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事故から20年経ったチェルノブイリにおける放射能と関連する昆虫とクモの減少

タイトル:事故から20年経ったチェルノブイリにおける放射能と関連する昆虫とクモの減少

著者:A. P. メラー、T. A. ムソー

典拠:生物学書簡、5(3)、356‐359頁、2009年6月。

デジタルオブジェクト識別子: 10.1098/rsbl.2008.0778

キーワード:トンボ、生態系、バッタ、花粉媒介、クモ

概要:低線量放射線の動物の個体数に対する影響についてはよく知られていない。我々は標準的なスポットセンサス法とライントランゼクト法を用いて、バックグランド放射線量が4桁違うチェルノブイリ周辺の森林地域でマルハナバチ、蝶、バッタ、トンボ、クモの巣の調査を行った。無脊椎動物の個体数は放射線量が多いと減少することが、土壌タイプ、生息地、植物の高さといった要因を統制した後でも認められた。こうした影響は地域全体を通してというより、放射線量が異なる区画の間でより強く見られ、チェルノブイリ事故で放出された放射線の動物に対する環境的影響はこれまで考えられていたよりも大きいことが示唆されている。

URL: http://rsbl.royalsocietypublishing.org/content/5/3/356

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