ヘッダー画像

チェコ共和国テメリン原子力発電所の影響を受けた水圏における放射性核種濃度

タイトル:チェコ共和国テメリン原子力発電所の影響を受けた水圏における放射性核種濃度

著者:ハンスリクE., イヴァノヴァD., イエディナコヴァ・クリゾヴァV., ユラノヴァE., シモネクP.

典拠:環境放射能ジャーナル、100巻、7号、558-563頁、2009年7月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1016/j.jenvrad.2009.03.020.

キーワード:アクティベーションと核分裂生成物、放射性廃水、堆積物、表面水、テメリン原子力発電所、トリチウム

概要:本論では、ヴルタヴァ川およびエルベ川に対するテメリン原子力発電所の想定される影響に関する長期的現地調査の結果を示した。調査は原子力発電所稼働前後の2段階に分けられた。稼働前(1989‐2000年)の調査の主目的は、核兵器試験とチェルノブイリ事故による放射性核種の環境の異なる要素にとってのバックグラウンドレベルを決定することであった。本論はまた、テメリン原子力発電所からの排水中のトリチウム放電による河川の放射能汚染の危険性についても取り上げている。2001-2006年の稼働期間には、モニタリングの結果、トリチウムを除き、水圏におけるあ放射能と核分裂生成物の濃度に対するテメリン原発の影響は検出されなかった。ヴルタヴァ川の年間平均トリチウム濃度は以前に平均および最低保証流出条件のために見積もられた予測と一致している。プラハでのヴルタヴァ川におけるトリチウムの最大濃度26.6 Bq/lは2003年の乾期後に観察された。

URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X0900071X

前後へのリンク

コメント




▲ページの先頭へ戻る