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原爆放射線への子宮内曝露と精神遅滞;再評価

タイトル:原爆放射線への子宮内曝露と精神遅滞;再評価

著者:大竹正徳、ショルW. J.

典拠:British Journal of Radiology、1984年、57、409-414頁。

doi: 10.1259/0007-1285-57-677-409

キーワード:原爆、広島、長崎、精神遅滞

概要:広島と長崎で子宮内で原爆放射線被ばくした子どもたちにおける精神遅滞の有病率が胎児妊娠期間および組織線量を参考にして再評価された。妊娠0-8週間後ではリスクは無かった。前脳損傷のリスクが最も高いのは妊娠期間8-15週間で、神経要素の最も急速な普及、そして全てとは言えないがほとんどの増殖性のゾーンから大脳皮質への神経芽細胞の遊走が生じる時期である。全体的にみて、後続期間に比べ、これらの週におけるリスクは5倍以上である。臨月では、その後の精神遅滞の頻度として表される損傷は、胎児が受けた線量に直接関連していると考えられる。線形モデルは15週以降の放射線関連精神遅滞に完全に適用されるわけではなく、観測値は0しきい値が存在する可能性があることを示している。そのデータは、0.40% per cGy もしくは40% per grayという精神遅滞の発生確率と一致している。

URL:http://bjr.birjournals.org/content/57/677/409

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