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ベラルーシのチェルノブイリの被害者に関する疫学研究の現状

タイトル:ベラルーシのチェルノブイリの被害者に関する疫学研究の現状

著者:マツコV. P.

典拠:[PDF-101K]、2002年8月。

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概説:本報告は、科学研究機関および保健省の諸機関で公表されたデータに基づいて、チェルノブイリ原発(ChAPS)事故の後遺症についてのベラルーシの疫学研究の結果を分析したものである。共和国内における被災者のための衛生対策の特別なシステムおよびその統計結果により、この集団の異なるコホートの年間の罹患率と死亡率のデータを取得できた。被災者および共和国の全人口の健康は共に、個々の行動、医療や衛生状況と関わる経済的、環境的(すなわち自然と社会中の)要因の影響を受けている。被害を受けた人々の間で発病率が高いことは、ある程度、ChAPS事故のみによるのではなく、衛生システムが確立され、診断の質が改善されたことによって説明することができる。一方、算定されたデータは長期観察、傾向の評価、さらなる研究における優先度の方向の選択の基礎として重要である。算定された資料は、共和国の人口、特にChAPS事故による被災者の健康状態の悪化を示している。被害を受けた人々における高い病気の発生率(総人口の5分の1を占める)によってベラルーシ全体の罹患率が増加していることは疑いない。

URL:http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/reports/kr21/kr21pdf/Matsko2.pdf

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