タグ「セシウム137」
著者:Daisuke Tsumune, Takaki Tsubono, Michio Aoyama, Katsumi Hirose
典拠:Journal of Environmental Radioactivity (環境放射能誌)、111、2012年9月、ページ100-108
DOI:http://dx.doi.org/10.1016/j.jenvrad.2011.10.007
キーワード:福島原子炉事故、地域海洋モデル、放出率、セシウム、131I/137Csの活性比
概要:福島第一原発事故後によって放出されたセシウム137の海水内における濃度は68 kBq L−1 (6.8 × 104 Bq L−1)(2011年4月6日現在、福島第一原発近海地点)であった。故現場から海洋への放射線流出回路には二通りあったと考えられる:1.事故現場からの海洋への直接的な流入 2.空中を経由した回路。
URL: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X11002463
タイトル:福島原子力発電所事故後の人間の胎盤におけるセシウム134、137の含有量
著者:鈴木真、寺田宙、海野信也、山口一郎、櫻田尚樹、水上尚典
典拠:Journal of Obstetrics and Gynaecology Research、2013年7月2日。
DOI: 10.1111/jog.12071
キーワード:セシウム、ヒト胎盤、原発事故
概要:2011年3月11日に起こった福島原発(FNP)事故後のヒト胎盤中の放射性セシウム(134Cs、137Cs)による汚染程度については調査されてこなかった。資料および方法:2011年11月から2012年8月の期間に単胎正期産児を出産した10名の女性の10の胎盤における134Csと137Csの含有量をガンマ線分光分析用の高純度ゲルマニウム検出器を使って測定した。5名の女性はFNPの50キロ以内(近隣グループ)に居住し、出産は2012年2月末だった一方、他の5名はFNPの210‐290キロ以内(遠いグループ)に居住し、出産は2012年の7月および8月だった。
URL: http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jog.12071/abstract
タイトル:アドリア海のピルチャードにおける放射性セシウムの放射能濃度のポスト・チェルノブイリ調査
著者:フラニッチZ., ペトリネッチB., ブラニカG., マロヴィッチG., クベルカD., フラニッチZ.
典拠:Radiat Prot Dosimetry、2012年、151(2)、314-322頁。
DOI: 10.1093/rpd/ncs012
キーワード:セシウム134、セシウム137、アドリア海
概要:ポスト・チェルノブイリ期(1986‐2009年)のアドリア海のプリチャードにおける放射性セシウムの放射能濃度の調査報告である。チェルノブイリ以前の期間と比較すると、チェルノブイリ原発事故によってプリチャードにおけるセシウム137の放射能濃度は増加した。測定されたセシウム137の放射能濃度を理論曲線に適合させることにより、1986年から1990年は1.5±0.4 y、1991年から2009年は5.8±0.4 Yと推定され、プリチャード中のセシウム137の生態学的半減期に二峰性の挙動が観察された。消費によってクロアチア人口の成人メンバーがセシウム134とセシウム137の摂取によって受けた推定年間実効線量は少なかった。1986年-2009期間の集団線量は4.9+0.3人・Svだった。プリチャードにおいて観測されたセシウム134/セシウム137活性比は、他の環境サンプル内で見られたものと類似していた。プリチャードの濃縮係数はおおよそ93.7±39.2 l kg−1であると推定されたが、それは他の場所で観察された値と一致している。
URL:http://rpd.oxfordjournals.org/content/151/2/314.full.pdf+html
タイトル:子宮内または出生後の慢性暴露後、チェルノブイリ放射性降下物のセシウム137によって精巣ステロイド産生は変化しない。
著者:グリニャールE., ゲゲンY., グリソンS., ドゥブリヌI., グミロンP., ソウイディM.
典拠:Comptes Rendus Biologies、333巻、5号、2010年5月、416-423頁。
doi: http://dx.doi.org/10.1016/j.crvi.2010.02.003
キーワード:ステロイド産生、セシウム、慢性汚染、チェルノブイリ、子宮内曝露、出生後の慢性暴露
概要:精巣は放射性核種を含む汚染物質に特に敏感である。チェルノブイリ原発事故後、こうした放射性核種のいくつかが放出され、環境中に広がった。その後、子どもたちの内分泌系においてある種の障害が見られるようになった。これらの障害がセシウム137(137Cs)暴露によるものかどうかを検証するため、子宮内もしくは出生後における低線量の137Csによる慢性汚染の精巣ステロイド産生への影響をラットで調べた。汚染は9ヶ月間継続した。子宮内または出生後の汚染後では、ホルモン(17βエストラジオール、テストステロン、卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモン)の循環レベルにおいては何の変化も見られなかった。精巣ステロイド産生におけるものを含むいくつかの遺伝子の発現が影響を受けたが(cyp19a1, fxr, sf-1)、タンパク質の発現または活性の変更はなかった。これらの結果は、偶発的な放射線量を受けた後、成長中の生物は分子レベルにおいてセシウム137汚染による影響を受ける可能性があることを示している。
URL:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1631069110000466
タイトル:チェルノブイリ原子力発電所事故の結果として汚染されたリャザン地域の森林生態系における放射生態学の状況
著者:コノノワ、ガリーナ アレクサンドロヴナ
所収雑誌名:モスクワ、2004
キーワード:セシウム137、生態系、森林植生、マッシュルーム/キノコ、放射性核種移行、リャザン地域
概要:
URL:http://www.dissercat.com/content/radioekologicheskaya-obstanovka-v-lesnykh-ekosistemakh-ryazanskoi-oblasti-zagryaznennykh-rad
著者:D.V.デメンティイェフ、A.Ya.ボルスノフスキー
典拠:シベリア連邦大学の会報
ISSN: 1997-1389
DOI: 579.5:539.752+577(T2-575):582.16
キーワード:放射性核種、移動要因、キノコ、潅木
概要:コンビナート近辺に生息するキノコとベリー種を観察。チチアワタケ(Suillus granulatus)とヌメリイグチ(Suillus luteus)がこの地域の最良の放射能インジケーターである。これらの種のセシウム含有量は10 kBq/kg(乾燥質量)に達しうる。様々な放射性核種移動要因。ベリーの含有量は2~3マグニチュード低い。
URL: http://journal.sfu-kras.ru/en/article/1460/178
著者:A.F.ミロンチク
典拠:ベラルーシ・ロシア大学の会報、2008
ISSN:2077-8481
DOI: 631.438 : 658.562
キーワード:90Sr,137Cs,蓄積、農産物、人体
概要:世界各地で行われた核実験の影響。放射性降下物と緯度の関係。チェルノブイリ事故以前における、ソ連で栽培された農作物の放射能汚染データ。他国のデータとの比較。
URL: http://elibrary.ru/item.asp?id=17101280
著者:A.G.ポドリャク、S.F.ティモフェイェフ、N.V.グレベンシコヴァ、T.V.アラストヴィチ、V.P.ジュダノヴィチ
典拠:雑誌“放射能生物学、放射能生態学”、2005
ISSN: 0869-8031
DOI: 574.41.5:539.163:633.2.031:631.82: 631.86:546.36:546.42
キーワード:137Cs,90Sr,蓄積、農業、土壌
概要:線形および複数のリグレッション方程式を用いた放射性核種の移動原因の追及、予想モデル。科学的に合理的な保護対策の適用によって達成される、土壌における農芸化学の最適化...
URL: http://lib.bioinfo.pl/pmid:15810531
著者:E.K.レギン、Yu.I.トリフォノフ、M.L.ホフロフ、D.N.スグロボフ、E.E.レギナ、V.K.レギン
典拠:雑誌“放射能化学”、2008
DOI: 10.1134/S1066362208010177
キーワード:ストロンチウム、除染、浸水地帯、セシウム、河川
概要:クラスノヤルスク鉱業化学コンビナート地帯におけるグライ化作用を用いたストロンチウムの濾過の研究。ゲル膜の嫌気性可溶性モデル。
URL: http://link.springer.com/article/10.1134%2FS1066362208010177?LI=true#