ヘッダー画像

菌類および放射性核種からの電離放射線

タイトル:菌類および放射性核種からの電離放射線

著者:ダイトンJ., トゥガイT., ジダノヴァN.

典拠:FEMSマイクロバイオロジーレターズ、281号、2号、109‐120頁(12頁)、1、2008年4月。

デジタルオブジェクト識別子:10.1111/j.1574-6968.2008.01076.x

キーワード:メラニン、マイクロ菌類、菌根、放射線適応的特性、放射性核種、修復

概要:環境中の放射性核種は人間の健康と生態毒性にとって主要な関心事の一つである。チェルノブイリ原子力発電所の爆発により、生態系において放射性核種の移動を媒介する真菌が果たす役割への関心が新たになった。これらの調査の結果、特にその菌根というスタイル、放射性核種の長期蓄積、その宿生植物による植物連鎖への転送および蓄積の調整といった、菌類の重要性に関する知識が増加した。チェルノブイリ原発内および周辺から隔離された菌類で、微小菌類は電離放射線へのばく露に対して非常に強いことが分かった。ある種の真菌種の放射線抵抗性はメラニンの存在に関連しており、メラニンが代謝エネルギーの輸送体として作用する新たな特性を有することが示され、菌糸の成長促進に関与し、放射線源に対して敏感な菌糸の成長を調整していることが分かった。最新のこれらの知識を用いれば、放射性汚染サイトのバイオレメディエーションおよび産業排水の浄化における真菌の有用性を示すことができよう。

URL:http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1574-6968.2008.01076.x/full

前後へのリンク

コメント




▲ページの先頭へ戻る