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トルコ北東のギレスン県で採集された地衣類サンプルにおけるセシウム137とカリウム40の放射能濃度測定と元素分析

タイトル:トルコ北東のギレスン県で採集された地衣類サンプルにおけるセシウム137とカリウム40の放射能濃度測定と元素分析

著者:チェリクN., チェヴィクU., チェリクA., コズB.

典拠:環境同位体&健康研究、44巻、3号、315-323頁(9頁)、3、2008年9月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1080/10256010802310077

キーワード:セシウム137、元素分析、地衣類、自然放射能、ポタシウム40、トルコ

概要:チェルノブイリ事故から約21年後、ガンマ線分光法によるセシウム137とカリウム40の放射能濃度測定とエネルギー分散型X線分光法による元素分析が、トルコ北東のギレスン県で採集された5つの異なる地衣類について行われた。藻類と菌類の共生である地衣類が環境測定のために主に使用されるのは、菌類の仲間は必要な栄養素もしくは放射性核種の重金属といった有害物質でも主体的に取り込むためである。ガンマ放射線の結果、チェルノブイリ原発事故によって放出された人工的放射性核種であるセシウム137がいまだにこの県の環境中の要素であることが分かった。セシウム137とカリウム40の平均放射能濃度は、乾燥重量で24~254(平均値102Bqkg −1)、および345~2103(平均値1143Bqkg −1)の範囲だった。元素分析の結果、ポタシウム、カルシウム、チタン、鉄、錫、バリウムが異なる濃度で見られた。

URL:http://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/10256010802310077

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