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チェルノブイリ地域からのイスラエル移民におけるストレス関連疾患に関する2年間のフォローアップ研究

タイトル:チェルノブイリ地域からのイスラエル移民におけるストレス関連疾患に関する2年間のフォローアップ研究

著者:クィカルJ., アドベルガニA., ゴールドスミスJ. R., クアステルM., イェヴェルソンI. I.

典拠:Environ Health Perspect、1997年12月、105(別冊6)、1545-1550頁。

キーワード:ストレス障害、(チェルノブイリ被災地からの)移民、イスラエル

概要:本稿では、CISの他の共和国から移民してきた比較対象と一致した、1986年のチェルノブイリ事故地周辺の被ばくエリアからの移民を対象とした2年間のフォローアップ研究の結果について報告する。708名の移民を対象とした初期研究では、サンプルは移民の年齢、性別、年によって一致した。我々は、国際原子力機関のマップに基づき地表セシウム汚染のレベルを推定することによって、「高い・低い」という2つの被ばくグループを査定した。データ収集を行った第一団のうち520名の移民に再インタビューを行った(再インタビュー率73%)が、うち87名は高被ばく地域から、217名は低被ばく地域から来たもので、216名は比較対象者であった。本調査では、心的外傷後ストレス障害 (PTSD)、うつ病、身体化、不安、および物理的影響(高血圧、急性症状、および慢性疾患)といった症状の有病率を調べ…

URL:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1469946/

原子力神経精神医学:チェルノブイリ大惨事から25年が経過して

著者:K.N.ロガノフスキー

キーワード:原子力神経精神医学

概要:ロシア語全文がウェブ上に掲載。ネット上の雑誌の26~41ページ

URL: http://nmt-journal.com/arch/files/full/2012_2.pdf

イオン化放射線による神経系への影響

著者:A.V.レベジンスキー、Z.N.ナヒルニツカヤ

典拠:Атомиздать(アトム出版)、1960

キーワード:神経系、線量、X線被ばく、EEG

URL:http://books.google.co.jp/books/about/%D0%92%D0%BB%D0%B8%D1%8F%D0%BD%D0%B8%D0%B5_%D0%B8%D0%BE%D0%BD%D0%B8%D0%B7%D0%B8%D1%80%D1%83%D1%8E%D1%89%D0%B8%D1%85.html?id=d1FBAAAAYAAJ&redir_esc=y

チェルノブイリの遺産:健康、環境そして社会経済的影響、そしてベラルーシ、ロシア連邦、そしてウクライナ政府への提言

タイトル:チェルノブイリの遺産:健康、環境そして社会経済的影響、そしてベラルーシ、ロシア連邦、そしてウクライナ政府への提言

著者:

典拠:チェルノブイリ・フォーラム、2003-2005年、改訂2版

キーワード:県境への影響、社会経済的影響、環境、ロシア、ベラルーシ、ウクライナ

概要:1986年のチェルノブイリ原発事故は、原子力産業史上最悪のもので、ベラルーシ、ウクライナおよびロシア連邦にまたがる広大な地域に放射性核種を拡散させた。20年経った現在、国連機関と3国の代表者たちが健康、環境、社会経済的な影響について検証した。

URL:http://www.iaea.org/Publications/Booklets/Chernobyl/chernobyl.pdf

チェルノブイリの第六感:常に存在する意識のシンボリズム

タイトル:チェルノブイリの第六感:常に存在する意識のシンボリズム

著者:フィリップスS. D.

典拠:Anthropology and Humanism、29巻、2号、159‐185頁、2004年12月。

doi: 10.1525/ahu.2004.29.2.159

キーワード:チェルノブイリ、ウクライナ、記憶、シンボル、博物館

概要:本稿では1986年のチェルノブイリ原発事故における象徴的な生について検証する。チェルノブイリの象徴はリソースのセットとして機能していると考える。すなわち、それらは記憶を生産するとともに、新しい社会を作るための根拠となっている。本分析は、学術的、大衆的言説、文学、博物館におけるチェルノブイリの諸表現に基づいている。具体例と集団記憶に関する議論を通して、災害体験を共有する人々の間でチェルノブイリが第六感のようなもの、あるいは「意識・プラス」を生み出していると主張する。

URL:http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1525/ahu.2004.29.2.159/abstract

チェルノブイリのリクヴィダートルにおける腫瘍疾患のリスク:徹底的な臨床的・疫学的モニタリング調査の結果

著者:L.I.クラスニコヴァ、V.A.ブズノフ

典拠:Проблеми радіаційної медицини та радіобіології (放射線医学と放射線生物学の問題)、2007

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チェルノブイリ報道における核バッシング:事実かフィクションか?

タイトル:チェルノブイリ報道における核バッシング:事実かフィクションか?

著者:フリードマンS. M.他

典拠:ジャーナリズム・マスコミュニケーション教育協会年次総会の発表原稿(第72回、ワシントンDC、1989年8月10-13日)

キーワード:テレビ放送、ニュース、核エネルギー、メディア報道、ソ連

概要:原子力報道について批評家たちは、メディアが原子力事故の重要性を過度に強調し、公衆の恐怖を助長し、原子力とリスクへの一般的理解に重要な情報を除外していると批判した。記者や編集者たちの間に反核のバイアスがあると感じている者もいる。チェルノブイリ事故報道の初めの2週間において、そのような批判が当てはまるか検証するための調査を行った。「ニューヨーク・タイムス」「ワシントン・ポスト」「フィラデルフィア・インクワイアラー」「ウォールストリート・ジャーナル」「アレンタウン(ペンシルバニア)」「モーニング・コール」および CBS、NBC、ABCの夜のニュースの報道を分析した。その結果以下のことが明らかとなった。(1)重苦しい事故報道の反面、他諸国における安全記録、事故の歴史、そして核産業の現状の情報を扱っていたのは、新聞およびネットワーク報道のうちわずか25パーセント(しばしばさらに少なかった)だった。(2)そのような情報がニュース報道の基盤となるにも拘らず、国民における核理解を向上させるような、あるいはチェルノブイリ事故の位置づけを明らかにするような情報の提供が不十分だった。(3) 記事とニュース番組においては核支持と反核の意見がバランスよく配置され、恐怖を引き起こすネガティブな情報が過剰に含まれるということはなかった。こうしたことは、これらの新聞やネットワーク報道が核産業や一般的な原子力発電の批判あるい「バッシング」にこの事故を利用していなかったことを示している。(4つの表と20の注を含む)

URL:http://www.eric.ed.gov/ERICWebPortal/search/detailmini.jsp?_nfpb=true&_&ERICExtSearch_SearchValue_0=ED309443&ERICExtSearch_SearchType_0=no&accno=ED309443

チェルノブイリ事故の生存者に見られる慢性疲労症候群およびメタボリックシンドロームX は細胞膜の病理か否か

著者:A.N.コヴァレンコ、K.N.ロガノフスキー

典拠:Український медичний часопис (ウクライナ医学誌)、2001

キーワード:慢性的疲労症候群、メタボリックシンドロームX,リクヴィダートル、チャネロパチー、マンブラノパチー

概要:チェルノブイリ作業員に見られる慢性的疲労症候群(CFS)とメタボリックシンドロームX(MSX)を調査し、現代の医学的知識を用いて病因の解明を試みた。1990~2001に、事故当時の作業員367人を無作為に選出し調査。CFSの値は著しく(p<0,001)減少:65,5%(1990–1995)→ 10,5%(1996–2001)。一方、MSXの値は著しく上昇:15→48,2%。CFSとMSXは神経精神医学的・身体的病理の発展の一段階であると考えられる。CFSはMSXへと変化し得る。CFSとMSXのメカニズムにおけるチャネロパチーの役割について議論...細胞膜直下、細胞膜、細胞膜上における放射線の影響は、人体全身レベルでの病理に発展しうる。(ウェブ上にロシア語全文掲載)

URL: http://www.umj.com.ua/wp-content/uploads/archive/26/pdf/820_rus.pdf?upload

チェルノブイリの不快な遺産とダークツーリズム

タイトル:チェルノブイリの不快な遺産とダークツーリズム

著者:ペレスJ. R.

典拠:A Reader in Uncomfortable Heritage and Dark Tourism、メリルS., シュミットL.編、ブランデンブルグ工科大学コットバス校、建築保全学部、2008-2009年。

キーワード:記憶、エッセー

概要:2008年10月から2009年3月のブランデンブルグ工科大学コットバス校建築保全学部は「ダークツーリズムと不快な遺産」と名付けられた研究プロジェクトを開催した。その目的は、ダークツーリズム研究というサブ・ディシプリンの近年の発展に基づき、遺産研究というデシィプリン内における不快、困難あるいは要注意の遺産サイトの成長と現時点での重要性を確認し、認識を発展させることである。…本文より「私が初めてチェルノブイリという名前を聞いたのは14歳の時だった。メキシコ育ちの少年の常として、ウクライナはもちろんソ連のニュースに多く触れることはなかった。私のお気に入りのシンガーソングライターの誰かの短い詩の中だったが、20行ほどの中に『チェルノブイリの空のように暗い』という表現があって、愛から疎外された残酷な状況を表していた。研究を重ね、私はチェルノブイリの原子力発電所で恐ろしい爆発が起こり、広範囲、長期に渡っておぞましい結果をもたらしたことを学んだ…」

URL:http://www.urbain-trop-urbain.fr/wp-content/uploads/2011/04/UHDT_Reader-allege.pdf#page=32

チェルノブイリ 永遠に

タイトル:チェルノブイリ 永遠に

著者:フィリップスS.

典拠:Somatosphere、2011年4月25日。

キーワード:チェルノブイリ、福島、25周年(チェルノブイリ事故)、人類学的ショック

概要:2011年3月11日、巨大地震と津波、津波によって損傷された福島第一原子力発電所における危機の高まりが日本を襲った。福島の事故が明らかにされ放射能汚染程度が明らかに(?!)されると、「これはもう一つのチェルノブイリか?」と世界の人々は考えた。地震からひと月後、日本政府はこの災害をチェルノブイリと同じレベル7に位置づけた。おそらくは、福島第一における状況が進むにつれて、チェルノブイリとの比較が詳しくなされ、話し合われ、異議が唱えられ、拒否されることであろう。現在のところ、1986年のチェルノブイリ原発事故の再認識─それは25周年「記念式典」と重なるものだが─が、事故によって生じた放射性降下物による健康、環境、社会的、文化的および政治的影響に関して様々に熟考する機会を提供してくれよう。

URL:http://somatosphere.net/test/2011/04/chernobyl-forever.html

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