんの15年間の観測の概括

タイトル:チェルノブイリ事故後のウクライナの子供たちにおける甲状腺がんの15年間の観測の概括

著者:N. D. トロンコ、T. I. ボグダノヴァ、I. A. リフタレフ、I. A. カイロ、V. I. シュパク

典拠:国際会議シリーズ、1234、77-83頁、2002年5月。

デジタルオブジェクト識別子: 10.1016/S0531-5131(01)00597-0

キーワード:甲状腺がん、小児、登録、被ばく線量、病理

概要:ウクライナの内分泌研究所代謝の臨床病形態学的レジスタのデータによると、ポスト・チェルノブイリの一定期間(1986年~2000年)ウクライナにおいて15歳以下の小児における甲状腺がんが472件報告された。うち431件はチェルノブイリ事故前に生まれた子どもたちで、11件は事故時に胎内にいた子どもたち、そして30件はチェルノブイリ事故後に生まれた子どもたちだった。最大件数(57)が報告されたのは1996年で、0歳から14歳までの子ども10万人あたり0.57人に上り、この年齢層のチェルノブイリ事故以前の平均発生率を11,4倍上回った。最も高い発生率が報告されたのは、放射性核種のヨウ素で最も汚染されたウクライナの6地域(キエフ州、チェルニゴフ州、ジトミル州、ロブノ州、チェルカースィ州、およびキエフ市)であった。…

URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0531513101005970

チェルノブイリ周辺における小児甲状腺がんの分子疫学

タイトル:チェルノブイリ周辺における小児甲状腺がんの分子疫学

著者:山下俊一、柴田義貞、難波裕幸、高村昇、V. サエンコ

典拠:国際会議シリーズ、1236、201‐205頁、2002年7月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S0531-5131(01)00855-X

キーワード:チェルノブイリ、スクリーニング、甲状腺がん、遺伝子再構成、情報伝達

概要:…甲状腺疾患の比較研究により、チェルノブイリ事故以前に生まれた子どもの甲状腺がんにおける短寿命放射性ヨウ素の可能性が示された。次に、甲状腺発がんの最近の分子解析の立場からは、幼年期の甲状腺がん組織におけるRET/ PTC遺伝子再構成の発生率が高いことを示すエビデンスが今日報告されている。RET/ PTC遺伝子再構成以外にも、甲状腺細胞においては放射線被ばくに対する細胞内シグナル伝達の応答の乱れも重要であり、諸結果が実証するところでは、放射線被ばくは膜脂質の破壊による細胞内標的分子の構成的活性化を通して異常な甲状腺細胞の増殖を引き起こし、続いてアポトーシスを起こしやすい経路を妨害する可能性がある。…そのためヒトの甲状腺においては低線量であっても、放射線の晩期障害について、特にチェルノブイリ周辺においては、放射線に敏感な脆弱なグループをより長期間注意深くモニターする必要がある。

URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S053151310100855X

チェルノブイリ事故によって被ばくしたベラルーシの子どもたちと青年における甲状腺がん:線量とリスク評価

タイトル:チェルノブイリ事故によって被ばくしたベラルーシの子どもたちと青年における甲状腺がん:線量とリスク評価

著者:J. E. ケーニヒスベルグ、E. E. ブグロヴァ、J. E. クルク、A. L. ゴロヴネヴァ

典拠:国際会議シリーズ、1234、293‐300頁、2002年5月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S0531-5131(01)00618-5

キーワード:甲状腺がん、チェルノブイリ事故、評価

概要:…チェルノブイリ事故後の多くの甲状腺がん症例…チェルノブイリ事故の結果…放射線誘発甲状腺がん。…チェルノブイリ原子力発電所における事故、甲状腺がん発生率…

URL: http://scirus.com/srsapp/search?q=chernobyl+(thyroid+cancer)&t=all&fdt=0&tdt=2014&drill=yes&sort=0&p=30&nff=pdf

放射性ヨウ素誘発性甲状腺がん:チェルノブイリ事故の余波の調査

タイトル:放射性ヨウ素誘発性甲状腺がん:チェルノブイリ事故の余波の調査

著者:J. ロビンス、A. シュナイダー

典拠:内分泌学&代謝のトレンド、9(3)、87-94頁、1998年4月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S1043-2760(98)00024-1

キーワード:放射線、甲状腺がん、甲状腺がん遺伝子、放射性ヨウ素、チェルノブイリがん

概要:外部放射線被ばくと甲状腺がんとの関係についてはよく知られているが、ヨウ素の同位体による内部放射線被ばくの発がん性影響についてはほとんど知られていない。チェルノブイリ原発事故によって、大気中に大量の放射性同位体のヨウ素が放出された。その後被ばく小児において甲状腺がんが多発したことにより、それらの悪性腫瘍が事故の結果発生したことは間違いないものと考えられた。しかし、それらがヨウ素131の被ばくに主に起因することを確かめ、線量反応関係を測定し、継続的な影響をモニターし、他の要因について調査するための慎重に計画された疫学的調査が必要である。予備調査によれば、チェルノブイリ地域の甲状腺がんにおける体細胞の遺伝的変化には明確なパターンがあることが分かっている。

URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1043276098000241

オットー・フーク放射線研究所のチェルノブイリ援助プログラム10年:ベラルーシにおける甲状腺がんに対する治療および研究プロジェクト

タイトル:オットー・フーク放射線研究所のチェルノブイリ援助プログラム10年:ベラルーシにおける甲状腺がんに対する治療および研究プロジェクト

著者:E. ランフェルダー、E. P. デミドチク、Y. E. デミドチク、Y. D. シドロフ、Z. E. ゲドレヴィチ、L. W. ビルコヴァ、L. I. ガモリナ、…C. フレンツェル

典拠:国際会議シリーズ、1234、201-204頁、2002年5月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S0531-5131(01)00609-4

キーワード:チェルノブイリ、甲状腺がん、甲状腺病理、医療、組織バンク

概要:チェルノブイリ原子事故後の甲状腺がん発生率の予想外に深刻な増加により、それらの健康上の問題を軽減するため、外国からの多くの研究とベラルーシに対する援助が寄せられた。1991年にはドイツの非政府医療科学慈善団体であるオットー・フーク放射線研究所が、いくつかの長期的な援助プログラムと甲状腺がんおよびこの器官の他の疾患に対するに対する治療や研究プロジェクトを開始した。1993年以降「ゴメリ甲状せんセンター」プロジェクトでは、がんを含む甲状腺疾患の診断と治療のために同地区からの7万人以上の患者を扱った。…6500件以上が甲状腺がんと診察され、3万以上の病理学スライドが作成された。1997年にはゴメリで「放射性ヨウ素療法」プロジェクトが開始し、以来450を超える患者の治療が行われた。…

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0531513101006094

チェルノブイリ事故後の若者における甲状腺がんに関するベラルーシ/ロシア/ EU / IARC/ SMFH共同による症例対照研究

タイトル:チェルノブイリ事故後の若者における甲状腺がんに関するベラルーシ/ロシア/ EU / IARC/ SMFH共同による症例対照研究

著者:研究グループ代表、E. カーディス、V. イワノフ、A. ケスミニン、I. V. マラホヴァ、柴田義貞、V. テネット

典拠:国際会議シリーズ、1234、105‐113頁、2002年5月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S0531-5131(01)00600-8

キーワード:甲状腺がん、放射線リスク、リスク修飾因子、ヨウ素欠乏症、遺伝性素因、小児、チェルノブイリ

概要:チェルノブイリ事故をきっかけとした国際的共同研究から数年経った1996年、いくつかのグループによって、ベラルーシとロシアの汚染地域の若者における甲状腺がんの症例対照研究を実施することが提案された。…共同研究によって、電離放射線に被ばくした小児、青年および若年成人における甲状腺がんリスクに関する最も大きなデータソースが収集された。本研究の結果は、CIS内の被ばく者における公衆衛生活動にとってと同時に、一般的な放射線防護活動にとっても重要な意味を持つといえる。

URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0531513101006008

イングランド北部の小児および若年成人における甲状腺がん。チェルノブイリ事故に関連して発生率が増加しているか?

タイトル:イングランド北部の小児および若年成人における甲状腺がん。チェルノブイリ事故に関連して発生率が増加しているか?

著者:S. J. コッテリル、M. S. ピアース、L. パーカー

典拠:ヨーロッパ癌ジャーナル、37(8)、1020‐1026頁、2001年5月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/S0959-8049(00)00449-4

キーワード:甲状腺腫瘍、小児がん、若年成人、ヨウ素の放射性同位元素、原子力事故

概要:イングランド北部の若年層(<25歳)における1968年から1997年の間の甲状腺がんの発生率を分析し、発生率の変化がチェルノブイリ原発事故による放射性降下物の空間的・時間的分布と一致するかどうかを検証するために、甲状腺がんの人口ベースのデータを北部地域青少年の悪性疾病登録から入手した。乳頭がんまたは濾胞がんに分けての甲状腺がんの発生率について、1968年から1986年におけるものと、1987年から1997年のものを比較した。 …発生率のこうした時間的·空間的変化は、高年齢層より若い年齢層により大きな影響を与えていることが予測されるとはいえ、チェルノブイリ事故との因果関係を示している。しかし確認方法の改良や腫瘍の早期発見といった諸要素が発生率の増加に寄与している可能性もある。…

URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0959804900004494

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