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長期にわたる健康影響の評価

タイトル:長期にわたる健康影響の評価

著者:カーディスF.[がん研究国際機関、リヨン(フランス)]、オケアノフA. E.[白ロシア・ソビエト社会主義共和国科学アカデミー、ミンスク(白ロシア)]、リクタリエフI., プリシャジニュク

典拠:会議:チェルノブイリから10年の国際会議:事故の放射線影響の総括、ウィーン、1996年4月。

キーワード:長期健康影響

概要:子どもの頃に被ばくした人々における甲状腺がんの劇的な増加を除くと、被害を受けた3国において原発事故による放射線被ばくが公衆衛生に大きな影響を与えたという証拠はこれまでひとつもない。被ばく者における癌の頻度の増加が報告されているが、被ばく者のフォローアップの度合いと方法の差、また比較の対照となる一般集団の違いにより、それらの結果を解釈することは困難である。もし原爆被爆者あるいは他の被ばく者の体験を適用できるならば、事故による放射性物質の主な結果は癌であり、過剰に発生した癌による死者の数は汚染地域におけるリクビダートルと住民の間で最大となり、2000~2500倍となろう。そこから推定される4万1500人および43万3000人 (推定被ばく者数は20万人および370万人)を対象にして、増加を疫学的に検出することは困難であろう。しかし注目されるのは、チェルノブイリによって被ばくした人々が受けた被ばくは、原爆被爆者のそれとは(タイプとパターンにおいて)異なるということである。したがって後者から得られた予測は不確実である。実際、子どもの頃に被ばくした人々における甲状腺がんの発生率の増加は予測されていなかった。さらに事故からまだ10年しか経っていない。したがって、たとえリクビダートルにおける白血病の他には、チェルノブイリ事故によるがんの増加の検出が期待されないとしても、人々の健康状態のモニタリングを、事故の公衆衛生への影響を評価するために継続することは不可欠である。

URL:http://www.osti.gov/bridge/product.biblio.jsp?query_id=2&page=0&osti_id=273753

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